バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド(マネックス証券)からI-Shares S&P500 Index Fund(楽天証券)へメインファンド乗り換え検討 (その4)

水瀬ケンイチ

前回までの記事、「バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド(マネックス証券)からI-Shares S&P500 Index Fund(楽天証券)へメインファンド乗り換え検討 (その1)」、「同じく(その2)」、「同じく(その3)」の続きです。今回が最後になると思います。

今までの記事で、バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド(マネックス証券)からI-Shares S&P500 Index Fund(楽天証券)への乗り換えにあたって、僕が個人的に気になっていたポイントを、5つの観点から考えてみました。
これらを総合的に判断して、結局、僕がどうするのかについて書きたいと思います。

まず、5つの観点の評価について、複数の記事にわたっていたので、一覧表にまとめてみました。

バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドからI-Shares S&P500 Index Fundへの乗り換え評価のまとめ

網掛け部分、「コストについてのメリット」と、「ファンド取引の手続きについてのデメリット」のどちらを優先させるかが、判断の決め手になるかと思います。
具体的に言います。
「コストについてのメリット」とは、エクスペンスレシオの差である年率0.74%のパフォーマンス向上効果のことです。
「ファンド取引の手続きについてのデメリット」とは、ドルコスト平均法が使えず、いわゆる「リレー投資」をせざるを得ないことです。

リレー投資をすることにより、投資効率が悪化すると言われています。理屈では、この投資効率の悪化が、年率0.74%を超えるのであれば、乗り換えない方がよいということになります。
しかし、実際に何%パフォーマンスが悪化するかは、今後の相場の騰落パターンによって変動するので、現時点では不確定です。あったとしても、それが年率0.74%よりも大きいとは僕には思えません。

それに対して、乗り換えによる年率0.74%のパフォーマンス向上は、ノーリスクで、しかも確実に見込めます。
ノーリスクで確実なパフォーマンス向上。これは、資産運用の世界では滅多にない、見逃せないチャンスであると考えられます。
0.74%という数字はごく小さいもののように見えますが、現在、バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドに投資している金額はかなり大きなものになっているので、掛け合わせると、自分にとってインパクトのある金額になります。

どうやら、乗り換えた方がよさそうです。

では、いつ乗り換えるのがよいでしょうか?
2007年中までは、譲渡益および分配金の税金が10%のままなので、1年くらいは様子を見る?
一覧表にもあるとおり、「今後については、売買手数料の低下と商品ラインナップの拡充が期待できるが、その時は、追加で口座開設をすれば問題ない(それまで待つ必要はない)」と思います。
まして、1年も待つと、上記の(インパクトのある)パフォーマンス向上金額が、そのまま「機会損失」になってしまいます。

どうやら、「なるべく早く」がよさそうです。



あわせて、リレー投資のデメリットを、少しでも軽減する方法を考えました。

ポイントはリレー投資に使う外国株式インデックスファンドを何にするかです。
引き続き、「バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド」を使えば楽ちんなのですが、同ファンドのように、売買のたびに為替手数料が別途かかるファンドは、リレー投資のたびに、確実に投資効率を落とすことになってしまうので、パス。
また、「ステート・ストリート 外国株式インデックス」のように、信託財産留保額が設定されているものも、リレー投資のたびに、確実に投資効率を落とすことになってしまうので、これまたパス。
(誤解のないように付け加えますが、両ファンドとも、通常投資するインデックスファンドとしては良いファンドだと思います)

つまり、リレー投資用の外国株式インデックスファンドは、為替手数料および信託財産留保額がないものにするのがよいと思います。
(ノーロードであることは当然すぎるのであえて言及しません)

僕が選んだリレー投資用ファンドは、マネックス証券の「トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド」です。
世界主要各国に投資するファンドなので、厳密には、米国株式ファンドではないのですが、投資先の大半は実質米国なので、まあ許容範囲です。
これで、リレー投資のデメリットを少しは軽減できるのではないでしょうか。

というわけで、いろいろ検討してきましたが、水瀬の結論はこうです。

バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドからI-Shares S&P500 Index Fundに、メインファンドを乗り換えます。
今後は、トヨタアセット・バンガード海外株式ファンドを、ドルコスト平均法で積み立てて、数十万円まで貯まった時点で売却し、I-Shares S&P500 Index Fundを購入します。
あとは、ひたすらストロングホールド。



最後になりますが、本記事は、あくまで水瀬の個人的なポートフォリオにおける、個人的な考え方であり、人それぞれ、結論は違って然りだと思います。
資産運用に悩まれている方の、何かの参考になればと思い、個人的な考えを書いた次第であります。正しい判断かどうかも分かりません。
実際に投資される際には、ご自身の環境に合わせて十分にご検討のうえ、投資されることをおすすめいたします。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

(終わり)


<ご参考>今回取り上げたネット証券会社は以下から口座開設できます。
(会社名をクリックしてください)
・楽天証券「海外ETF」
・マネックス証券
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Posted by水瀬ケンイチ