「思考停止」から抜け出したい!(その5) 道具としてのファイナンス

水瀬ケンイチ

前回の記事、「思考停止」から抜け出したい!(その1)(その2)(その3)、(その4)の続きです。

必要性に迫られて企業価値評価をする人たち、つまりビジネスの観点から、「バリュエーション」をとっかかりにして勉強してきました。

そこの大枠が見えてくると、その他のファイナンス理論にも興味がわいてきます。
財務会計、資本構成、配当政策、デリバティブなど。
そこで、やはりAmazonで高評価だったり、相互リンクブログ様で推薦されていた、以下の本を読んでみました。

4534039484道具としてのファイナンス
石野 雄一
日本実業出版社 2005-08-25

by G-Tools

道具としてのファイナンス」は、様々なファイナンス理論を簡潔にまとめて教えてくれます。

  • 投資に関する理論(将来価値・現在価値・正味現在価値NPV・内部収益率IRRなど)
  • 証券投資に関する理論(リスク・標準偏差・共分散と相関係数・効率的フロンティア・β・効率的市場仮説など)
    ※ここだけはサクサク読めました(笑)

  • 企業価値評価(加重平均資本コストWACC・フリーキャッシュフロー・DCF法・EVAなど)
    ※ここは前記事の「MBAバリュエーション」で詳しくやりました。

  • 企業の最適資本構成と配当政策(財務レバレッジ・MM理論・財務破綻コスト・ペッキング・オーダー理論・配当政策・自社株取得・資金調達など)

  • 資本市場に関する理論(債券・金利・配当から株価を求める・マルチプル法など)

  • デリバティブの理論(先物・スワップ・オプション・ワラント・転換社債など)

  • ブラックショールズ・モデル
と、濃淡はあるものの、全体像を把握するのにもってこいです。



小難しい計算式がたくさん出てきますが、エクセル活用を前提に書かれているので、関数の設定方法まで解説してあり、僕のような文系野郎にはうれしいです。
一度、エクセルにフォーマットを作ってしまえば、いろいろ数字を変えて入力することで、結果がどう変わってくるか、反応度を見るのも簡単です。

エクセル

ゼロ・クーポン債のスポットレート

MBAバリュエーション」とあわせて、ちょこちょこエクセルをつつきながら、1ヶ月以上かけて、すべて目は通しましたが、どうやら、何度も読まなければ、身になりそうもありません。
あとは、もっと実際にやってみることでしょうか。
コメントにて、NightWalkerさんMAT.Nさんが仰られているように、実際に身近な会社や事例に当てはめて計算してみる等、「活きた知識」にする工夫が必要だと感じました。

今後も、ことあるごとに、これらファイナンスの本も紐解いていきたいと思います。

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Posted by水瀬ケンイチ