米国でインデックスを上回るアクティブファンドの比率がより下がる

水瀬ケンイチ

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米国でインデックスを上回るアクティブファンドの比率がより下がり、特にバリュー投資のファンドが冴えなかったようです。



アクティブ運用、指数に歯が立たずーバリュー投資が最悪 - Bloomberg

上記ブルームバーグの記事によると、直近1年間で運用成績がインデックスを上回ったアクティブ運用ファンドの割合は36%で、2017年の43%から低下した。 バリュー株投資のファンドではこの割合が前年比で最大27ポイントも低下したとのこと。

データとしては正しいのでしょうが、前年比で低下したとはいっても、もともと米国市場ではインデックスを上回るアクティブファンドの比率は低いです。

2016年のS&Pの調査では、15年間のデータで、米国のアクティブファンドのうち大型株ファンドの92.2%、中型株の95.4%、小型株の93.2%がインデックスを下回ったという結果が出ています。

<ご参考>
15年で米国のアクティブファンドの9割がインデックスに敗北。日本ではどうか? - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記) 15年で米国のアクティブファンドの9割がインデックスに敗北。日本ではどうか? - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)


個人的には、その昔、自分でもやっていたバリュー投資戦略にがんばってほしいのですが、よい時もあれば悪い時もあるのがアクティブ運用です。

「バリュー効果」に限らず、「小型株効果」や「低PER効果」などのアノマリーは、いつでも常に有効であるわけではないことを、今年のデータで心に留めておきたいと思います。

インデックス投資は、良くも悪くも市場平均なので、年ごとに相場の性質のばらつきの影響を受けることはありません。上がる時には平均的に上がりますし、下がる時には平均的に下がります。そういうものです。

おもしろくもなく、退屈な投資法ですが、だがそれがいい。そう思って続けています。

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Posted by水瀬ケンイチ