投信業界も『集団左遷!!』の福山雅治を見習うべし!

水瀬ケンイチ

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(Photo:日曜劇場『集団左遷!!』|TBSテレビより)

TBSの人気ドラマ「日曜劇場『集団左遷!!』」。わりと近所でロケをやっていることもあって、私も楽しみに見ています。

日曜劇場『集団左遷!!』

TBS「日曜劇場『集団左遷!!』」の番組情報ページです。2019年4月21日スタート。毎週日曜よる9時〜放送。




そのなかで、繰り返し出てくる「お客様の夢の実現のために」というセリフや「顧客本位」という考え方に、セゾン投信の中野社長が深く共感されているコラムを書いています。

金融業界、もっと「集団左遷」マインドがほしい|マネー研究所|NIKKEI STYLE

「老後資金2000万円不足」問題がかまびすしいですが、読者のヤング投資家の皆さんは騒ぎに惑わされることなく、冷静に資産形成に臨んでください。参考になる情報が実は例の「高齢社会における資産形成・管理」報告書の後半に盛り込まれています。高齢社会で…


ドラマの概要は上記公式WEBサイトをご覧いただきたいと思います。

銀行本部から「達成しなければ廃店」と言われている片岡洋蒲田支店長(福山雅治)が、ノルマ達成と顧客本位の考えとの間で悩みながら、本店との軋轢に揉まれながら戦い、結局は顧客本位を貫いて廃店になってしまうものの、本部の融資部部付部長になり、銀行本部の闇に戦いを挑み、最後はもう気持ちが良いくらい「顧客本位」で突っ走ってカッコいいのです。

セゾン投信中野社長は、「『集団左遷』の舞台は銀行ですが、金融の社会的機能という観点から資産運用業、中でも投資信託のミッションを考えれば、このドラマが伝える「顧客本位」に大いに共通項を見いだすことができます』と言います。

「投資信託は一般生活者の幸せな人生づくりを支え、それを実現させるために存在しています」とも言い切ります。

投資信託が、心から信頼できる「顧客本位」の運用会社であるか、見定める必要があるということです。

運用会社の親会社である証券会社の意向で、顧客から高めの信託報酬を取るために、通貨選択型やカバードコール戦略という複雑な仕組みの投資信託を作り、高い分配金に群がる情報弱者の投資家たちから高い信託報酬を抜きまくり、投資信託の基準価額はボロボロ……。

そんな運用会社がいちおう語る「フュディーシャリー・デューティー宣言」ほど、嘘っぽくて空虚なものはありません。

<顧客本位の業務運営に関する7つの原則>

 ・顧客本位の業務運営に関する方針の策定・公表等
 ・顧客の最善の利益の追求
 ・利益相反の適切な管理
 ・手数料等の明確化
 ・重要な情報の分かりやすい提供
 ・顧客にふさわしいサービスの提供
 ・従業員に対する適切な動機づけの枠組み等

いずれも大きな課題だと思いますが、金融機関の中には骨抜きで形式的な宣言しかしていない会社と、その一方で、宣言に基づき、これらの課題を少しずつでも実現していこうとアクションプランを実行している会社もあるのです。

私たちが金融商品を選択する際には、心から信頼できる「顧客本位」の運用会社であるか、見定めたいと思います。

私見ですが、独立系投信会社のセゾン投信さんはいち早く取り組みはじめた金融機関であり、愚直に取り組んでいるように思います。

あわせて、私がウォッチしている低コストインデックスファンドの上位ランキングで「ツートップ」を占める運用会社である、三菱UFJ国際投信さんやニッセイアセットマネジメントさんは、課題を解決すべくアクションプランに取り組んでいるように見えます。

(旧三井住友アセットマネジメントさんも頑張っていましたが、大和住銀投信投資顧問と合併して三井住友DSアセットマネジメントになった後はややトーンダウン…?)

いずれにしても、インデックスファンドのコスト競争は、ほぼ行き着くところまで来た感があるので、あとは品質であったり、企業姿勢であったりする部分も問われるようになるのかもしれません。

TBS「日曜劇場『集団左遷!!』」を見て、私もそんなことを思いました。とりあえず、6月23日の最終回が待ちきれない!




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Posted by水瀬ケンイチ