SAISON CARDのセミナー『新春特別企画 「あなたを輝かせる投資スタイル」資産形成セミナー』レポート(その2)

前回の記事、SAISON CARDのセミナー『新春特別企画 「あなたを輝かせる投資スタイル」資産形成セミナー』レポート(その1)の続きです。

■『投資信託の簡単で有効な選び方』
加藤隆氏(バンガード・インベストメンツ・ジャパン証券株式会社代表取締役)

・バンガードを知っている人、手を上げて。→ほとんどいない。一般の目につくところにいないから。
・セミナーは初めてという人、手を上げて。→20%くらい。ベテラン投資家でもあまり聞いたことがない話をする。
・時は金なり?
豊かな生活はゆとりある時間から。時間は命そのもの。
・自己責任論のワナ
市場動向・個別銘柄・売買タイミング・経済情勢・企業業績・投資商品の性格・関連制度・投資理論…を理解し、判断するのか?努力は報われるのか?時間はあるか?
・ワナから抜け出す
自動車を造ることができなくても、責任を持って運転することはできる。→生活者が実践できる簡単で有効な方法を知ろう。
・失敗をどう避けるか
資産種目選択・市場選択・銘柄選択・タイミングで間違える。つまり特定の選択に対する結果のリスク。→選択をしないという大逆転。全部持つ!皆さんの想像以上に有効。
・個別株と市場平均
クレディセゾン・ソニー・トヨタ・鹿島・積水化学など…個別銘柄は当たり外れが大きい。TOPIXはブレ少ない。でも10年前とあまり変わっていない。
・世界の株式市場
日本株・日本債券・グローバル株・グローバル債券を合成したグローバルバランスは、ブレが少なく、きれいに右肩上がり。
・以上のまとめ
世界の株・債券に投資→資産種目・市場選択の間違いを回避。
世界各市場のインデックスファンドに投資。
・もうひとつのリスク。投信の選択。
東証一部銘柄数<投資信託数
・パフォーマンスで選ぶ?
パフォーマンス順位は年によってバラバラ入れ替わる。長期で見ても過去のパフォーマンスとの相関ない。
・大多数のアクティブファンド・マネージャーは市場に負けている。
米国大型株ファンド対S&P500(2005年12月までの15年間)→73%の米国大型株ファンドがS&P500に負け。
なぜ市場平均が真ん中にこないのか。→簡単。運用には手数料がかかる。その分リターンは悪くなるから。
・投信の勝者と敗者は、短期的にも長期的にも、激しく入れ替わっている。市場平均を超える投信は存在するが、それをあらかじめ選ぶことはできない。
・コストこそ大事
・まとめ
長期的な視点に立つ、投資対象の分散、コストで選ぶ。できれば、定期購入。
・推薦図書(以下の4冊)


【水瀬所見】
これぞ、僕がやっているインデックス投資そのものです。
「豊かな生活はゆとりある時間から。時間は命そのもの」
この発想こそ、生活者の資産運用の原点だと思います。僕たち生活者は、学者や機関投資家ではないのですから、楽ちん投資がいいと思います。

「世界各市場のインデックスファンドをバイ&ホールド」
とてもわかりやすく、まとめてくれました。

最後の方は時間がないということで、スライドをどんどん飛ばしてしまいましたが、その中に、各資産クラスごと(グローバル株式・日本株式・BRICs株式・グローバル債券など)の、インデックスに勝てない投信数比率データが記されているスライドがいくつかあったように思います。
講演パワーポイントファイルがほしいです…(笑)

(次回に続く)

(追記)2007/01/18
講演ファイルが、バンガードのWEBサイトからダウンロードできるようになったようです。
僕にとって、この資料は永久保存版です (^^)
http://www.vanguardjapan.co.jp/news/pdf/keynote20070113.pdf
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コメント

お疲れ様でした!次回がとても楽しみです。それにしても、水瀬さんのメモ能力には頭が下がります。
講演パワーポイントファイル...欲しいですね(^^;)。

詳細な報告ありがとうございます、とても参考になりました。ほんとにシンプルな投資でいいんですね~次回も楽しみにしています。

内容はあちこちの著作・ブログで述べられていることの再確認みたいな印象

バンガードの加藤隆氏の意見については、上のレビューを見る限り概ね「国際分散インデックス投資」が妥当との結論ですね。バンガードの人だけあって、初めから予想できることだったとは思いますが……。

投信の平均成績がインデックスを上回れない。→コストが高いから当然、というのも実に分かりやすく合理的なものだと感じます。インデックスファンドの信託報酬を下回るアクティブ投信ができると、どうなるかといったところには興味もわきますが。

ご報告有難うございました。

「インデックスファンドの時代」今ちょうど再読しているところです。
この本ではアメリカ人にとっての海外市場への投資については結構否定的だったりするのですが興味深いです。

基本的なところは相当前から出来上がっている感じですけどね。

>Nightwalkerさんへ

次回レポートを書きましたでの、ご覧ください。
メモ能力は別にすごくありませんが、半日みっちりのセミナーだとメモ量はハンパないですね。
腱鞘炎になりそうです…(>_<)

>syusyusyuさんへ

何かのご参考になったのであれば幸いです。
このレポート(その2)が参考になったのであれば、推薦図書もおすすめですよ。
個人的には、「敗者のゲーム」がセミナーと一番内容が近いと思います。

>新幹線さんへ

新幹線さんは、セミナーの類にあまり参加されたことがないのかもしれませんが、基本的に、セミナー講演内容は、講師の著書・WEB上のコラムなどと同内容(むしろ簡易版)であることがほとんどだと思います。
だから、セミナー講演内容が、他で見聞きした内容になるのは当たり前なんですよ。
新幹線さんくらい高レベルの投資家は、無料のセミナーから、新たに得られる「知識」はあまりないかもしれません。
知識とは違う部分に、価値を見つけられるかどうかですね。
例えば、僕は、自分の投資へのモチベーション喚起とか、対談等で違う意見がぶつかることで生まれる何かとかに期待してセミナーに行きます。

>vanillacokeさんへ

インデックスファンドの時代、良書であることは間違いないんですが、デカいんですよねー。
電車の中でちょっと読むのには、ちょっときついので、なかなか再読が進みません…(^^;;

日本でも、トヨタやキヤノンのような、いわゆる国際優良銘柄に投資しておけば、世界中に投資したことになるから、外国株は不要とする考え方がありますよね。
どうなんでしょうか。

オススメの本について

セミナー報告お疲れ様でした&ありがとうございます。

ところで「インデックス・ファンドの時代」はたった今読んでいるところです。まだまだ真髄までは味わえていませんが、個人的には「ウォール街のランダム・ウォーカー」よりは読みやすい気がします。後者は腰をすえて呼んだつもりが、なかなか頭に入ってこなかったり(笑

セミナーの傍受法についてコメント有難うございました。

なお、1月5日現在の資産配分表がようやく完成したので、一応余計かもしれませんが報告します。前述したように、私の場合リスク許容度が低くなるため、国内債券も結構組み込まれています。

流動性資産 - 44.14%(普通・定期預金および、MMF・中国F・公社債投信など)

日本債券 - 13.0%(国債、社債、仕組預金) 流動性資産を除けば23.27%

日本株式 - 10.83%(個別株、ETF、投信) 流動性資産を除けば19.39%
またETFとインデックス投信あわせて2.61%

海外債券 - 14.42%(先進国債、社債、投信、外貨預金) 流動性資産を除けば25.81%

海外株式 - 9.82%(米国個別株、ETF、投信) 流動性資産を除けば17.59% また先進国投資が5.5%、中国株が1.08%、その他アジア株やBRICsなど

貴金属 - 5.01%(金と白金) 流動性資産除けば8.97%

そのほか商品ファンド、REITなど - 2.78% 流動性資産除けば4.97%


ありがとうございます

Vの加藤です。始めまして。
きわめて正確にまとめていただきありがとうございました。
これだけ的確に私のメッセージをご理解いただいたことがうれしくて、投稿しました。
今後ともよろしくお願いいたします。

>bistrostocksmanagerさんへ

うーん、僕にとっては、どっちもどっちかなぁ(^^ゞ

>新幹線さんへ

いろいろな資産クラスに分散されていて、バランスがよいアセットアロケーションですね。

>Vの加藤さんへ

バンガード・インベストメンツ・ジャパンの加藤さんでしょうか!?
講演者ご本人にコメントがいただけるとは思ってもみませんでした。
大変、光栄であります。

林野クレディセゾン社長も仰っていましたが、日本の投資信託事情は、お寒い状況であります。特に個人投資家向けのインデックス投資商品が貧弱です。(機関投資家向けは充実していますが…)

法律の違い等いろいろ障壁はあろうかと思いますが、ぜひ、個人が買えるバンガードのインデックスファンドの更なる拡大を、よろしくお願いいたします。

そうです Vです

水瀬さん

こんなにも熱心に取り上げていただき、こちらこそ光栄です。

今回の件で貴兄のブログを知りました。すばらしいですね。

「インデックスファンドをバイ&ホールド。ほったらかしの楽ちんインデックス投資です。なにがなんでも売らない、・・・」というキャッチコピーを見て驚きました。投資関係の個人のブログは、みなゴリゴリのアクティブ投資志向だと勝手に思い込んでいたからです。

まさに、バンガードの提唱する投資法と重なりますね。

そう、ご賢察のとおり日本でのビジネス展開にはさまざまな障害があります。そこにはバンガード特有の事情もたくさんあります。さりながら、バンガードファンドのメリットを少しでも多く日本の皆さんにご提供できるよう、工夫と努力を続けて行きたいと思います。

「インデックスファンドをバイ&ホールド。」の普及にがんばってください。貴ブログのますますのご発展をお祈りします。

横から失礼します。

Vの加藤様

0.7%という数字の中身について個人投資家の注目が集まっています。
これには、バンガードの信託報酬は含まれるのでしょうか?それとも、セゾン投信の取り分だけなのでしょうか?

何か営業的な事情があってあいまいにしているのでなければ、ぜひ、教えてください。すぐにセゾンカードを申し込みますので。

よろしくお願いします。

たびたびどうも

水瀬さん、Nightwalkerさん
講演スライドは、PDFで当社ウェブサイトに載せます(出来れば今日)のでご覧ください。http://www.vanguardjapan.co.jp/

たろうさん
信託報酬ほかファンドの詳細は、当局への商品届出完了まで公表できません。もう少しお待ちください。お楽しみに。

>Vの加藤さんへ

ブログをお褒めいただき、恐縮です。

まだ少数派ではありますが、日本にも、インデックス投資をやっている個人投資家は確実におります。
みんな、少ない情報を頼りに、一生懸命勉強しています。
リンクさせていただいているブログ(左側メニュー)のなかにも、そういう方々が多くいらっしゃいます。

バンガードさんが、米国レベルの低コストのインデックスファンド(およびETF)を日本でも出してくれることに、大きな期待を持って、待っております。
低コストなインデックスファンドは、一部の目ざといマニアが群がる「お宝商品」ではなく、私たち一般庶民の「人生のパートナー」になっていくと信じております。

私のような者が申し上げるのも失礼な話かもしれませんが、加藤さん、がんばってください!!


>たろうさん

まあまあ。
一刻も早く知りたいお気持ちは分かりますが、企業の代表取締役のかたが、プレスリリースしている以上の情報を、個人ブログで教えてくれると考えるのは、少々無理があるのではないでしょうか。
正式発表を待ちましょうよ。

Vの加藤様

0.7%に何が含まれるかどうか、よりも、
そのことを公表できないことの理由に興味がありました。

なので、ご回答いただいた内容で、充分納得いたしました。
ありがとうございました。


水瀬さん

ちょっとせっかちな質問をさせていただきました。
オフレコ情報が知りたくて聞いたつもりではなく、
オフレコなのかどうかが、知りたかったんです。
だから、無理な質問ではないと判断したのですが、
お気を悪くされましたら、すみません。

正式発表を、楽しみに待ちます。

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