書店で投資信託本を買う前に……無料で手に入る良質な情報源がある(2018年版)

水瀬ケンイチ

people-2604837_640.jpg

投資信託を始めたいのだけれど、投資信託が何なのかすらわからない……誰でも最初はそういう状態ではないでしょうか。

最近は、上げ相場が続いているからか、金融庁が「つみたてNISA」をプッシュしているからか、投資信託の情報が世の中にあふれています。ただ、なかには「投資信託のつみたては預貯金のつみたてと同じようなもの」というような誤った情報まで散見されるようになっています。

投資信託は、預貯金とは違い元本保証のない投資商品です。さまざまな情報があふれてきたからこそ、正しい基本的情報を知る必要性が、ますます高まっているように思います。



私自身、仕事でも遊びでも、未知の分野に足を踏み入れる時には、関連書籍を読みあさって概要をつかむようにしています。その後にひたすら実践です。この方法は、仕事でも遊びでもなかなか効果をあげてくれています。もちろん、投資信託についてもまずは本を買って読むのがよいと思います。

でも、投資本はけっこう高いですよね?(自分が本を出しておいて言うのもなんですが)

しかも、投資本は良質なものとトンデモ本が同じような顔をして並んでいるので、よくわからないけど適当に一冊だけ買う「一本釣り」だと危険です。複数の本を読んで比較検討する必要があります。すると、余計にお金がかかります。

今日は、過去100冊以上の投資本を読みあさってきた自分が見ても「これは良質だ」と思える情報が「無料」で手に入ることをお伝えしたいと思います。

「わかりやすい 投資信託ガイド」(投資信託協会著)です。これは投資信託協会がまとめた45ページの冊子です。

正直、銀行や証券会社などの金融機関各社が作る初心者向けパンフレットは、将来の不安をいたずらに煽ったり、リスクの説明はさらっと流してリターンの情報ばかり取り上げたり、「分配金利回り」などという珍妙な指標を持ちだして特定商品をプッシュしたりと、金融機関が売りたい(金融機関側が儲かる)特定商品に誘導するための営業ツールのようなひどい内容のものが多々あります。(すべてとは言いませんが)

しかし、この冊子は投資信託協会が作成しており、特定の商品を売らんがためのものではないため、中立的な情報がまとめられています。「良質な情報源」と言える内容になっていると思います。

イメージ的には、「わかりやすい」というタイトルとは裏腹に、詳細にわたりモレなくガッチリ説明されている手堅いテキストという感じです。

例えば、投資信託は元本が保証されている商品ではなく、投資の運用収益は投資家自身もたらされる反面、損失も投資家自身に及ぶことになる。投資では損をするかもしれないから、何に投資するかは後悔しないように自分で決めるという「自己責任」(自分で責任を負う事)が求められる、といった投資の大前提を、大きな誌面を取って丁寧に解説しています。

また、ランニングコストについては、信託報酬と並んで、(ほとんどの投資本がスルーしている)監査報酬、売買委託手数料(いわゆる「隠れコスト」)が併記されており、「おお、詳しいけど細けぇ!」という感じです。 また、換金方法については、買取請求と解約請求の違いを説明していたりします。やはり、「おお、詳しいけど細けぇ!」という感じです。

中立的な情報を嘘なくモレなく、となるとこうなるのでしょうね。 一語一句隙がないので、実は私もブログやコラムを書く時によく参照しています。

この冊子は、投資信託協会に申し込めば、送料含めて無料でもらえます。

しかも、不動産上場投資信託(REIT)についてまとめられた「REITガイド」や、「投資信託説明書ガイド」「知っておきたい!投資の基本」「まるわかり!! 運用報告書」といったパンフレット類も付いて、全7点がセットで来ます。(テレビショッピングのセールストークみたいでいささか不本意ですが…)

2018toushinguide.jpg
(投信協会 WEBサイトより)

2018年7月にリニューアルしたばかりです。最新版が手元にありますが、前年版と比べると、「つみたてNISA」に関する情報が大幅に増えたり、「NISA」のロールオーバーの説明が新たに追加されたり、非課税制度を横並びで比較した情報等が追加になっています。

これだけの情報が、なんといっても送料含めて無料なので、ご興味があれば申し込んでみてはいかがでしょうか。

以下から申し込めます。

一般社団法人投資信託協会 ガイドブックプレゼント


※本記事は2012/08/24の記事を最新の情報にアップデートしたものです。
関連記事
Posted by水瀬ケンイチ