【先進国株式】低コストインデックスファンド徹底比較(20年6月末) eMAXIS Slimが受益者還元型信託報酬「2段階」突入で高評価

水瀬ケンイチ

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「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、先進国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2020年6月末で比較しました。

※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。

それではどうぞ。



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先進国株式クラスの対象インデックスは、「MSCI コクサイ・インデックス」。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどの先進国(日本以外)企業の株式に分散投資するインデックスです。

先進国株式クラスのインデックスファンドは、保有期間中ずっとかかる信託報酬が年率 0.1% を切るレベルまで下がっています。海外ETFとほぼ遜色ないコスト水準といって良いでしょう。それでいて、100円から投資できたり、分配金再投資が自動でできたり、自動積み立てができたりといった(海外ETFにはない)「投資信託の良さ」を備えています。

比較の結果、今回は「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」(運用会社:三菱UFJ国際投信)が、信託報酬、1年リターンで総体的に高評価となりました。

特に、信託報酬は、純資産残高500億円を超えた部分、1000億円を超えた部分について「受益者還元型信託報酬」が発動して、それぞれ年率 0.09145%、年率 0.08990%まで下がります。

2020年6月末現在、純資産残高1092億円になっており、当ブログでは、信託報酬を500億円未満部分(年率 0.0930%)、500億円以上1000億円未満部分(年率 0.0915%)、1000億円以上部分(年率 0.08990%)で加重平均して、年率 0.0920%と表示しています。

その結果、信託報酬の安さで頭ひとつ抜きん出て、クラス最安値となりました。今後も純資産残高の増加に応じて、信託報酬が 年率 0.08990% に近づいていくことが予想されます。

次点は、「ニッセイ外国株式インデックスファンド」(運用会社:ニッセイアセットマネジメント)が、インデックスとの差異、1年リターンにおいて、相対的に良い評価となりました。

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先進国株式クラスは、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の力技に、その他のファンドがどこまでついてこられるのか、という様相です。

「ニッセイ」はいい勝負をしていますが、日本株式クラスでは信託報酬で4トップで並んだ「iFree」「Smart-i」も、先進国株式クラスではついてこれない状況。

特に、要注意ファンドとして「iシェアーズ 先進国株式インデックス」は、他のファンドと比べて直近1年リターンが低すぎる異常値が出ています。理由は不明ですが、これだけ他の選択肢があるなかで、あえて選ぶ必要はないかと思います。

なお、「野村スリーゼロ先進国株式」(運用会社:野村アセットマネジメント)が信託報酬0%で登場しましたが、これは期間限定であり、将来(2031年から)の信託報酬が値上げされる設計になっているため、バイ&ホールドのインデックス投資の対象ファンドとしては「参考」扱いとしています。

他のアセットクラスも含め、当ブログの「低コストインデックスファンド徹底比較」カテゴリで、定期的に更新記事を書いておりますので、インデックスファンド選びの参考にしていただけたらと思います。

いろいろありますが結論。

先進国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2020年6月末で比較した結果、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」が相対的に高評価でした。


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本ブログ記事は、私が執筆・監修した書籍のおすすめインデックスファンド情報のアップデート版という意味もあります。今後も定期的に継続していく所存です。


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Posted by水瀬ケンイチ