コロナ・ショックのなか「つみたてNISA」対象インデックスファンドに資金流入!
水瀬ケンイチ
「つみたてNISA」対象ファンドの流入額が増えているようです。特に、超・低コストなインデックスファンドが中心です。
【アナリストの視点】コロナショックで「長期・積立」意識高まる、2-4月のつみたてNISAファンドへの流入額は過去最高に迫る
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、20年2月下旬以降、世界の株式市場が不安定な動きとなる中、つみたてNISA対象ファンドへの安定した資金流入が続いている。20年4月は4カ月連続で純資金流入を記録。3カ月間の合計では、過去最大となった制度開始直後の数値に迫った。
2020年2月下旬以降、新型コロナウイルス感染症の拡大で世界中の株式市場が不安定な動きとなる中、つみたてNISA対象ファンドに投資家による資金流入が続いてます。2020年4月は3か月間の合計で過去最大となった制度開始直後の数値に迫っているとのこと。
資金流入額上位のファンドの顔ぶれを見ると、
1位 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
2位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
3位 楽天・全米株式インデックス・ファンド
4位 eMAXIS Slim先進国株式インデックス
5位 SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
など、当ブログではおなじみの超・低コストなインデックスファンドが並んでいます。
いわゆる「コロナ・ショック」でも、投資家がインデックスファンドへの積み立て投資を続けているということがわかり、とても心強く感じました。
私がやっているTwitterでは、「今回のコロナ・ショックを機につみたてNISAで投資を始めてみた」という声が、特に20代の若い方々から聞こえてきています。
楽天証券では、「3月の新規口座開設者は、年齢別では30代以下が6割を超え、性別では女性が約4割に達した。また、投資初心者比率も7割を超えた」と報道されています。
今後も不安定な相場が続くかもしれませんが、この荒れ相場の中でせっかく勇気をもって投資を始められた皆さまにおかれましては、ぜひ、継続していただきたいと思います。
つみたてNISAは最長20年間の非課税期間があります。この時期に積み立てられた資金が、将来(20年後)、大きく花開いていることを願います。
これからつみたてNISAで投資を始めてみようと思っているかたには、闇雲にとにかく始めるのではなく、最低限の準備をしてからがよいと思います。
よろしければ、まずは当ブログのエッセンスをまとめた人気まとめ記事「インデックス投資の具体的方法 8ステップ」を見てみてください。もちろん無料です。
「水瀬さんが考えるインデックス投資の方法って具体的にどんな感じですか?」ブログを始めて8年目、こんな質問をされることが増えてきました。ほとんど毎日インデックス投資に関するブログ記事を書いているのですが、その本数も2,000本を超え、すべてに目を通すのはおよそ無理というレベルになってしまいました。なので、要点がつかみにくくなっているんだろうなぁと推測しています。そんな時に「ここを見てください」と言えるペー...
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