30代~40代の活用が進んでいる「つみたてNISA」 一緒に生き残りましょうぞ

水瀬ケンイチ

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ニッセイ基礎研究所に、「30代、40代の活用が進む つみたてNISA」というレポートが掲載されています。



30代、40代の活用が進む つみたてNISA | ニッセイ基礎研究所

2018年1月から始まったつみたてNISA(少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度)。つみたてNISA口座からの買付金額が、2年目の2019年は1年間で2,044億円と1年目の2018年の931億...

詳しくは、上記レポートをご覧いただきたいのですが、ざっくりまとめると、2018年から始まった「つみたてNISA」について2019年は30代~40代の利用が伸びているというお話です。


上グラフを見ると、口座数が青色の2018年よりもオレンジ色の2019年の方が大きく伸びています。特に、30代と40代の口座数が多くなっています。

レポートでは、制度が2年目に入って周知されてきたことに加えて、2019年6月の「年金2000万円不足」問題によって老後の生活資金確保や資産運用に対する関心が高まったことが影響したと分析しています。

そういう認知度の要因も大きいと思いますが、私は「つみたてNISA」をはじめた投資家が、投資の要点をしっかりと理解してから、投資を始めていることが大きいのではないかと推測しています。

「投資を理解する」といっても難しいはなしではなく、上がるだけではなく下がることもあるということ、それから長期(たとえばつみたてNISAの非課税期間の20年)で均せばプラスのリターンが期待できることを、理解しているのではないか。

というのも、2020年2月にコロナショックという世界的な株価暴落が起こりましたが、2020年から投資を始めた投資ビギナーのうち、「運用の規模を縮小したい」「もうやめたい」と回答した人の合計は1%に満たなかったという調査結果が出ているからです。

今年6月のブログ記事「今年投資デビューしてコロナショックを体験した3800人の回答が頼もしい!」でも取り上げたデータです。

調査では、今年から投資を始めた人(投資歴6カ月未満で昨年投資実績がない人)が、回答者全体の1割に相当する3777人に上った。本連載の初回で紹介したように、世代では30代が35.2%で最も多かった。20歳未満(1.3%)、20代(20.1%)と合わせると、30代以下の若い層が56.6%と過半を占めた。

今年に投資デビューを果たした回答者たちの多くがコロナショックによる資産価格の暴落で手痛い洗礼を受け、意気消沈しているかと思いきや、予想に反する結果となった。「順調にスタートを切れた」とする回答が6割にも達したのだ。

一方で、暴落で損が出たが、それで「運用の規模を縮小したい」「もうやめたい」と回答した人の合計は1%に満たなかった。残りは「慌てず運用を続けたい」「これからの投資で挽回したい」「もっと積極的に投資していきたい」と前向きな姿勢を示した。

投資初心者3800人、コロナでも「スタート順調」6割  :日本経済新聞より)


今までも、「財テクブーム」など何かのブームで、投資ビギナーが一時的に増えることは度々ありました。でも、その後、暴落相場がある度に、彼らは市場から退場してしまい「投資はもうこりごり」とばかりに二度と相場に近づかないといったことがくり返されてきたように思います。

しかしながら、2018年~2019年に投資を始めた30代~40代の投資ビギナーは、下げても投資をやめない。腰の入り方が違うように感じます。

とても頼もしいと思うと同時に、今の30代~40代にとって投資は、「増えたらラッキー!減ったら逃っげろー」というようなエンターテイメントではなく、将来にわたって生き残るための切実な「サバイバルツール」のひとつになりつつあるのだと思います。

私もサバイブしたいと思っています。投資ビギナーの皆さん、一緒に生き残りましょうぞ。

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Posted by水瀬ケンイチ