丸井グループ、クレジットカード払いで“つみたて専門”の証券会社を設立。大外しはしなさそう?

水瀬ケンイチ

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丸井グループは、クレジットカード払いで“つみたて専門”の証券会社を設立すると発表しました。



株式会社丸井グループ(本社:東京都中野区、代表取締役社長:青井 浩)は、つみたてNISA対象投資信託をクレジットカード決済にて販売する証券会社を設立いたします。2018年夏頃の事業スタートをめざし、現在、関係省庁と協議を進めております。

丸井グループ 公式WEBサイト
丸井グループが“つみたて専門”の証券会社を設立します


また、共同通信では、「商品は3~4種に絞り、気軽に投資できるように最低購入金額を3千~5千円で調整している」と報道しています。

既に金融庁と協議を始めており、準備会社も設立した。商品は3~4種に絞り、気軽に投資できるように最低購入金額を3千~5千円で調整している。

丸井、証券事業参入へ クレジットで投信販売 - 共同通信


つみたてNISA対象商品のなかから3~4種ということは、低コストなインデックス・バランスファンドになるのか、はたまた、国内株式、先進国株式、新興国株式のインデックスファンドになるのか。

どのような投信が対象になるのかまだ分かりませんが、つみたてNISA対象商品であれば、高コストのアクティブファンドなどのいわゆる“地雷”投信は除かれているので、初心者向けサービスとしては大外しはしないだろうと思われます。

丸井といえば、私自身も20代~30代の時にたいへんお世話になっていました。愛用していたマルイ川崎店が閉店した時は悲しみに暮れたものです。

小売事業は厳しいようですが、上記プレスリリースによると、丸井グループのエポスカード会員657万人(2018年3月末時点)のうち、約半数が20代・30代、約7割が女性という構成とのことで、若者の財布にはしっかりと入り込んでいるようです。

その顧客基盤を活かして、つみたてNISA対象商品への投資をすすめるというのは、悪くない戦略だと思います。

投資の裾野を広げるという意義もあるし、丸井にとっても、証券事業への進出と同時にエポスカード会員のリテンション効果を期待できるはずです。

マニアックなインデックス投資家としては、将来の本格的インデックス投資(つみたてNISAの非課税枠を超える金額の資産運用など)に備えて、インデックスファンド、国内ETF、海外ETF、そして個人向け国債といった様々な選択肢があるネット証券をおすすめしたいところですが。

そんなことだけを言っていては、いつまでも「一部のマニア」にしか広がらないという面もあるでしょう。粗悪ではない投資の入り口であれば、初めて投資にふれる若者にとって、入り口はたくさんあるに越したことはありません。

対象商品を含め、丸井の今後の動向に注目したいと思います。

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Posted by水瀬ケンイチ