【新興国株式】低コストインデックスファンド徹底比較(20年6月末) 「雪だるま(新興国株式)」が高評価

水瀬ケンイチ

brazil-150403_640.png


「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、新興国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2020年6月末で比較しました。

※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。

それではどうぞ。



photo20200709.png


新興国株式クラスの対象インデックスは、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」もしくは「FTSE エマージング・インデックス」です。中国、台湾、インド、ブラジルなどの新興国の株式に分散投資するインデックスです。

20年3月に発生した株価暴落「コロナ・ショック」の影響でどのファンドもリターンがマイナスです。新型コロナウイルス感染症の発生源は中国といわれていますので、新興国株式クラスのインデックスファンドのリターンが下がるるのも無理からぬこと。

そのなかでも、「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」(運用会社:SBIアセットマネジメント)が、信託報酬、実質コストにおいて、相対的に良い評価になりました。愛称「雪だるま新興国株式」です。

SBIアセットが公表している信託報酬 年 0.195% というのは税込表示で、比較のために税抜に割り戻すと年 0.177% となり、eMAXIS Slim やニッセイの信託報酬 年 0.189% を下回るクラス最安になります。



db5bf28c58d0fe18efa026ee8f2e1537_s.jpg


次点は、「i-SMT 新興国株式株式インデックス(ノーロード)」(運用会社:三井住友トラスト・アセットマネジメント)で、1年リターンに置いて良い評価でした。「i-SMT」がリターンでトップなのは頑張ったと思います。これが継続してくれるのか、今後に注目したいと思います。

そして、「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」(運用会社:三菱UFJ国際投信)は、インデックスとの差異において良い評価でした。

ちなみに、eMAXIS Slim シリーズは、業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けると運用会社が表明していますが、厳密には、ライバル他社のファンドの「税抜き」信託報酬に追随する方針のようで、「税込み」信託報酬で最安の「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」には追随する気配がありません。

消費税がかからない海外ETFが投資先のライバル他社のファンドには追随しない(できない)という方針は、もしかしたら、eMAXISシリーズ唯一(?)の弱点かもしれません。

要注意ファンドとしては、「たわらノーロード 新興国株式」で、手堅い運用のイメージに反して他のファンドと比べて直近1年リターンが低すぎる異常値が出ています。理由は不明ですが、これだけ他の選択肢があるなかで、あえて選ぶ必要はないかと思います。

「eMAXIS Slim」も「たわらノーロード」も新興国株式クラスではふるいません。

新興国株式クラスは、シリーズ名だけで商品を選ばない方がよい資産クラスといえそうです。まあ頂上決戦みたいなもので、僅差ですけど。

他のアセットクラスも含め、当ブログの「低コストインデックスファンド徹底比較」カテゴリで、定期的に更新記事を書いておりますので、インデックスファンド選びの参考にしていただけたらと思います。

いろいろありますが結論。

新興国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2020年6月末で比較した結果、「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」(雪だるま新興国株式)が相対的に高評価でした。


こんな記事も読まれています。

投資信託の「実質コスト」に日経新聞が斬り込む!

日本経済新聞に、投資信託の実質コストについて書かれた記事が掲載されています。...



<ご参考1>
上記の高評価インデックスファンドは、以下のネット証券で購入できます。会社名をクリックで口座開設できます(無料)
楽天証券
SBI証券

<ご参考2>
本ブログ記事は、私が執筆・監修した書籍のおすすめインデックスファンド情報のアップデート版という意味もあります。今後も定期的に継続していく所存です。


※言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いいたします。
関連記事


投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。また、当ブログ内容の無断転載を禁じます。

Posted by水瀬ケンイチ