「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」上位のファンドは優秀ですがうまく「活用」したい

水瀬ケンイチ

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昨日、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」が発表になり、1位が「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(三菱UFJ国際投信)になりました(該当ブログ記事はこちら)。

このようなアワードの良いところでもあり、悪いところでもあるのですが、「上位のファンドを買えば儲かるんでしょ?」と何も考えず上位のファンドを買ってしまう投資家の話を聞きます。

しかし、投資成果決める重要要素は金融商品の人気ではなく、資産配分です。

『国内追加型公募投信の資産分配型ファンドにおけるポリシー・アセットアロケーションの説明力は、(1)リターンの時系列変動に関しては約90%、(2)ファンド間のリターン格差に関しては約70%、(3)ファンド間のリスク格差に関しては約95%、(4)リターン水準に関しては約95%である』(「ポリシー・アセットアロケーションの説明力」小松原宰氏)

急に難しい言葉が出てきてなんのこっちゃ?と思われたかもしれませんが、投資家の資産運用において、とても重要なことが書かれています。

要するに、『投資成果はアセットアロケーション(資産配分)でほとんど決まってしまう』ということです。もっと簡単にいうと、投資資金を大まかな資産の種類(国内外の株・債券など)にどれぐらいの割合で投資するのかによって保有資産の値動きがほぼ決まってしまうということです(正確には「ほぼ説明できる」ですが)。

いくらアワード1位の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が優秀だからといって、これだけに投資するのは株式100%という資産配分に決定するということと同じです。

自分のリスク許容度(どれくらいの損失に耐えられるか)を一切考慮していない資産配分なので、このまま投資するのは危険です。

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、あくまでも投資の「パーツ」のひとつと考えて、主に国内債券クラスのファンドと組み合わせて、運用資産全体のリスク(ボラティリティ)が自分のリスク許容度の範囲内に収まるようにしたいところです。

なお、私自身のリスク許容度は低くないと自分では思っていますが、それでも、資産配分は以下のブログ記事で公開しているとおり、株式クラスは約70%ほどで、債券クラスを約30%ほど組み込んでいます。

2019年12月末の資産配分(アセットアロケーション)と主な投資商品、今後の投資方針 - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

株式100%の資産配分は、リーマンショック級の大暴落が来たら資産が半減しかねず、おっかないものだと思っています。アワード上位のファンドは優秀ですが、自分のリスク許容度に合わせて活用することを、ゆめゆめお忘れなく。

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Posted by水瀬ケンイチ