ドル建て日経平均がバブル最高値更新! ドル建て日経平均に投資した方が儲かるの!?

水瀬ケンイチ

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「バブル最高値を何十年も更新できないダメ市場」「失われた○○年」と揶揄され続けてきた日本株市場ですが、日本経済新聞によると日経平均は「ドル建て」ならすでに史上最高値に達しているとのこと。


おお、1989年のバブル最高値を更新しているように見えます。

円建て日経平均ではまだ史上最高値にはなっていません。しかし、日本株に投資する外国人投資家たちはドル建てで運用を管理しているので、彼らには日本株はこのように見えているはず。印象も私たち日本人とはちょっと違うのでしょうね。

ところで、これを見て「円建て日経平均じゃなくて、ドル建て日経平均に投資した方が儲かるのでは!? それに気づいたオレ天才じゃね!?」と思うかたがいらっしゃるかもしれません。

残念ながら、そうはなりません。

将来の円転を前提(運用資産を日本で使う際にはドルから円に為替交換する必要がある)にすれば、為替レートでリターン差が相殺されて、ドル建てでも円建てでも日経平均のリターンは同じになります。

投資家を悩ませる「為替リスク」は、投資対象の国の通貨に対して負うのであって(≒日本人にとって日経平均は為替リスクなし)、投資商品がどこの通貨建て(円建て、ドル建て、ユーロ建てなど)であるかは関係ありません。

このことは直感的にわかりづらいですよね。昔の連載コラムで「為替リスク」の考え方について具体例を出して説明を試みていますので、ご覧ください。

[ コラム・インタビュー ブロガー水瀬ケンイチの等身大投資コラム―円建てファンドはドル建てファンドより為替リスクが低い? ] | E-Advisor イー・アドバイザー株式会社

日本株も、「バブル最高値を何十年も更新できないダメ市場」「失われた○○年」の汚名を返上して、ようやく夜明けが近いのかもしれません。

今までよりもさらに深い谷に叩き落される可能性も含みおきつつ、私は今まで同様、これからも、私は日本を含めた全世界の株式への投資を継続したいと思います。ただし、自分のリスク許容度の範囲内で(←超・重要!)

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Posted by水瀬ケンイチ