【先進国株式】低コストインデックスファンド徹底比較(20年9月末) 信託報酬 年0.1%以下の超低コスト、ニッセイ&eMAXIS Slimが高評価

水瀬ケンイチ

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「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、先進国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2020年9月末で比較しました。

※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。

それではどうぞ。



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先進国株式クラスの対象インデックスは、「MSCI コクサイ・インデックス」。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどの先進国(日本以外)企業の株式に分散投資するインデックスです。

世界の株式時価総額における先進国株式クラスの比率は、実に8割を占めます。その先進国株式クラスの中でアメリカが7割を占めます。まさに世界の株式市場の中心です。残り3割がヨーロッパなどです。

株式投資の中心たる先進国株式クラスのインデックスファンドは、保有期間中ずっとかかる信託報酬が年率 0.1% を切るレベルまで下がっています。海外ETFとほぼ遜色ないコスト水準といって良いでしょう。それでいて、100円から投資できたり、分配金再投資が自動でできたり、自動積み立てができたりといった(海外ETFにはない)「投資信託の良さ」を備えています。ありがたや、ありがたや。

比較の結果、今回は「ニッセイ外国株式インデックスファンド」(運用会社:ニッセイアセットマネジメント)がインデックスとの差異 +0.1%、1年リターン +8.57%と相対的に高評価です。また、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」(運用会社:三菱UFJ国際投信)が、信託報酬 年0.0917% とクラス最安値で高評価となりました。

「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の信託報酬は、純資産残高500億円まで年0.0930%、500億円を超えた部分は年0.0915%、1000億円を超えた部分は年0.0899%と下がっていく「受益者還元型信託報酬」が発動してどんどん下がってきています。2020年9月末現在、純資産残高1273億円になっており、当ブログでは加重平均して年0.0917%と表示しています。

その結果、信託報酬の安さで頭ひとつ抜きん出て、クラス最安値となりました。今後も、純資産残高の増加に応じて、信託報酬が 年率 0.0899% にだんだん近づいていくことが予想されます。

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先進国株式クラスは、eMAXIS Slim とニッセイの2強に、その他のファンドがどこまでついてこられるのかという状況です。日本株式クラスでは信託報酬で4強として並んだ「iFree」「Smart-i」も、先進国株式クラスではついてこられないようです。

要注意ファンドとしては「iシェアーズ 先進国株式インデックス」が、前回(2020年6月)に引き続き、直近1年リターンが相対的に低すぎる異常値が出ています。

理由は不明でしたが、Twitterのフォロワーさんが見つけたところによると、ベンチマークはMSCIコクサイですが、マザーファンドの運用がIVV(アメリカ)、EPP(日本除くパシフィック)、XIU(カナダ)、ISF(イギリス)、CSX5(ヨーロッパ)というETF銘柄の合成だからだと思われます。他に良いインデックスファンドの選択肢がいくらでもあるなかで、あえて選ぶ必要はないかと思います。

なお、「野村スリーゼロ先進国株式」(運用会社:野村アセットマネジメント)が信託報酬0%で登場しましたが、これは期間限定であり、将来(2031年から)の信託報酬が値上げされる設計になっているため、バイ&ホールドのインデックス投資の対象ファンドとしては「参考」扱いとしています。

他のアセットクラスも含め、当ブログの「低コストインデックスファンド徹底比較」カテゴリで、定期的に更新記事を書いておりますので、インデックスファンド選びの参考にしていただけたらと思います。

いろいろありますが結論。

先進国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2020年9月末で比較した結果、「ニッセイ外国株式インデックスファンド」「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」が相対的に高評価でした。


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本ブログ記事は、私が執筆・監修した書籍のおすすめインデックスファンド情報のアップデート版という意味もあります。今後も定期的に継続していく所存です。


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