【新興国株式】低コストインデックスファンド徹底比較 2019年3月末

水瀬ケンイチ

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「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、新興国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2019年3月末で比較しました。

※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。

上位に大きな動きがありました。それではどうぞ。



新興国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2019年3月末で比較


新興国株式クラスの対象インデックスは、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」もしくは「FTSE エマージング・インデックス」です。中国、台湾、インド、ブラジルなどの新興国企業の株式に分散投資するインデックスです。

SBI・新興国株式インデックス・ファンド」(運用会社:SBIアセットマネジメント)が、信託報酬、インデックスとの差異、1年リターンにおいて、相対的に良い評価になりました。

愛称「雪だるま(新興国株式)」ってやつですね。前回までは、初回決算を迎えておらず参考扱いでしたが、第1期決算の運用報告書が出たのでラインナップに入ってきました。

するとどうでしょう。前回まで1位だった「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」を抜いて、トップに躍り出てきました。

SBIアセットが公表している信託報酬 年 0.1948% というのは税込表示で、比較のために税抜に割り戻すと年 0.18% となり、eMAXIS Slim やニッセイの信託報酬 年 0.189% を下回るクラス最安になります。

しかも、インデックスとの差異は±0% とインデックスファンドの理想形。普通はコスト分程度インデックスを下回るものですから、これはたまたまだと思われますが、第1期決算をうまくまとめたと思います。今後も運用がうまくいくのか、注視していきたいと思います。

ちなみに、eMAXIS Slim シリーズは、業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けると運用会社が表明していますが、新興国株式クラスでは雪だるまに追随しないのでしょうか。ぜひ頑張ってほしいところです。

それから、細かく見ていくと、「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」や「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」のようにベンチマークのインデックスが「FTSE エマージング・インデックス」連動のファンドが、他の「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」連動のファンドよりもリターン実績が良く出ています。

両インデックスの大きな差として、FTSE には韓国は入っておらず(先進国扱いのため)、MSCI には韓国が入っています。今回の比較期間では、新興国株式クラス全体が不調でしたが、韓国株は特に不調だったようで、入っていない FTSE の方がリターンが良かったようです。

新興国株式クラスに韓国株が入っていた方がよいかどうかは、先進国株式クラスで何に投資しているかによるし、人それぞれ思うところがあるかもしれませんね。

他のアセットクラスも含め、当ブログの「低コストインデックスファンド徹底比較」カテゴリで、定期的に更新記事を書いておりますので、インデックスファンド選びの参考にしていただけたらと思います。

いろいろありますが結論。

新興国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2019年3月末で比較した結果、「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」が相対的に高評価でした。


※言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いいたします。


<ご参考1>
上記の高評価インデックスファンドは、以下のネット証券で購入できます。会社名をクリックで口座開設できます(無料)
楽天証券
SBI証券

<ご参考2>
本ブログ記事は、私が執筆・監修した書籍のおすすめインデックスファンド情報のアップデート版という意味もあります。今後も定期的に継続していく所存ですので、末永くお付き合いいただけるとうれしいです。


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Posted by水瀬ケンイチ