華々しい成功ストーリーの裏には必ず「嫌われ仕事」をこなし支える人がいる

水瀬ケンイチ

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投資をしていると株価や債券価格などが無機質な数字の羅列に見えてくることがあります。個別株ではなくインデックス投資をしていると、なおさらそうかもしれません。

成長企業の右肩上がりの株価や経営者のヴィジョンは夢と将来のリターンを感じさせます。

しかし、企業という組織は「人」の集合体です。全員が表舞台に立てるわけではありません。華々しい成功ストーリーの裏には、地味でおもしろくもない「嫌われ仕事」をこなし支える人間が必ずいるものです。

お客様からのクレームを受けて仕事上物申す人、法令順守の観点で仕事上物申す人、費用対効果で仕事上待ったをかける人、定期的に社内ルール違反がないか仕事上チェックする人、施策の失敗を要因分析して仕事上のノウハウとして記録する人など。

企業の中で彼らが表舞台に立つことはないでしょう。正直な話、損な役回りです。しかし、彼らの仕事なくして表舞台の華々しい活躍は成立しません。サッカーでも、まず守備があっての攻撃であり、守備がおろそかなチームは、たまに華々しく勝つことはあっても、試合を重ねるごとに失点を止められず負けるようになり、なかなか立て直すことができなくなります。企業も守備をおろそかにすると同様の運命をたどることになりかねません。

個人的には、たとえ個別企業には投資しないインデックス投資家であっても、資産クラスのリターンやリスクなど無機質な数字の「向こう側」に、必ず存在しているはずの企業の裏方たちにも、思いをはせられる投資家でありたいと思います。



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Posted by水瀬ケンイチ