バンガードの市場の下落を最大限に活用する方法に「まとめ買い」はない

水瀬ケンイチ

894612e2a6150dd4499a2393d1347d08_m_20200415.jpg

バンガードのWEBサイトに「市場の下落を最大限に活用するには」というメッセージが掲載されています。



2020/04/13 市場の下落を最大限に活用するには | バンガード・インベストメンツ・ジャパン

上記メッセージの中で、市場の下落を最大限活用するポイントは、以下の3点に集約されています。
  1. 態勢を整える
  2. リバランスを行う
  3. 忍耐力を発揮する

それぞれに重要なことだと思いますので、ぜひ上記メッセージを読んでいただきたいと思います。ただ、個人的には、ここに「まとめ買い」が含まれていないことが存外、重要なのではないかと思います。

当ブログでも、下げ相場では「売らずに我慢すること」を中心に発信していますが、定番のレスとして、「いや、むしろ買いたい気持ちを我慢できないんですけど!」という威勢のよい返信がつくのも恒例となっています。

いわゆる「逆張り」の発想で、相場が下がったらまとまった資金を投資したい衝動に駆られるかたが一定数いらっしゃいます。

お気持ちは痛いほどわかります。ただ、2020年3月の「コロナ・ショック」から約1か月しか経っていない現在、少し下げ止まっているように見えますが、これが相場の底なのかは誰にもわかりません。

1か月前のブログ記事「株価乱高下のなか、バンガードさんから長期投資家に向けたナイスアシスト! 衝動的な売買にご注意あれ」でも取り上げたように、過去の歴史を紐解けば、本格的な下げ相場は数か月~数十か月続いていることを示しています。(※逆に上げ相場も同様に続いている)

個人的には、上記バンガードのメッセージにもあるとおり、「リバランス」(崩れた資産配分を所定の資産配分に戻す作業)をする程度におさめておいたほうがよいと思います。それでも、安くなった資産クラスを買い増す効果はそれなりにあるはずです。

2008年のリーマン・ショックの経験をふりかえってみても、相場の底でまとめ買いをできたかどうかよりも、積み立て投資をやめないで継続できたかどうかが、その後の資産形成の成否に効いているという実感があります。

私も普段は年2回(6月末と12月末)に資産配分のチェックをしていますが、今回の「コロナ・ショック」は下げるスピードがかつてないほど早いというデータを見たので、手がすいたら臨時の資産配分チェックをしてみて、必要に応じてリバランスはするかもしれません。しないかもしれません。

もし、したらこのブログでお知らせしようと思いますが、いま仕事が超絶忙しく、それどころではないというのが実態です。毎月のつみたて投資は継続しているので、それで十分だという思いが強いです。

関連記事


投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。また、当ブログ内容の無断転載を禁じます。

Posted by水瀬ケンイチ