金融庁主催の「つみたてNISA Meetup in 東京」に参加。インデックスファンド運用会社がずらり!
水瀬ケンイチ

先日、金融庁主催の「つみたてNISA Meetup in 東京」に参加してきました。今回は運用会社の担当者を迎えて、参加者たちと意見交換するという趣旨でした。
若者と女性がいつもより多い印象です。主催者によると、男女半々くらい、20代と30代で半分を占めているとのことでした。若者が多いのは良いことです!
当日の様子は、参加されたブロガーの方々がさっそくレポート記事をアップしてくださっているので、ご紹介します。
インデックスファンドを運用している大和投資信託、ニッセイアセットマネジメント、三菱UFJ国際投信、楽天投信投資顧問、バンガード・インベストメンツ・ジャパンのそうそうたるメンバーが一堂に会す様子は壮観でした。
本編は上記レポートをじっくり読んでいただくとして、私が注目したのは、現在、コスト最安値インデックスファンドを競い合っている、「購入・換金手数料なし」シリーズを運用するニッセイアセットマネジメントと、「eMAXIS Slim」シリーズを運用する三菱UFJ国際投信です。
両社とも、プチ・プレゼンテーションや参加者からの質問への回答から、やる気満々な感じがにじみ出ていました。低コスト競争から降りるつもりは毛頭ないというような勢いです。
大和投信や楽天投信もこのまま黙って見ているとも思えず、今後の競争からますます目が離せないという印象を抱きました。
おもしろかったのが、低コストや純資産総額やラインナップなどを、ライバル会社同士が我も我もと自社アピールしていくなかで、バンガードだけは、「ニッセイアセットさんと三菱UFJ国際投信さんが低コスト競争してくれるのがうれしい」という余裕のスタンスでした。
各社が競争しながら低コストなインデックスファンドが投資家に広まれば、市場全体が拡大するという意味だと理解しました。それにしても、すごい余裕です。
各社の資料によると、インデックスファンドの純資産総額が1400億円とか2900億円というレベルなのに対して、バンガードは全世界で560兆円(ETF含む)とケタ違いの規模を誇っているからこその余裕なのだと思います。
日本の運用各社のインデックスファンドは、純資産総額の拡大に先行して、コスト引き下げをしている状況だと思われます。今後、「つみたてNISA」や「iDeCo」といった非課税制度の後押しを受けて、純資産額が現在の2倍、3倍、いや10倍以上に拡大していってほしいです。
このブログでも、微力ながら、高品質で低コストなインデックスファンドの情報を発信していきます。
<ご参考>
低コストインデックスファンド徹底比較 - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
余談ですが、懇親会の場で初参加の女性が、その場に居合わせた楽天証券の社員さんに、「楽天証券の iDeCo 対象商品に eMAXIS Slim を入れてください!」と熱烈に要望していました。私も、「そうだ!そうだ!マネックス証券にお客さんを取られちゃいますよ」と全力で後方支援をしておきました😊
P.S
当日配布された資料は、後日、金融庁のWEBサイトにアップされると思われます。(全部かどうかはわかりませんが)
つみたてNISA Meetup(つみップ) : 金融庁
P.S 2
当日の様子が QUICK Money World で報道されていたので置いておきます。
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