【全世界株式】低コストインデックスファンド徹底比較(21年12月末) eMAXIS Slimが高評価

水瀬ケンイチ

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「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、全世界株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2021年12月末で比較しました。

※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。

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全世界株式クラスの比較対象インデックスは、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」と「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」です。日本を含む全世界株式と日本を除く全世界株式に分かれます。

全世界株式クラスのインデックスファンドは、これ1本で、もしくは日本株式クラスのインデックスファンドと組み合わせて、かんたんに世界の株式時価総額比率(世界市場ポートフォリオ)で投資することができるので、資産配分に納得ができればとても便利です。

日本を含む全世界株式クラスでは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(運用会社:三菱UFJ国際投信)が、インデックスとの差異 -0.1%、1年リターン +32.71%、3年リターン年率 22.40%で相対的に高評価でした。

調査時点(21年12月末)で純資産残高4079億円まで増えており、500億円、1000億円以上になった場合に段階的に発動する「受益者還元型信託報酬」の対象ゾーンに深々と入っています。元の信託報酬年0.1144%を加重平均して年0.1135%と表示しています。今後は平均信託報酬が年0.1133%に向かってさらに下がっていくでしょう。

次点は「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」(運用会社:SBIアセットマネジメント)が、信託報酬年 0.110%、実質コスト年 0.120%で相対的に高評価でした。

今回の比較期間では、ベンチマークが MSCI のファンド(eMAXISやたわら) の方が FTSEのファンド(雪だるまや楽天)よりもリターンが高い傾向が見られます。両方とも全世界株式のインデックスですが、FTSEの方は全世界の中小型株も少し含んでいるため、相場によって若干違いが出るのだと思います。

また、今回から、新規設定された「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」(SBIアセットマネジメント)を追加しました。自社に同じ資産クラスの「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」が既にあるにもかかわらず新たに設定されたファンドなので、なにか違いが出てくるのか興味があります。なお、第1期の運用報告書が出るまでは「参考」扱いとします。

日本を除く全世界株式クラスでは、「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」(運用会社:三菱UFJ国際投信)が、信託報酬 年0.1140%、実質コスト 年 0.18%、インデックスとの差異 +0.1%と相対的に良い評価でした。

調査時点(21年12月末)で純資産残高1143億円で、500億円、1000億円以上になった場合に段階的に発動する「受益者還元型信託報酬」の対象ゾーンに突入しています。元の信託報酬年0.1144%を加重平均して年0.1140%と表示しています。今後は信託報酬が年0.1133%に向かってさらに下がっていくでしょう。

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日本株式クラス、先進国株式クラス、新興国株式クラスのインデックスファンド3本を株式時価総額比率(世界市場ポートフォリオ)で組み合わせるのと、全世界株式インデックスファンド1本だけ持つのとで、運用コストはほぼ同じとなります。リスク資産は「もうこれ1本でいい!」というインデックス投資家が増えてくるかもしれません。インデックスファンドの「ファイナル・アンサー」の香りがします。

私も昨年(2021年7月)から、積み立て用ファンドを全世界株式インデックスファンド1本に変更しました。もっとも、今まで積み立ててきた日本株式クラス、先進国株式クラス、新興国株式クラスのインデックスファンドの数々は、そのままストロング・ホールドするので、管理の手間はあまり変わらない見込み。将来、取り崩しの段階になったら、3本に分けていたファンドから先に売却していくので、管理も少しずつ楽になっていくことでしょう。

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いろいろありますが結論。

全世界株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2021年12月末で比較した結果、日本を含む全世界は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、日本を除く全世界は「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」が相対的に高評価でした。


低コストインデックスファンド徹底比較のカテゴリです。主要なアセットクラスのインデックスファンド比較情報を、定期的に更新しています。


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<ご参考1>
上記の高評価インデックスファンドは、以下のネット証券で購入できます。会社名をクリックで口座開設できます(無料)
楽天証券
SBI証券

<ご参考2>
本ブログ記事は、私が過去に執筆・監修した書籍に掲載したおすすめインデックスファンド情報のアップデート版という意味もあります。今後も定期的に継続していく所存です。


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Posted by水瀬ケンイチ