PayPayアセットマネジメント、日経225とNYダウのコスト最安インデックスファンドを新規設定すると発表!
水瀬ケンイチ
PayPay アセットマネジメントという運用会社ができ、日経225とNYダウのコスト最安インデックスファンドを新規設定することが発表されました。
アストマックス投信投資顧問 プレスリリース
2021/02/19 業界最低水準の運用コストを目指す「PayPay投信インデックスファンドシリーズ」3月8日(月)より運用開始(予定)
アストマックス投信投資顧問は2021年3月8日より「PayPay アセットマネジメント」と商号変更され、上記プレスリリースによると、新ファンド「PayPay投信 日経225インデックス」および「PayPay投信 NYダウインデックス」を設定するとのこと。
気になるファンド概要は以下のとおり。
■PayPay投信 日経225インデックス
販売手数料 なし
信託報酬 年0.13%(税抜)
信託財産留保額 なし
■PayPay投信 NYダウインデックス
販売手数料 なし
信託報酬 年0.18%(税抜)
信託財産留保額 なし
いずれも、日経225連動インデックスファンド、NYダウ連動インデックスファンドの信託報酬最安値ファンドとなります。
今まで日経225連動インデックスファンドでは、「eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)」「ニッセイ日経平均インデックス」「iFree 日経225インデックス」の信託報酬 年0.14%(税抜)がコスト最安ファンドでしたが、「PayPay投信 日経225インデックス」が信託報酬 年0.13%(税抜)でコスト最安値ファンドになります。
今までNYダウ連動インデックスファンドでは、「NZAM・ベータ NYダウ30」の信託報酬 年0.21%(税抜)がコスト最安ファンドでしたが、「PayPay投信 NYダウインデックス」が信託報酬 年0.18%(税抜)でコスト最安値ファンドとなります。
販売会社はジャパンネット銀行を皮切りに、順次拡大するとのこと。
また、上記プレスリリースでは、「両ファンドは、このたび当社が新たに立ち上げる『PayPay投信インデックスファンドシリーズ』第1弾であり、業界最低水準の運用コストを目指しております」とあります。
つまり、今後、他の資産クラスの最安値インデックスファンドが出るかもしれないということ。日経225とNYダウというインデックスは有名ではありますが、資産運用のベンチマークとしては、TOPIX、MSCIコクサイ、MSCIエマージング、あるいはMSCIオールカントリーワールドインデックス(ACWI)といった広範なカバレッジのインデックスに連動するインデックスファンドを期待します。
それから、「業界最低水準の運用コストを目指す」と明言しています。これが、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」シリーズのように、今後も継続して競合ファンドのコスト引き下げに追随し続けるという意味なのか、今回の新規ファンド設定に限る話なのか(あるいは、単なる「意気込み」なのか)、現時点では不明ですが、期待させられる発表です。
新社名の是非は横に置いておき、コスト最安インデックスファンドは素晴らしいです。競合他社に追随値下げの動きもあるかもしれません。
とにもかくにも、PayPay アセットマネジメントさん、グッジョブ!👍
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