バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド(マネックス証券)からI-Shares S&P500 Index Fund(楽天証券)へメインファンド乗り換え検討 (その3)

水瀬ケンイチ

前回までの記事、
2006/11/03 バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド(マネックス証券)からI-Shares S&P500 Index Fund(楽天証券)へメインファンド乗り換え検討 (その1)
2006/11/04 バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド(マネックス証券)からI-Shares S&P500 Index Fund(楽天証券)へメインファンド乗り換え検討 (その2)
の続きです。


(5)今後のことについて

海外ETFに関しては、2003年に大手証券各社が導入してから3年間、あまり動きがありませんでした。しかし、ここにきて、情勢は大きく動き出しており、今後の環境改善が見込めそうです。

具体的には、今後は、海外ETFの売買手数料の低下と、商品ラインナップの拡充が期待できるかもしれません。

売買手数料の低下について。
海外ETFの取り扱いは、今はネット証券では楽天証券だけですが、Eトレード証券の海外ETF取り扱い開始は、あり得るかもしれないと思っています。
米国株式の取り扱いが既にあるからです。
そして、Eトレード証券の米国株式売買手数料は、現在26.25$(1000株まで)であり、楽天証券の31.5$(1000株まで)よりも5$程度安くなっていますので、もし海外ETFを取り扱ってくれれば、楽天証券よりも有利になります。(まあ、5$程度の差ですが)

また、それ以外の金融機関で取り扱いを始める可能性もなくはないと思います。
ちなみに、僕が個人的にマネックス証券に要望したところでは、「今回ご要望いただきました件につきましては、お客様のご要望として改善要望リストにあげさせていただき、社内にて検討するようにいたします。」との回答でした。改善とお断りのどちらとも取れますが、さてどうでしょう。

商品ラインナップの拡大について。
手数料の低下も大事ですが、むしろ、商品ラインナップの拡大の方が重要だと思います。
本来、僕は、S&P500連動のI-Shares S&P500 Index Fundだけでなく、MSCI US Broad Market インデックス連動の海外ETF(例えばVanguard Total Stock Market ETFなど)が、ポートフォリオにほしいと考えています。
また、より良い国際分散投資をするためには、米国株式だけでなく、米国以外の株式に投資する海外ETF、そして、債券に投資する海外ETFもほしいと考えています。
今後、このような海外ETFが、取り扱い対象になる可能性はあると思います。

<ご参考>個人的にぜひともほしいと考えている海外ETF
・Vanguard Total Stock Market ETF (米国株式・Expense Ratio 0.07%)
・iShares MSCI EAFE Index (米国以外の先進国株式・Expense Ratio 0.35%)
・iShares MSCI Emerg Mkts Index (新興諸国株式・Expense Ratio 0.77%)
・iShares Lehman 20+ Year Treas Bond (米国債券・Expense Ratio 0.15%)

海外ETFの売買手数料が安く、幅広い商品ラインナップを持つ金融機関が出てくれば、僕は飛びつかざるを得ないでしょう。

しかし、楽天証券で海外ETFを購入した後で、もっと良い金融機関が出てきても、もう金融機関を乗り換えるということはできないかもしれません。
というのも、海外ETFを購入してから再び金融機関を乗り換えるのは、繰り返される円転・ドル転にかかる為替手数料と税金のロスが大きすぎるからです。

では、より有利な金融機関の登場がひととおり完了するまで、海外ETFに手を出さないで待った方がよいのでしょうか。


そんなことはないと思います。
なぜなら、楽天証券の口座を残しつつ、新たな金融機関の口座も開けばよいだけのことだからです。
どうせ、既に複数の証券会社に口座開設しているわけだし、もうひとつくらい増えても、バイ&ホールドしているだけですから、そんなに困ることはないと考えています。

そして、保有しているであろうI-Shares S&P500 Index Fundは、既に最安レベルのコスト(エクスペンスレシオ0.09%)であり、相変わらずメインファンドであり続けるはずですから、もうファンドを乗り換える必要はありません。
他にほしい海外ETFが出てきたら、今後の追加資金で手当てすればいいと思います。

したがって、今後については、売買手数料の低下と商品ラインナップの拡充が期待できるが、その時は、追加で口座開設をすれば問題ない(それまで待つ必要はない)と考えます。

さて、これで、乗り換えにあたって個人的に気になっている、(1)コスト、(2)投資対象、(3)手続き、(4)税制、(5)今後のこと、という5つのポイントの整理が終わりました。
有利、不利、いろいろありましたが、それらを総合的に判断して、結局、どうするのか。
続きはまた次回。

(次回へ続く)


<追伸>
東京証券取引所に、海外ETFが直接上場されるのではないかと言う話も、聞こえてきています。
HZさんの脳の中のランダム・ウォーカーによると、11日4日付日経新聞で、「英ロンドン証券取引所が東京証券取引所に対し業務提携を申し入れた」「株価指数連動型の上場投資信託(ETF)の相互上場などを打診しており、東証側も協議に入る」との報道があったそうです。
そうなれば、コスト的にも、利便性的にも、非常にうれしいです。

ただ、実は、東京証券取引所は、2001年にアメリカン証券取引所と提携、「米国及び日本のETFを相互に上場・取引することにつながる見込みです」と発表しています。
http://www.tse.or.jp/cash/etf/teikei.html
それから、既に5年(!)。期待しながら、待てど暮らせど、実際には何も進展してきませんでした。
東証の動きには少し懐疑的…なんて個人的には少しヒネていたりして(笑)
いや、たしかに待ちぼうけを食らってきましたが、時代は流れています。東証自身も上場を目指すなど環境も変わってきているでしょう。
東証さんにはぜひ頑張ってほしいです。

<ご参考>今回取り上げたネット証券会社は以下から口座開設できます。
(会社名をクリックしてください)
・楽天証券「海外ETF」
・マネックス証券
・Eトレード証券
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Posted by水瀬ケンイチ