国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」(2019年3月)、低位安定でよい

水瀬ケンイチ

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個人投資家の期待を集めながらも、「市場価格と基準価額の乖離」の大きさが課題と言われてきた国内ETF。

海外資産クラスの主要銘柄の2019年3月末までの乖離率について見てみましょう。



海外資産クラスの主要銘柄の2019年3月末までの乖離率

1680 日興 上場MSCIコク株 (信託報酬 年0.25%) 乖離率 -0.54%
1681 日興 上場MSCIエマ株 (信託報酬 年0.25%) 乖離率 +0.11%
1550 MAXIS 海外株ETF (信託報酬 年0.25%) 乖離率 -0.25%
1657 iシェアーズ・コア MSCI 先進国株 (信託報酬 年0.19%) 乖離率 +0.15%
1658 iシェアーズ・コア MSCI 新興国株 (信託報酬 年0.23%) 乖離率 +0.15%

iシェアーズの2銘柄はマーケットメイク制度対象

2019年3月、ウォッチ銘柄の「市場価格と基準価額の乖離」は、個人的許容範囲の±1.0%の範囲内におさまり、低位安定の状態でした。

よいことです。

野村アセットにも先進国株式クラスと新興国株式クラスの低コストETF「NEXT FUNDS」シリーズがあり、手持ちのデータが蓄積されてきたので、上記ウォッチ銘柄のグラフに加えたいのですが、ちょっとゴチャゴチャしてしまうかも。

見せ方はまた来月に考えたいと思います。

投資家がいつでも安心して国内ETFを売買できるように、国内ETFの関係機関にはがんばってほしいと思います。

マーケットメイク制度の影響を含め、今後も、海外資産クラスの主要国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」に注目していきたいと思います。


<ご参考>
「なぜ乖離するのか?」「ベンチマークが違うものを比較できるのか?」等々、このシリーズ記事に対してよくあるご質問に対する見解は、以下の過去記事参照のこと。

2012/06/02 日興アセット・東証とのETF勉強会に参加。国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」主因が判明!
2014/01/21 ETFの乖離問題についてのよくある誤解
2014/05/22 東京証券取引所「ETF・ETN市場に関する意見交換会」で指定参加者やマーケットメイカーさんのホンネに迫る
2017/03/22 「ETF懇談会」参加レポート
2017/05/30 金融庁と個人投資家の意見交換会で感じた利害の一致
2017/07/29 金融庁による第4回「個人投資家との意見交換会」はしびれる販売会社編。参加レポートと感じたこと





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Posted by水瀬ケンイチ