2024年からはじまる「新NISA」の詳しい解説記事ありがたや。でも中身を詳しく知れば知るほど…

水瀬ケンイチ

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トウシルに2024年からはじまる「新NISA」について、詳しい解説記事が掲載されています。



2024年から新NISAがスタート。一般NISAとつみたての合体版 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

新NISAが2024年から始まります。つみたてNISA、2階建て、投資経験者について詳しく解説します。●つみたてNISAは5年延長●一般NISAは2024年から2階建ての新NISAに衣替え●投資経験者は2階だけ使うこともできる●一般NISAから新NISAへのロールオーバーは複雑●ジュニアNISAは2023年で終了


詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、要点は以下の5点かと思います。

・つみたてNISAは5年延長
・一般NISAは2024年から2階建ての新NISAに衣替え
・投資経験者は2階だけ使うこともできる
・一般NISAから新NISAへのロールオーバーは複雑
・ジュニアNISAは2023年で終了

「新NISA」について、可能な限り詳しく解説されており、記事作者の竹川美奈子氏には「ありがとうございます!」とお礼をお伝えしたいです。

ただ、個人的には「新NISA」の中身を詳しく知れば知るほど、制度自体が「クセがあり複雑」だと感じてしまいます。(関連記事)。

現在は「一般NISA」をロールオーバーしながら非課税枠を活用している私も、「新NISA」ではどうしようか迷います。「新NISA」を自信をもって使いこなせるのは、相当な投資マニアだけでしょう。

2階建ての仕組みと条件、現在の「一般NISA」以上に複雑なロールオーバー、たった5年間という短い非課税期間―――。

消費税を増税したあとの非課税制度であるため、いろいろな立場から横ヤリが入ったのであろうことは想像にかたくありません。きっと、当局の担当者は関係各所の利害調整に奔走したのでしょう。

しかし、結果的には、「新NISA」は投資未経験者・初心者にとって、使い方を完全には理解することができない複雑怪奇なシロモノになってしまったと言わざるを得ません。

そもそも、少額投資非課税制度の目的はなんだったのか。それは、「将来への備えとなる資産づくりの促進(家計の安定的な資産形成の支援)」であったはずです。(出典:政府広報オンライン

この複雑怪奇な制度は、家計の安定的な資産形成の支援という目的に合致しているのでしょうか。いまの制度が完成形ではなく、まずは制度を継続して国民の制度利用状況を見ながら、一歩一歩改善していく「過程」なのだと信じたいところ。

上記記事には、「令和2年度税制改正大綱」を基にしているが、まだ法案の可決はされていないので内容は変更される可能性があると書かれています。少しでも良い方向に改善されることを期待します。

ひとつ朗報があるとすれば、現在のシンプルな「つみたてNISA」制度が、新規に投資できる期間は2037年までだったところ、改正により、2042年まで5年延長されたことです。

しばらくは、投資未経験者・初心者には「つみたてNISA」がおすすめということになりそうです。

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Posted by水瀬ケンイチ