バンガード・インベストメンツ・ジャパンが営業活動終了

水瀬ケンイチ

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公式発表がありました。バンガード・インベストメンツ・ジャパンが営業活動を終了するとのこと。





バンガード・インベストメンツ・ジャパン WEBサイト
2020/08/27 当社の営業活動終了のお知らせ


日本の証券会社経由で投資可能なバンガードETF(VTやVOOなど)、SBIバンガードや楽天バンガードなど、日本の運用会社と提携して設定されたインデックスファンドは、今までどおりの取り扱いで変わりません。(香港上場ETFを除く)

投資商品において、個人投資家に迷惑をかけることはないのが不幸中の幸いだと思います。

ただ、バンガード・インベストメンツ・ジャパンがまだ社員数名しかいなかった大昔から、だんだん業容を拡大してきた歩みを応援してきた者からすると、相場が特に悪くもないこのタイミングでの日本拠点撤退は残念です。

もともと、バンガードのファンドの超・低コストの秘訣は、バンガードファンドの投資家がバンガードの所有者(株主)になる独特な会社構造にあります。米国人バンガードファンド投資家のメリットになるように、バンガードは運用で得た利益を投資家に、毎年の運用コスト引き下げという形で還元してきました。

逆にいえば、米国人バンガードファンド投資家の直接メリットにならないこと(日本や香港での営業活動など)を続ける余裕がなくなってきたということかもしれません。

日本でインデックス投資を紹介し続けてきた者からすると、日本市場が米国バンガードにとってコストに見合わないと見限られてしまったことは、ただただ残念です。

歴代のバンガード・インベストメンツ・ジャパンの代表、社員の方々には、個人投資家の手作りイベント「インデックス投資ナイト」に出演していただいたり、バンガードのブロガー交流会のお手伝いをさせていただいたり、個人投資家として交流させていただいたので、とてもさびしく思います。

バンガード・インベストメンツ・ジャパンのWEBサイト、Twitter、ニュースレターも段階的に閉鎖する予定とのこと。タイムリーで質の高い情報がなくなってしまうのは個人投資家の良質な情報源の喪失として痛いです。

日本のインデックス投資において、ひとつの時代が終わってしまったなという気持ちです。

悲しいことですが、こうなってしまった以上嘆いてばかりいても仕方ありません。時間は巻き戻らないし、人生も資産運用も未来へと続いていきます。

幸い、投資商品に影響はないとのことですので、今後も、バンガードを含む低コストなインデックスファンド・ETFへのインデックス投資を継続していきたいと思います。

バンガード・インベストメンツ・ジャパンさん、今まで本当にありがとうございました。


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Posted by水瀬ケンイチ