自分の投資手法を確立しておくことの大切さ
水瀬ケンイチ
トウシルに相場急変時の心構えと対処法についての記事が掲載されています。
私のファンドは大丈夫?相場急変時の心構えと対処法 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
市場が急落したとき、あるいは今後下落が予想されるときにどう対処すればよいのか。具体的な対処法と心構えを考えてみよう。 投資信託にかかわらず、資産運用には大きく2つの考え方がある。1つは市場の長期的な成長を取りにいく長期投資の考え方。もう…
詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、趣旨を小見出しより抜粋させていただきます。
・相場急変時の対応は投資家の投資スタンスで異なる
・長期分散投資をしている投資家はリバランスを行う
・積立投資をしている投資家は続けること
・短期売買派は売買の規律を明確化、あるいは資質を再確認
トウシルの記事によると、長期分散投資をしている投資家はリバランス、積立投資をしている投資家は継続、短期売買派は売買の規律を明確化、あるいは資質を再確認とのこと。
同じ状況であっても、投資スタンスによって取るべき行動がまったく異なるのが興味深いです。
相場急変時に、「売れ」と言う人、「買え」と言う人、「何もするな」と言う人など、まったく違うこと言う人たちが同時に出てきて、わけが分からなくなってしまうことがあります。
だからこそ、自分の投資手法を確立しておく必要があるのだと思います。
特に相場暴落時には新聞・テレビなどのマスメディアやどこかのインフルエンサーなど「声のでかい人」の意見がくり返し流れてくるものです。
長期投資家なのに声の大きな短期投資家の意見に流されて、売買をくり返してしまったり、逆に、短期投資家なのに声の大きな長期投資家の意見に流されて、売り時・買い時を逃してしまったりするのは避けたいところ。
自分の投資手法を確立しておけば、「こんな時どうすれば!?」と慌てる必要はありません。やるべきことを粛々とやるだけです。
あとは「慣れ」もあると思います。
投資に限らず、人は初めて経験することに対しては、頭ではわかっていても身体が動かないものです。
非常に複雑かつ繊細な人間関係などと違い、相場は上げと下げの2種類しかありません。じつにシンプルです。相場急変の経験も積んで慣れておきたいですね。
今年春のコロナショックの時には、自分の投資手法に則った情報収集をしてブログ記事を書いたところ、よく読まれていました。ご興味があればご参考にどうぞ。
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