高コストインデックスファンドと低コストインデックスファンドの159ヶ月後の違い

水瀬ケンイチ

possessed-photography-miWGZ02CLKI-unsplash_20210908.jpg


モーニングスターに「株価上昇で株式インデックスファンド積立投資が大成功、運用コスト低減効果にも注目を」という記事が掲載されています。


いろいろ書いてありますが、要するに、低コストインデックスファンドと高コストインデックスファンドでは、日本株式でも先進国株式でも、低コストインデックスファンドの方がリターンが高いという実績を示した記事だと思います。

同じ資産クラスのインデックスファンドに投資しているのであれば、投資家は同じリスクを取っているといえます。高コストインデックスファンドは低コストインデックスファンドと同じリスクを取っているにもかかわらず、リターンは低い。ということは、相対的にリスクに見合ったリターンが得られていないダメなインデックスファンドということになると思います。

よく、上げ相場の局面では「1年で20~30%上がるんだから運用コストの1%くらいの違いに目くじら立てるのはセコ過ぎるだろ」みたいな意見をいただきます。しかし、「1年で10~20%くらい上がるんだったら」という前提自体が、現実的ではありません。株式クラスの平均的な期待リターンは年率5~6%です。リターン5%のなかでの1%の運用コストは、リターン全体の20%を抜き去られているのと同じです。

まあ、言葉でいくらいっても概念的な感じがして実感をともなわないものです。たまには、ノーリスクで取れるリターンの違いを、上記グラフのように「ビジュアル」で再認識するのもいいかなと思います。


運用コストが高いアクティブファンドはリターンもシャープレシオも低い傾向

モーニングスターに、運用コストが高いアクティブファンドはリターンもシャープレシオも低い傾向がわかるデータが掲載されています。(アクティブでは資金の3割超が「平均より高い」コストのファンドに流入、長期でパフォーマンス押し下げ| モーニングスターより引用)上記グラフは、先進国株式クラスのアクティブファンドについて、過去5年のフィーレベル(≒信託報酬の水準)を、「安い」「平均より安い」「平均的」「平均より高...

関連記事


投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。また、当ブログ内容の無断転載を禁じます。

Posted by水瀬ケンイチ