大半の投資家、インデックスファンドの利用が賢明=バフェット氏

世界のウォーレン・バフェット氏が、大半の投資家に、インデックスファンドの利用をおすすめしているようです。

【ロイター 2007/05/07より引用】
大半の投資家、インデックスファンドの利用が賢明=バフェット氏
 [オマハ(米ネブラスカ州) 6日 ロイター] 米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は6日、自分は依然として主要市場の株価指数をアウトパフォームできると考えているが、大半の投資家は低コストのインデックスファンドに投資する方が賢明だとの認識を示した。

 バフェット氏は、自身が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの年次株主総会の翌日に開いた記者会見で「コストが非常に低いインデックスは、アマチュアが運用する資金や専門家が運用する資金の大半に勝るだろう」と語った。

 また、投資家は人気が高まっているヘッジファンドに集中すべきではないとも指摘。「グロスでのパフォーマンスはそれなりだが、手数料が利益のかなりのパーセンテージを食う」とした上で、「運用成績の良いマネジャーに多くの手数料を支払うが、成績のあまり良くない人にも多くの手数料を支払うことになる」と述べた。
【引用終わり】

集中投資で有名なバフェット氏ですが、もともと、インデックスファンドについては、「定期的にインデックス・ファンドに投資することで、何も知らない投資家は、ほとんどの投資のプロを事実上出し抜くことが可能だ」と過去の「バフェットからの手紙」の中で述べています。
今回の発言は、あらためてそれを繰り返した形です。

もちろん、バフェット氏と同じくらいの個別株選択眼をお持ちのかたであれば、集中投資が効率的だと思います。
でも、僕を含めて大半の「普通のひと」は、インデックスファンドへの投資が無難だと思います。
少なくとも、いきなり個別株投資から入るのではなく、一度はインデックスファンドへの投資を検討したうえで、アクティブファンドや個別株への投資を検討するという過程を踏んだほうがよいと、個人的には思います。

ただし、インデックスファンドなら何でもよいというわけではありません。
バフェット氏も言っているように、「コストが非常に低いインデックス」でなければ、その限りではありません。
日本のインデックスファンドは、バフェット氏が住む米国よりも、まだまだコストが高いのです。
例えば、かつて僕のメインファンドであった、「バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド」は、日本では運用コストが年率0.82%です。
(これでも、国内証券会社で買える外国株式インデックスファンドとしては最も低コストの部類に入ります)
ところが、同じファンドが、米国では運用コスト年率0.19%です。

バフェット氏が言う「コストが非常に低いインデックス」に、日本から投資したければ、今のところ、以下の「海外ETF」が最もよい選択肢になるかと思います。

iShares S&P500 Index Fund
(S&P500種指数連動(米国)・信託報酬0.09%)
iShares MSCI EAFE Index Fund
(MSCI EAFE指数連動(米国以外の先進国)・信託報酬 0.35%)
iShares MSCI Emerging Markets Index Fund
(MSCI Emerging Markets指数連動(新興諸国)・信託報酬 0.75%)

※データは楽天証券WEBサイトより。
※信託報酬とは別に、売買時には売買手数料・為替手数料がかかりますので、詳しくは証券会社のWEBサイトをご確認ください。


<ご参考>海外ETFが買えるネット証券会社は、以下から口座開設できます。
(会社名をクリックしてください)
・楽天証券「海外ETF」
関連記事


  





コメント

「敗者のゲーム」でも

そういえば、名著といえるチャールズ・エリス氏の「敗者のゲーム」(ISBN:4532350689)でも、53ページでバフェット氏が「個人投資家はインデックス・ファンドを活用すべきだと主張している」という記述がありましたね。

信託報酬の低いETFを買うだけで、多くの機関投資家の平均成績を上回れるというのは、俄かに信じがたいことだと正直思いますが、これほど楽にプロを出し抜く事が可能であるというのには、感動を覚えます。

バフェットネタなので喰いつきました(笑)
過去の「会長の手紙」では、インデックス投資によって大半のファンドマネジャーに打ち勝つことができるが「フォーカス投資」の方が賢明だと言っていたはずなので、記事のとおり発言したとすれば一歩踏み込んだのかもしれません。まあ、バフェットがインデックス投資を薦める理由は、「市場が効率的だから」ではないんですが・・

個人的に思うのは、バフェットは生まれつき株式の選択眼が優れていたわけではないし、仮に現在「凡人」だからといって10年後もそうある必要もないということです。もちろん、10年後に成長しているためには努力が必要なので、その努力をする覚悟のない人は中途半端に個別株などに手を出さずインデックス投資に徹するのが賢明だと思います。人生には、株式投資の腕を磨くために努力するより大切なことがあると考える人が大半でしょうからね。

個別&割安株投資→Indexへ逆行?

”「売らずに我慢するテクニック」でストロングホールド”で、水瀬さんが個別&割安株投資で成功した私の投稿に、インデックスに落ち着くのは・・・、とコメントされていたのを思い出しました。これが答えです!私はバフェットのような天才ではないと自覚してます!因みに、私は元々、工学博士を保有するガチガチの理系・エンジニアで、財務諸表等の帳簿類はチンプンカンプン。事細かに読んで投資したのではありません(笑)。ただ、あの時、野村が1兆円も掻き集めてクラッシュした日本アホ株自滅ファンドと同じ頃、澤上社長のコメントを新聞で目にして、この人の言っていることの方が正しそうだと判断できたのは幸運でした。”労働者への賃金は・・・”で投稿したように、「アメリカの劣悪・凶暴な資本主義」が固定費削減を徹底的にやりに来たな。私の元の会社でも○○手当てカットの類有りました。労働者を痛めつけるだけ痛めつけ、奪える物は何でもぶんどり、損益分岐点を下げ、チョッとでも、売上高が増えれば、会社だけ、利益が出るようになる。黙ってると、労働者である自分は痛めつけられるだけだ。イスラエルのように自衛のための反撃を。自分の周りで起こっている状況から判断しただけです。バフェットの銘柄選別眼とは明らかに違う。動物の本能に近い。後は、911テロ、そごう、マイカル、大和銀等連続倒産の恐怖に耐え、目柄選別眼はないので、東証1部の主力・大型株を中心に買い漁り、ジッと待つ・忍耐だけでした。バフェットのような選別眼があったわけでは決してない。川崎汽、商船三井、コマツ、新日鉄は5~7年ホールドしただけで5~8倍になり、運よくTOPIXの上昇を上回っただけです。買って兜の緒を締めよ。バブル期に失敗したケースは、証券会社にも問題があったにせよ、個人投資家自ら過信・バフェットのような天才と勘違いして調子に乗り、更に自滅の道へ・・・。私はあの頃大学生でしたから、投資なんてやっていなかったが多分そうでしょう。先人の失敗から学ぶことも大切です。今、世界中、金余り?で、あの日本のバブルを彷彿させる雰囲気が漂ってきたと思っています。どうなるか解からない。ならば、Indexで分散。投資の基本。大間のマグロ一本釣り漁師が、陸に上がってヘラブナ釣り。確か、釣りの世界で、「ヘラブナ釣りに始まり、ヘラブナ釣りに終わる」という話を聞いたような。私は、今、そんな心境です。

「訳の解からぬ個人投資家はINDEX投資でもやりなさい」と言う賢人、バフェットのアドバイスは聞くに値すると思います。

水瀬さんこんにちは。
バフェットの発言、こころ強いですね。しかし低コストでのインデックス投資が、日本では楽天証券しかできないのは悲しいですね。それも購入手数料が31.5ドルでは、なかなかドルコスト法もできないですね。
僕はInteractive BrokersだとETFの購入手数料が1ドルなので、毎月VTIとVEU、またはSPYとEFAをドルコスト法で購入しています。
以前の記事は承知しておりますが、そろそろ水瀬さんも海外証券会社デビューするのはどうでしょうか?

>新幹線さんへ

たしかに、データを見ると感動的です(^^)

>空色さんへ

過去のデータを見る限り、「アクティブファンド」と「インデックスファンド」とでは、勝敗は明らかです。
原因の最も大きなものは、アクティブファンドが高いコストを取るからだと思います。
しかし、うまい個人の個別株投資とインデックスファンドとでは、どちらが勝つかは分からないと思います。
コストは個別株投資のほうが低いし、個人の実力レベルのバラつきが大きく、包括的なデータも取れないでしょうし。

>Werder Bremenさんへ

この記事↓ですね。
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-430.html

早期リタイアしているインデックス投資家。
まさに僕が目指すスタイルです。
Werder Bremenさんが、東京在住のかたであれば、ぜひ一度会ってお話をお聞きしたいところです。
ところで、
「釣りはヘラブナに始まり、ヘラブナに終わる」
とも言いますが、普通は、
「釣りはフナに始まり、フナに終わる」
もしくは、
「釣りはハゼに始まり、ハゼに終わる」
ではないでしょうか。
要するに、釣るのがカンタンな魚(さりとて突き詰めれば奥が深い魚)です。
ヘラブナは、初めての釣りとしては、かなり難しい気もします。
(あの微妙なアタリとか、かえしのない針とか…)

僕も釣り人なので、釣りネタ大好きです!(^^ゞ

>駒沢公園散歩人さんへ

ご忠告ありがとうございます。
幸い、日本のインデックス投資環境は、ここのところ大きく改善中ですので、もうちょっと長い目で見て付き合ってみたいと思います。
むしろ、Interactive Brokersが20年後、30年後も同じサービスレベルでETFが売買できるかどうかの方が、個人的には心配です。

はじめまして。いつも参考にさせていただいております。
「海外投資生活」というブログを書かせていただいております。
私の場合、ポートフォリオのリスク抑制のためにヘッジファンドへの投資を検討しております。手数料を払うだけの価値があるファンドを探している段階ですが。
私のブログにリンクを貼らせていただきました。
もしよろしければ相互リンクをお願いいたします。
今後も参考にさせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

>ミルフィーユさんへ

お気に召すヘッジファンドが見つかるといいですね(^^)

後ほどミルフィーユさんのブログを拝見しにおうかがいしたいと思います。
こちらからリンクさせていただく時は、別途ご連絡いたします。
よろしくお願いします。

ご連絡が遅くなりましたがトラックバックをさせて頂きました。
よろしければ相互リンクをお願いできますでしょうか。

長期でインデックスに勝てるかどうかが個別株投資の巧拙の判断基準だと思います。
長期でインデックスに勝てる個別株投資家がどの程度割合で存在するのかは分かりませんが、投資家の能力に比例してリターンが決まると考えるなら、その割合は確率ではなく難易度を示すことになるんだろうと思います(司法試験の合格率が5%のとき、全ての受験生に合格の可能性が等しく与えられていないように)。

>うんぼぼさんへ

こちらからリンクさせていただく時は、別途ご連絡いたします。

>空色さんへ

長期でインデックスに勝てる個別株投資家さんが、たくさん出てくることをお祈りしております(^^)

バフェット氏のインタビューに関して

水瀬さん、

はじめまして。アメリカ在住の者です。水瀬さんのBlogを拝見するのを、いつも楽しみにしております。

ご存知かもしれませんが、このインタビューはCNBCのサイトでビデオで観ることができます。非常に興味深い内容だったので、少し遅いのですが、最近始めた私のBlogで、今回のバフェット氏のインタビューに関して数回に分けて取り上げております。これに関する私のBlogのエントリーの冒頭にCNBCの当インタビューのビデオが見れるサイトのリンクを貼っております。勝手ながらトラックバックさせていただきました。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

>Alphaさんへ

初めまして、Alphaさん。
アメリカからうちのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

バフェット氏のインタビュー、見てみたいです。
後ほど、Alphaさんのブログにお伺いしますね。

コメントの投稿

※現在、コメント欄の運用は停止しております。書き込まれても反映されませんのであらかじめご了承ください。

非公開コメント

トラックバック

インデックス投資

水瀬さんのブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」のエントリ「大半の投資家、インデックスファンドの利用が賢明=バフェット氏」にて、ウォーレン・バフェット氏のコメント・インデックス投信についてコメント

バフェット氏の言葉

ロイターからウォーレン・バフェット氏の話が届いています。 http://today.reuters.co.jp/news/articlenews.aspx?type=topNews&storyID=2007-05-07T125020Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-258491-1.xml 「大半の投資家、インデックスファンドの利用が賢明=バフェット氏」

Warren Buffett CNBCインタビュー まとめ・感想

この件に関してのエントリーが続きましたが、最後に、このインタビューを振り返って、私が特に印象に残ったことをまとめます。1.“解らないものには投資しない”, こればバフェット氏の投資の鉄則で非常に有名で

広告

ブログ内検索

ファンドで選ぶ証券会社

楽天証券
・主要インデックスファンド購入可(たわらノーロード、三井住友DC専用、ニッセイ、インデックスe、SMT、eMAXIS、Funds-i等)
・投信積み立てもスポット購入も月100円から
・国内ETF1日10万円以内なら売買手数料無料プランあり
・海外ETF購入可(Vanguard、iShares等)
・海外ETFの特定口座対応&外貨での入出金可
今なら、各種取引とエントリーで最大100,000円分獲得キャンペーン実施中(2017/09/30まで)

SBI証券
・主要インデックスファンド購入可(たわらノーロード、三井住友DC専用、ニッセイ、インデックスe、SMT、eMAXIS、Funds-i、EXE-i等)
・投信積み立てもスポット購入も月100円から
・国内ETF1日10万円以内なら売買手数料無料プランあり
・海外ETF購入可(Vanguard、iShares等)
・海外ETFの特定口座対応&外貨での入出金可
今なら、総合口座開設&各種お取引で最大100,000円プレゼントキャンペーン実施中!(2017/09/30まで)

マネックス証券
・主要インデックスファンド購入可(たわらノーロード、三井住友DC専用、ニッセイ、SMT、eMAXIS、Funds-i等)
・投信積み立てもスポット購入も月1,000円から
・海外ETF購入可(Vanguard、iShares等)
・海外ETFの手数料ネット証券最安、特定口座対応
・米国ETF手数料実質無料サービス「ゼロETF」あり

カブドットコム証券
・一部インデックスファンド購入可(SMT、eMAXIS、Funds-iなど)
・投信積み立ては月500円から
・海外ETFの取り扱いはないが、所定の国内ETFが売買手数料無料の「フリーETF」サービスあり

セゾン投信
・これ1本でVanguardの超低コストインデックスファンド8本に国際分散投資できる「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が購入可
・投信積み立ては月5,000円から

人気記事ランキング

ブログパーツ

逆アクセスランキング

アクセスランキング

過去記事(月別)

厳選ブログリンク集

RSSフィード

カウンター(2006.1.27設置)