公務員に向いている投資手法は何か
水瀬ケンイチ
ANA Financial Journal に公務員におすすめの投資手法について書かれたコラムが掲載されています。
株式投資を考える公務員必見!公務員におすすめの投資手法や投資制度は?
一般企業と違い景気に左右されないなど安定しているイメージが強い公務員ですが、反面制約が多く、副業も基本的に禁止されています。そもそも公務員って株式投資をしていいの?など、公務員に向いている投資手法、知っておきたい投資制度についてお伝えします。<目次>
詳しくは上記コラムをご覧いただきたいのですが、ざっくりまとめると、公務員に向いた投資手法はインデックス投資(インデックスファンドの積み立て投資)か、個別株の中長期投資とのこと。
公務員は安定しているものの、民間企業と比べ短期間で大きな昇給を目指すのは難しいので、定時定額の積み立て投資が向いている、というのは納得です。(まあ民間企業でも短期間での大きな昇給は難しいのですが…泣)
個別株の中長期投資は、しばらく時間をかけて預貯金をためながら、投資先企業を研究してまとめてドンと投資して中長期保有するという感じでしょうか。
そもそも、公務員は法律で副業を禁止されています。これはけっこう厳しい個人への行動制限ですよね。
元・自衛官のFPさんが YouTube ライブ配信をされていてたまに拝見しているのですが(こちらのチャンネル)、投資ひとつとっても株式投資、不動産投資、太陽光発電投資、その他の様々な投資のどこまでが禁止されている副業にあたるのか、現役の若い自衛官の方々もけっこう悩んでいることを知りました。
上記のインデックス投資や個別株の中長期投資なら、公務員が禁止されている副業にはあたらないと思うので、その意味でもぴったりだと思いました。
公務員にも様々な仕事があります。各省庁や役所の職員だけでなく、裁判官、国税専門官、警察官、消防官、自衛官、航空管制官、公立校の教諭などなど。
そのなかでも、特に忙しかったり、急な出動があったり、しばらく家に帰れないことがあるような仕事では、投資にじっくりと手間をかけることは難しいと思います。ずっと仕事に励んでいる間に、投資で失敗していたなんてことになったら悲しすぎます。
もし私がそういう過酷な仕事の公務員だったら、投資はたくさんある投資法のなかでも、特に手間がかからないインデックス投資を選択すると思います。
(もしかしたら、本業の仕事では日本全体に奉仕することになるので、個人の投資くらいは外国株式への投資比率を標準より少し高めて、公私のバランスを取るかもしれません)
昔、私は個別株の中長期投資にのめり込みすぎました。四六時中、投資先企業の株価やニュースが気になって、仕事や生活に支障をきたしてしまいました。そこで、なんとか手間がかからない投資法を模索して、現在の投資法(インデックス投資)にたどり着きました。だから余計にそう思うのでしょうね。
もっとも、投資の手間をどう感じるかは、人によるところが大きいもの。投資の手間も「むしろ楽しい!」と思えるのであれば、その方法が向いているのだと思います。なんにせよ本人にとって負担が少ない方法がよいと思います。
公務員のみなさま、どうかご自身の生活を大切にしながら、お仕事がんばってください。
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