平穏時の備えの翌日に、世界同時株安とはいとおかし

水瀬ケンイチ

昨夜の記事で、来たるべき下げ相場に備えて、当初の投資スタンスを一度振り返ってみようなんて言った途端、本日は「世界同時株安」だそうです。
まるで、下落してから書いた後だしジャンケン記事みたいになってしまい、お恥ずかしい限りです。
あと1~2日早く書いていたら、預言者みたいでナイスだったのに…(^^ゞ

さて、本日の日経平均は、515.80円の下落(-2.85%)とのこと。
例によって、テレビ・新聞などのマスコミは「暴落」「大暴落」「世界同時株安」「株債券為替トリプル安」と、騒ぎ立てています。
ついでに、投資ブログも「大暴落」のオンパレードです。

マスコミの大騒ぎを見ていていつも思うのは、この程度(1日で-2.85%)の下落で「大暴落」なんて言葉を使ってしまったら、本当に、ブラックマンデークラスの下落(1日で-22.6%!)があった時に、いったい何て表現するんだろう?ということであります。
「超弩級暴落」とか「メガトン暴落」とか「スーパーウルトラ暴落」とか言い出すのでしょうか。
なんか、昔のロボットアニメの必殺技みたいで、かえって重みがないかもしれませんね(笑)

何が言いたいのかというと…


現時点では、こんなもん暴落でもなんでもないのではないかということであります。

2.85%なんて、個別株をやっている人であれば、毎日普通に動く、なんでもない値幅ではありませんか。
今後、株価がどんどん下がり、下落幅が、ポートフォリオのリスクでいうところの1標準偏差に近づいて初めて「暴落」(31.73%の確率で起こりうる)、2標準偏差に近づいて初めて「大暴落」(4.55%の確率で起こりうる)、くらいじゃないかなと個人的には思っております。

個人的な言葉の定義はさておき。
些細な下落でも、大げさな言葉に耳を傾けていると、つい自分も大げさな言葉を使ってしまいがちです。すると、本当に大ごとのような気がしてきてしまい、狼狽売りなど、冷静さを失ったダメ取引をしてしまいかねないと思います。
憂慮すべき本当の暴落は、まだまだこれからかもしれません。
ぜひ、冷静な状況把握を。

P.S
長期投資家にとっては、暴落=バーゲンセールという側面もあります。
不謹慎ながら、もう少し下げてくれたら、喜んで買い増ししたいと思っております。
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Posted by水瀬ケンイチ