インデックス投資家でもあるパックン家のマネー教育がすごい

水瀬ケンイチ

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当ブログにもたびたび登場するお笑いコンビ「パックンマックン」のパックンさん。じつはインデックス投資家でもあるのです。

パックンさん、「インデックスファンドの父」ジョン・ボーグル氏が残した功績について語る - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

そのパックンさんが、VERY(ヴェリィ)公式サイトで、マネー教育について語っています。




パックンさんは8歳のときに、ご両親が離婚され、シングルマザーの経済的に厳しい家庭で育ち、1人1食100円以下だったという話は意外です。

でも、米国では中2の時に社会の授業で「お金の授業」があったり、大学では学費を自分で払ったりというのが当たり前の環境で、そのなかでもまれて知識を身に着けていったそうです。やる・やらないは別にして、金銭的な情報、知識、ノウハウを教えるのも、米国では教育のひとつ。うらやましいですね。

投資家としては、「がんがん分散。超分散型」と自ら仰るように、通貨・国・資産クラスを分散したインデックスファンド等でバイ&ホールドして、配当は再投資。マーケットを信じて、個別銘柄では勝負しない。投資戦略は、私と同じインデックス投資だと思います。

そのパックンさんが、お二人のお子さんにマネー教育をしているのですが、スーパーで世の中のことを学ばせているというのがユニークです。

スーパーでお金の大切さ(有限性、希少性)、商品の値段(価格決定)、買う人と売る人(需要と供給)などの仕組みを教えているのだと私は理解しました。

米国は「お小遣い」ではなく、「お駄賃」が基本という家庭が多いようですが、パックン家では、本はいくらでも買ってあげるかわりに、本以外で欲しいものがあるなら、クリスマスか誕生日まで待つか、稼いでもらうかどっちかとのこと。

たくさんの習い事も、かかる金額を伝えつつ頑張らないと払わないぞと伝えている。う~ん、子ども相手に厳しい!と思わなくもないですが、これもひとつの教育方針です。

子どもにとって貧乏暮らしがよいとは思いません。でも、なんでもかんでも何不自由なく買い与え、やりたいという習い事をどんどんさせることが本当に子どものためになるのかというと…。

親はいつかいなくなります。おそらく子どもよりも先に。子どもにひとりの人間として、考える力であったり、稼ぐ力であったり、あるいは耐える力などを持たせてあげる方が、結果的にはよいかも。

日本の学校ではお金の授業がありません。学校で先生をやっている知り合いが授業でお金のことを教えようとしたところ、PTAの親たちから「けしからん」とお叱りを受け、中止に追いこまれたと聞いた時には、とても悲しい気持ちになりました。

先日のブログ記事「余命宣告を受けたコワモテの事業再生屋が、10代の若者へ遺したメッセージ」でも、若者がお金の知識を持たないばかりに、気軽な借金(カードローン・クレジットカードのリボ払い等)からいともかんたんに多重債務者におちいる危険性について取り上げました。

国でも「最低限身に付けるべき金融リテラシー(お金の知恵・判断力)」の項目別・年齢層別スタンダードを明示した「金融リテラシー・マップ」を作成しています。活用されているかはさておき、私が見る限り、教えた方がよいことの目安として、よくできていると思います。

お子さんにどのようなマネー教育をすればいいのか悩んでいる親御さんの参考になると思いますので、リンクを置いておきます。人にものごとを教える時には、まず自分が理解していないと教えられないので、親御さんの勉強にもなると思います。

金融リテラシー・マップ ~「最低限身に付けるべき金融リテラシー(お金の知恵・判断力)」の項目別・年齢層別スタンダード|知るぽると

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Posted by水瀬ケンイチ