新入社員の皆さんへ、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーからのメッセージ (その2)

水瀬ケンイチ

前回の記事、「新入社員の皆さんへ、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーからのメッセージ (その1)」の続きです。

(3)勉強のための1万円インデックスファンド

僕は基本的に、いわゆる「生活防衛資金」が貯まるまでは、本格的な投資はするべきではないと考えています。
生活防衛資金は、「生活費の2年分」(「最新版 投資戦略の発想法」木村剛著)がよいと考えて実践していますが、本によっては、「生活費の半年分」(雑誌等でよく見かけます)とか、「生活費の3か月分」(「内藤忍の資産設計塾 実践編」内藤忍著)とか、まちまちです。でも、「ゼロ」でよいという本は見たことがありません。

しかし、新入社員の皆さんには、投資とは別な観点で、「1万円分だけインデックスファンドを買ってホールドする」ことをご提案します。

まともな上司なら、新入社員に、「新聞くらい読め!」と言うと思います。
新聞が大事なのは分かりますが、興味は、他人に持てと言われて持てるものではなく、あくまで自発的なものです。
そこで、1万円でも、実際に自分のお金で投資することによって、上司に怒鳴られるまでもなく、自然と新聞やニュースに目が向くようになります
たった1万円で、値千金の勉強になること請け合いです。

(ただし、追加投資は、生活防衛資金ができるまでのお楽しみですよ)

(4)生命保険はできるだけ入らない

場所にもよるでしょうが、春になると、何故か社内に、きれいなお姉さんがうろうろしだします。どこから入れてもらっているのか分かりませんが、大手生命保険会社のセールスレディさんたちです。

ぜひお話したいという男性諸君のお気持ちは、痛いほど分かりますが、山崎元氏は「お金をふやす本当の常識―シンプルで正しい30のルール」のなかで、「生命保険にはできるだけ加入しない。本当に必要な保険にだけ泣く泣く加入すること」と指摘しています。また、「頼れる親類も資産の蓄積もない若い夫婦に子どもが出来てしまったというような場合に、ある程度の期間、掛け捨ての定期保険に入っておくといいだろうという程度のこと」とも言っています。

言い方はともかく、趣旨には賛成です。僕も生命保険には入っていません。
少なくとも、資産運用的観点で考えてみれば、人海戦術で契約獲得活動をしている会社の金融商品(保険)が、コスト的に有利なものであるはずがないと思っています。
家族構成など諸条件を考えて、どうしても生命保険が必要というかたであっても、たまたま会社に来たセールスレディからでなく、比較サイトなどでじっくりコストなどを検討して、納得がいくものを自分で選ぶとよいと思います。

入社当時、総務や労働組合のおっちゃんたちに、「共済に入れ」とすごい勢いで勧誘されました。しかし、何故か、僕はこれには最後まで首を縦に振りませんでした。おそらく、そのおっちゃんたちの強引さが気に食わなかっただけだったと思うのですが、今にして思えば、結果オーライ(笑)、賢明な判断だったと思います。
共済などは、一般の生命保険に比べたら安いようですが、いくら安くても、自分にとって不要なものは、買うべきではないと思います。

(5)社内恋愛は控えめに

男女ともに、ハイリスク&ローリターンです。
詳しくは…聞かないでください(笑)

以上、水瀬の拙い経験(や苦い思い出)を中心に、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー流アドバイスを、つらつらと書き連ねてきましたが、新入社員の皆さんの何かのお役に立てば幸いです。

なにはともあれ、新入社員の皆さん、いっしょに頑張りましょう!!

(終わり)

(繰り返しになりますが、ライフプランの話は、個人個人のおかれた環境や価値観によって、判断は違って然りです。いち個人投資家の戯言として聞き流していただければ幸いです)
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Posted by水瀬ケンイチ