【先進国株式】低コストインデックスファンド徹底比較(20年3月末) eMAXIS Slimが信託報酬引き下げと受益者還元型信託報酬で高評価

水瀬ケンイチ

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「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、先進国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2020年3月末で比較しました。

※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。

それではどうぞ。



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先進国株式クラスの対象インデックスは、「MSCI コクサイ・インデックス」。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどの先進国(日本以外)企業の株式に分散投資するインデックスです。

先進国株式クラスのインデックスファンドは、3月の「コロナ・ショック」の影響で軒並み1年リターンを落としていますが、保有期間中ずっとかかる信託報酬は、年率 0.1% を切るレベルまで下がっています。ETFと遜色ないコスト水準と言っていいでしょう。

比較の結果、今回は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」(運用会社:三菱UFJ国際投信)が、信託報酬、1年リターンで総体的に高評価となりました。

特に、信託報酬は、昨年末の2019年12月27日に続いて、2020年3月17日にも、年率0.0965%から年率0.0930%にさらに引き下げられました。

<該当記事>
「eMAXIS Slim 先進国株式」が信託報酬引き下げ、野村からは期間限定で信託報酬0%のインデックスファンド登場 - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

しかも、純資産残高500億円を超えた部分については「受益者還元型信託報酬」が発動して、年率 0.0915%まで下がります。現在、純資産残高786億円になっており、当ブログでは、信託報酬を500億円部分(年率 0.0930%)と286億円部分(年率 0.0915%)で加重平均して、年率 0.0924%と表示しています。

その結果、信託報酬の安さで頭ひとつ抜きん出て、クラス最安値となりました。今後も純資産残高の増加に応じて、信託報酬が 年率 0.0915% に近づいていくことが予想されます。

なお、日本株式クラスと同様に、2019年7月より、ベンチマークのインデックスを「配当除く」から「配当込み」に変更するというウルトラC(該当記事)を敢行しました。このため、インデックスとの差異がプラス方向に大きくブレているように見えますが、次回の運用報告書では投資家が比較しやすく正常化すると思われます。

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次点は、「ニッセイ外国株式インデックスファンド」(運用会社:ニッセイアセットマネジメント)が、インデックスとの差異において、「たわらノーロード 先進国株式」(運用会社:アセットマネジメントOne)が実質コストにおいて、相対的に良い評価となりました。

先進国株式クラスは、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の力技に、その他のファンドがどこまでついてこられるのか、という様相です。

日本株式クラスでは信託報酬で3トップで並んだ「iFree」も、先進国株式クラスではついてこれない状況。「i-SMT」も置いてけぼりです。

なお、「野村スリーゼロ先進国株式」(運用会社:野村アセットマネジメント)が信託報酬0%で登場しましたが、これは期間限定であり、将来(2031年から)の信託報酬が値上げされる設計になっているため、バイ&ホールドのインデックス投資の対象ファンドとしては「参考」扱いとしています。

他のアセットクラスも含め、当ブログの「低コストインデックスファンド徹底比較」カテゴリで、定期的に更新記事を書いておりますので、インデックスファンド選びの参考にしていただけたらと思います。

いろいろありますが結論。

先進国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2020年3月末で比較した結果、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」が相対的に高評価でした。


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本ブログ記事は、私が執筆・監修した書籍のおすすめインデックスファンド情報のアップデート版という意味もあります。今後も定期的に継続していく所存ですので、末永くお付き合いいただけるとうれしいです。


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