【日本株式】低コストインデックスファンド徹底比較(20年12月末) eMAXIS Slimが高評価、iFreeが1年リターンで頑張る

水瀬ケンイチ

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「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、日本株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2020年12月末で比較しました。

※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。

それではどうぞ。

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日本株式クラスの対象インデックスは、「TOPIX」です。

比較の結果、「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」(運用会社:三菱UFJ国際投信)が、信託報酬年0.14%、実質コスト年0.14%、インデックスとの差異 -0.1%で、相対的に高いレベルで良い評価でした。

「eMAXIS Slim」シリーズは、業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けると運用会社が表明しているインデックスファンドシリーズで、今のところ、日本株式クラスではライバルファンドの信託報酬引き下げに追随しています。さらに、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)は、純資産残高がまだ261億円だから、今後、500億円を超えると発動する「受益者還元型信託報酬」でさらに信託報酬が下がる余地があります。

次点では、「iFree TOPIXインデックス」(運用会社:大和アセットマネジメント)が信託報酬と1年リターンで相対的に良い評価でした。「ニッセイTOPIXインデックスファンド」(運用会社:ニッセイアセットマネジメント)は、信託報酬とインデックスとの差異で相対的に良い評価でした。


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日本株式クラスのインデックスファンドは、信託報酬 年率0.14% に4本のファンド(eMAXIS Slim、ニッセイ、iFree、Smart-i)がひしめいていて接戦です。

日本株式全体を見ると「バブル経済」時代のPER100~200倍の超割高水準から「失われた20年」を経て、現在、PER10倍台と既に正常化していると考えられます。為替リスクがなく、株式のリスクプレミアムを取れる日本株式クラスのインデックスファンドは、もっと評価されて良いのではないかと思います。

信託報酬の引き下げ競争が最も激しい「先進国株式」クラスでは、信託報酬 年率0.1%を切る水準まで下がっていることを考えると、日本株式クラスは、もう一段の引き下げ余地があるのではないかと期待です。

また、東証が2022年4月にTOPIXの算出方法を見直すと発表しています(概要はこちら)。連続性の確保に十分に留意しつつ、流動性を重視する方向で構成銘柄を選定するとのこと。現在のところ、TOPIX連動インデックスファンドへの影響はあまりないと思われますが、気になるようであれば、落ち着くまで日経平均等に連動する日本株式インデックスファンドに投資するのもひとつの手だと思います。

いろいろありますが結論。

日本株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2020年12月末で比較した結果、「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」が相対的に高評価でした。


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本ブログ記事は、私が執筆・監修した書籍のおすすめインデックスファンド情報のアップデート版という意味もあります。今後も定期的に継続していく所存です。


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