自分のリスク許容度の無料診断ツールがあった!

水瀬ケンイチ

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投資したお金がどれくらいまでならマイナスになっても受け入れることができるか、という度合いのことを「リスク許容度」といいます。

これが、資産配分(アセットアロケーション)を決めるうえでものすごく重要なのですが、投資経験、年齢、家族構成、年収、資産状況、性格など複数の要素が関係してくるため、実際に自分のリスク許容度を把握するのはなかなか難しいものです。

ANA Financial Journal に、自分のリスク許容度の無料診断ツールが掲載されていたので見てみました。

あなたの投資、リスク許容度は?計算方法と便利な診断ツールも紹介

これから投資をはじめたいけれど、リスクも気になる。そんな人は自身の「リスク許容度」を知ってから、投資商品や銘柄選びをすると失敗しにくくなります。この記事では、リスク許容度の意味・計算方法のポイント・無料診断ツールなどを紹介していきます。<目次> リスク許容度とはリスク許容度の計算とは


上記記事では、リスク許容度とは、リスク許容度の計算とは、リスク許容度を計算しなかったことで起こる3つの失敗パターンなど、リスク許容度に関してかなり詳しく解説されています。ぜひご覧いただきたいと思います。

そして、リスク許容度計算ツールとして、以下の3つの無料診断ツールが紹介されていました。

(1) 全国銀行協会「リスク許容度診断テスト」
(2) フィデリティ証券「ポートフォリオナビツール」
(3) ウェルスナビ「リスク許容度無料診断」

いずれも、10個程度の質問に答えていくだけで、自分のリスク許容度(もしくはリスクを許容できるだいたいのレベル感)を診断してくれます。

私が3つを試してみたところ、無料にしてはよくできているし、きれいにグラフ表示されて良い感じです。参考までに、私の個人的な印象を書いておきます。

全国銀行協会「リスク許容度診断テスト」はシンプルです。

質問に答えていくと、4つのタイプ(安全性重視タイプ、安定成長タイプ、バランス運用タイプ、積極運用タイプ)のうちのどれに当てはまるかが診断されます。

それぞれのタイプによって、資産配分が収益性資産(株式や投資信託)、安全性資産(MMFなどの公社債投信)、流動性資産(預貯金)の3種類の組み合わせで提案されます。
※水瀬注:日本のMMFはすべて繰上償還され絶滅したのでもう存在しませんが。

これくらい割り切った提案の方が、リスクを許容できるだいたいのレベル感がわかってよいのではないかと思いました。

フィデリティ証券の「ポートフォリオナビツール」は機能的には優れていると思いました。

資産配分と商品提案までする上に、そのポートフォリオ全体の期待リターンとリスク(標準偏差)の数値まで表示してくれます。数値で把握できるのはありがたい。

ただ、質問内容に「あなたは初心者ですか?中級者ですか?上級者ですか?」という「それがわからないから診断してるんだろうが!」と言いたくなるような質問や、「金融資産のうち投資可能な割合」を手入力させる質問があるなど、やや本末転倒なものが含まれており、診断ツールとしてはいかがなものかと思うところもありました。

また、私に提案された資産配分をみると、株式クラスとして米国株と日本株のみがあてがわれていて、なんで国際分散が2か国だけなの…?と疑問符がつくものでした。

ウェルスナビ「リスク許容度無料診断」は、まあまあよい感じでした。

リスク許容度を診断するというよりは、最適な資産配分と商品を提案する機能だと思った方がよいです。提案される資産配分は、参考になると思いました。

提案される商品は米国ETFなので、米国株・日欧株・新興国株という組み合わせになり、初心者がそのまま自分で購入するのは難しい玄人向け商品になっています。まあその先はウェルスナビのロボアドが全部やってあげるから契約してねということなのだと思います。

3つのどのツールを使っても、なにがしかの目安は得られると思います。少なくとも、初心者が米国株100%で全力投球!というような結果にはならないでしょう。

ただし、診断ツールで出た診断結果を、そのまま自分の資産配分とするのは少々危険だと思います。自分なりに調整する必要があるはずです。なぜなら、リスク許容度は人によって大きく異なるものですし、資産配分に唯一無二の正解があるわけではないからです。

いずれのツールも無料で診断時間は5分もかからないので、ご興味がある方は参考にやってみてはいかがでしょうか。

リスク許容度を含め、私が実践しているインデックス投資の具体的方法については、以下のブログ記事にまとめてあります。こちらも、ご興味があればどうぞ。

インデックス投資の具体的方法 8ステップ

「水瀬さんが考えるインデックス投資の方法って具体的にどんな感じですか?」ブログを始めて8年目、こんな質問をされることが増えてきました。ほとんど毎日インデックス投資に関するブログ記事を書いているのですが、その本数も2,000本を超え、すべてに目を通すのはおよそ無理というレベルになってしまいました。なので、要点がつかみにくくなっているんだろうなぁと推測しています。そんな時に「ここを見てください」と言えるペー...

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Posted by水瀬ケンイチ