「お金が増える 米国株超楽ちん投資術」(たぱぞう著)は日本人のための米国株投資入門の決定版!

水瀬ケンイチ

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お金が増える 米国株超楽ちん投資術」(たぱぞう著)を読みました。本書は日本人のための米国株投資入門の決定版です。



今まで、私の中で日本人のための米国株投資本入門の決定版といえば、非常に古い本で恐縮ですが「1000ドルから本気でやるアメリカ株式投資」(荒井拓也著)でしたが、ここへきてようやくそれを超える決定版が出てきたという印象です。

もちろん、これまでもウォーレン・バフェット氏、ピーター・リンチ氏といった大投資家や(バフェットは直接執筆してませんが)、ジェレミー・シーゲル氏のような学者による米国株投資の名著はたくさんありました。

しかし、どれも基本的には米国人に向けて書かれたものであり、市場の制度や税制の違い、投資可能銘柄の違い、為替リスクの存在など、米国とは事情が異なる日本の初心者向けとは、とてもいえない内容だったと思います。

たぱぞう氏の「お金が増える 米国株超楽ちん投資術」は、投資の未経験者や初心者でもわかるように、とても、とても、やさしく米国株投資について書かれています。

それだけでなく、前述の日本人だからこそ戸惑う市場の制度や税制の違い、投資可能銘柄の違い、為替リスクの存在などについても、しっかりとていねいに解説されています。まさに、人気米国株投資ブログ「たぱぞうの米国株投資」の集大成という感じです。

米国株については、インデックスファンド・ETFを使って分散投資する方法と、個別の企業の株式を、財務諸表やEPSやROEなどの各種指標を見て選択する個別株投資の方法が両方書かれており、内容は盛りだくさんですが、とてもシンプルにまとめられています。

特に、個別株投資ははしょりすぎでないかい?と思えるほどシンプルに紹介するのみにとどまっています。入門書ですから。代わりに、インデックスファンド・ETFについては、仕組みや特徴、選び方などについて詳しく書いてあり、まずこちらをおすすめするスタンスなのだと思います。

他にも、年代別のおすすめポートフォリオや、おすすめ証券会社、おすすめインデックスファンド・ETF銘柄など、随所に筆者が考える「こうすればよい」という正解が端的に書かれており、至れり尽くせりの内容になっています。

そして、本書最大の見どころは、なぜ、日本人にとっても米国株が良いのかという点についての解説です。

なぜ、スタンダードな国際分散投資(日本・先進国・新興国への分散投資)ではなく、米国株集中投資なのか。ここは、個人的に「なるほどそのとおり!」と思う部分と、「それはトレンドへの賭けでは?」と思う部分が混在しており、でも、それらを考えることがとても勉強になり、かつ楽しいところでした。

詳しくは差し控えますので、本書を読んで、皆さまにも考えてみてほしいと思います。

もし、あなたがブログ「たぱぞうの米国株投資」を読んだり、ご本人にお会いしたりしたことがあるならはわかると思いますが、本書も全編を通じて、たぱぞうさんの癒やし系の優しい人柄があふれていています。巻末の「たぱぞうの幸せ米国株投資あかさたな」などは読んでいてほっこりします。

たぱぞうさんのファンのかたもそうでないかたも、米国株投資家さんもそうでないかたも、ぜひ一度、本書を読んでみることをおすすめします。きっと「良心的な投資情報とは何か」を目にすることになりますよ。


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Posted by水瀬ケンイチ