世界恐慌からの回復に要する年月が、思ってたのと違う!?
水瀬ケンイチ
日経電子版に世界恐慌からの回復に要する年月についての記事が掲載されています。
■ハナ(29) 入社7年目、メーカー勤務。資産形成に興味がある。話が難しくなると、眠る癖がある。■岡根(32) パーソナルファイナンス(個人向けの資産形成論)を教える大学講師。ハナのサークルの先輩。岡
詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、無理やりまとめると、以下のとおりでした。
・世界恐慌では、米国株が1929年8月の高値から最大で9割も下げ戻るのに25年かかった
・配当込み指数で見れば、戻るのに15年強
・積み立て投資をしていれば、戻るのに4年弱
相場が暴落したあと、積み立て投資では、たとえ指数が高値を回復していなくても、指数が底練りしている間に安く仕込む回数が多くなり、少しの指数上昇で、プラスに転じるという特性があります。
そのかわり、一本調子に指数が右肩上がりするような相場では、平均の買値もどんどん上昇していってしまうので、下げ相場ですぐにマイナスに転じてしまうということと裏腹の関係にあります。
ただ、実際の相場は、数年に一度くらいは大きな暴落があり、騰落をくり返しながら長期で見れば少しずつ上昇していくといった動きをするので、積み立て投資はフィットすると個人的には思っていて、また、自分でも実践しています。
指数の値動きと積み立て投資のパフォーマンスが必ずしも連動しないのは、積み立て投資のちょっと不思議なところですね。
積み立て投資の得意な相場の形と苦手な形について、以下のブログ記事でも取り上げています。ご興味があればご覧ください。
積み立て投資の得意な相場の形と苦手な形について、わかりやすいコラムがありましたのでご紹介します。...
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