NIKKEI STYLEに「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」の記事。余計な分析は無用ですぜ

水瀬ケンイチ



先月発表された「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019」の記事が NIKKEI STYLE に掲載されています。



NIKKEI STYLE 2020/02/19 投信ブロガーが選ぶ人気投信 低コスト・世界分散…

1位が「eMAXIS Slim 世界株式(オール・カントリー)」であったこと、「eMAXIS Slim」シリーズが1~3位を独占したこと、同シリーズの信託報酬は同じ資産クラスで業界最低水準にする方針を示しており「安心して長期保有できる」という評価につながったことなどが紹介されています。

また、投信ブロガーらを対象とした対話集会「ブロガーミーティング」の定期的な開催が支持されているともあります。私は最近、三菱UFJ国際投信のブロガーミーティングには参加できていませんが、投資家との対話姿勢が評価されるのは良いことだと思います。

一方、記事では、直近2019年のリターンは「グローバル3倍3分法」が首位だったと独自の分析をしています。受賞ファンドのランキングとは別に、「2019年リターンランキング」を独自に作成して併記してあります。

このアワードは、個人投資家により「消費者目線で良質な投信を選んで大きく育てていこう」との趣旨で毎年開かれており、直近の短期的リターンが高かったファンドを礼賛するアワードではありません。もちろんリターンは大切ですが、ファンドを直近のリターンだけで評価するのであれば、それは機械的に決まり、わざわざブロガーが投票することなど不要です。

投票に参加したブロガーたちの「意思と選択」に、メディアは妙な独自分析を入れないでいただきたいと思います。

1位を獲得した1位「eMAXIS Slim 世界株式(オール・カントリー)」は、純資産流入が加速しているそうです。とても良いことだと思います。

アクティブファンドは、運用の適正規模以上に資金が集まってしまうと、運用難によりかえって運用成績が悪化する傾向があります。

対して、インデックスファンドは、資金が集まるほど「規模の経済」が働き運用にかかるコスト低下等により、むしろ運用成績が維持・向上されることが期待できます。それは、米国バンガードやブラックロック等の例を見ても明らかです。

1本で新興国を含む全世界の株式に投資できる「eMAXIS Slim 世界株式(オール・カントリー)」は多くの方にとって、よい投資ツールになるでしょう。

もちろん、全財産をこのファンドのみに投じることがベストではありません。株式100%のファンドですから。投資家が自分自身のリスク許容度に合わせた金額を投資することや、債券を組み合わせた資産配分で投資することが大切なのは言うまでもないですね。

私は、このファンドの活用を検討しつつ(現在は日本株・先進国株・新興国株の3本+債券に分けて投資)、投資では決して無理をしないこと、続けることを最優先します。

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Posted by水瀬ケンイチ