株主の皆さん、積極的に配当を請求しましょう!

水瀬ケンイチ

個人の日本株投資で、配当重視の人が増えてきているそうです。
とってもいいことだと思う。

【NIKKEI NETより引用】
個人の日本株投資、「配当重視」が3割・フィデリティ投信調べ

 日本株に投資する個人投資家の30%が配当金狙い――。日本株または日本株で運用する投資信託を保有する個人投資家を対象にしたフィデリティ投信のアンケート調査でこんな結果が出た。高い配当利回りの株式で運用する投信などの登場で、配当重視の流れは広がっている。蔵元康雄副会長は「配当株投資に関心を寄せる投資家はさらに増える」と分析する。

 年齢別では、30代で配当重視との回答が46%で、60―70代の34%を大きく上回った。性別では、女性が38%に対し男性が29%。 (16:03)
【引用終わり】


60-70代よりも、30代の若い人の方が配当重視とは、ちょっと意外です。みんなしっかりしてますね~。
でも、日本の配当利回りは、欧米に比べて異常に低いのです。
例えば、主要国の年間配当利回りはこんな感じです。

日本 1.0%
米国 1.8%
イギリス 3.4%
フランス 3.3%
ドイツ 2.1%
オーストラリア 3.8%
(2004年8月末・野村アセットマネジメントHPより)

日本企業の配当はケチですねぇ。この差はいったい何でしょう?
日本では歴史的に、企業同士で株の持ち合いをしていて、経営者の都合のいいように、経営が行われてきた経緯があります。それが企業の成長にとっていい時代もあったようですが、時代は変わりました。投資家の株主としての権利がないがしろにされてきた悪影響のひとつが、日本株の全般的な低配当なのだと思います。

話は変わりますが、村上ファンドが、筆頭株主になった阪神電鉄に向かって土地等の休眠資産を売って、その分配当しろと言ったところ、世間からまるで「カネの亡者の乗っ取りだ」みたいな言われ方をされてます。
僕はおかしいと思います。上場企業は、誰がどれくらい株を買ってもまったく自由のはずです。株価が値下がりするリスクをとって大株主になっているのですから、会社が儲かっているなら配当を請求したり、効率的経営を求めたりするのは、投資家として当然の権利です。

今日、楽天がTBS株の約15.46%を約880億円で取得して筆頭株主になったそうです。本業で儲かっていても、株価や配当等の株主価値を向上させられない企業は、今後、資金を持つ会社にどんどん買収されてしまうでしょう。

大歓迎です。そういう会社が増えれば増えるほど、市場全体の価値、ひいては僕のインデックスファンドの価値も向上するというものです。
株主の皆さん、当然の権利を行使して、会社に対して積極的に配当を請求しましょう!
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Posted by水瀬ケンイチ