コロナショックには、水瀬ケンイチさんの書籍『お金は寝かせて増やしなさい』が効く!?
水瀬ケンイチ

インデックス投資アドバイザーのカン・チュンド氏のブログで、「コロナショックには、水瀬ケンイチさんの書籍『お金は寝かせて増やしなさい』が効きます」とご紹介いただきました。
記事のなかで拙著「お金は寝かせて増やしなさい」(フォレスト出版)と当ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)」が紹介されています。
特に、第5章「涙と苦労のインデックス投資家15年実践記」の2008年リーマン・ショック時に私がどのように世の中の人から罵倒された部分を引用して、その後、私がどのように受け止め行動したかについて、取り上げていただきました。
リーマン・ショックの時は酷かった。「コロナ・ショック」の今なんかよりもずっと酷い罵詈雑言がブログのコメント欄に書き込まれることが数十日間続いていました。某巨大掲示板にもずっと書き込まれ続けていたらしいです(読者の方が教えてくれました)。
投資の損失よりも、罵詈雑言の方に凹みました。
こぼれ話ですが、執筆中の原稿には、罵詈雑言が並んだ某巨大掲示板のAA画像のスクリーンショットを挿絵として入れて出版社に送っていました。
編集さんが「さすがにこれは酷すぎるのでボツ」といって、文字の箇条書きに差し替えられました。今考えると、AA画像を入れておいた方が危機的状況での人間の本性をよりリアリティをもって伝えられたのではないかと、ちょっとだけ思っています。
自ら選んだ道があって、
その道の歩みが困難になったときに、
人としてどう振る舞えるのか・・
実は
投資も人生も同じなのです。
(コロナショックには、水瀬ケンイチさんの書籍『お金は寝かせて増やしなさい』が効きます | 投資信託クリニックより)
カン・チュンド氏はそう指摘しています。
まったく同感です。
投資に限らず、世の中の様々な困難に直面した時、人間の本性があぶり出されます。
良いことも、悪いことも含めて、出来事を記憶(記録)しておき、本当はどのような行動が良かったのかふり返れるようにしておくことは、その後の人生において役に立ちます。なぜなら、困難は今後何度でも起こるからです。
刺激に対して反射的に反応するだけだと、いつまでたっても何の進歩もない。刺激と反応の間にワンテンポ「思い出す」「考える」を入れられるようになると、行動も変わってくるでしょう。そして、それはだんだん「蓄積」されていきます。
えらそうなことを言っていても、私自身がまだまだ修行不足です。仕事や生活の中では受けた刺激にカーッとなって失敗してしまうことも多いです。
でも、せめて投資くらいは、刺激に対してワンテンポ置いて冷静に対応できるようになれるとといいなと常々思っています。幸い、インデックス投資は、刺激に対してワンテンポ置くことが比較的やりやすい投資法です。
今までもこれからも、あわてず、騒がず、ゆっくりと積み立て投資を続けていきたいと思います。
カン・チュンドさん、ありがとうございました。これからもたくさんのインデックス投資家の道しるべになってください。
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