疲れたリーマンが考える株式本来の性質(その1) 何もしていないのに儲かるのはなぜ?

私事で恐縮ですが、ここのところ仕事が忙しくなっています。

夜遅くまで会社で働いて、家に帰ってきたらもうグッタリです。
遅い晩飯をかっ込んで、手早く風呂に入ったら、もう寝るだけです。

ブログの更新だけは、短時間でなんとか続けられていますが(貴重な気分転換手段でもあります)、資産運用のほうにかける時間などありません。
だから、資産はほとんど「放置状態」です。

しかしながら、それで運用実績が悪いかと言えば、全然そのようなことはありません。
今のところすこぶる好調です。
インデックスファンド・ETFをバイ&ホールドするインデックス投資は、基本的には何もしません。
そういう投資法です。

何もしていないのに儲かる――――考えてみたら、これはかなり不思議な現象です。

だってそうでしょう?
普通は、うちの中で、何もしないでぼーっとしていたら、お金など手に入るわけがありません。
街の中で、何もしないでつっ立っていても、お金など手に入るわけがありません。
同じように、会社の中で、何もしないで座っていたら、お金が手に入るどころか、さっさと追い出されてしまうでしょう。
当たり前すぎて、書くのがいやになってきました(笑)

次に、モノを安く手に入れて、高く売れば、その差額分のお金が手に入ります。
いわゆる「商売」ですね。
でも、これには、買って売る(売って買う)のくり返しという「行動」が必要になります。
行動が必要という意味では、株式のデイトレードや、商品先物取引なども、これに近いかもしれません。

また、自分の時間を使って、会社などで働けば、その対価としてのお金が手に入ります。
でも、これにも、働くという「行動」が必要になります。
この行動を怠ると、途端にお金は入ってこなくなってしまいます。

それでは、なぜ、インデックス投資は、何もしていないのに儲かるんだろうか?
それを何回かに分けて考えてみたいと思います。

(次回に続く)
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コメント

酔いどれには悩ましい・・・

 非常に本質的な問題提起ですね。

 形而上学的に四の五の私も言えそうですが、相当難しいですね。

 「(投機ではなく)投資とは何ぞや?」という真理に迫るような壮大なテーマに水瀬さんがいかなる回答を呈示していただけるのか、今から本当に楽しみです。

インデックス投資はメインディッシュ

 サラリーマンは皆疲れていて、忙しいんですよね。お互いに体を大事にして早期リタイア目指しましょう!!           ところで、インデックスファンド・ETFをバイ&ホールドするインデックス投資は料理でいえば、主食(ごはんやパン)。つまり、投資資金の大半を充当すべきです。しかし、ついつい牛肉(安愚楽牧場)や、ワイン(ワインファンド)、賞味期限ギリギリの食品(元本割れした転換社債)を食べ過ぎてしまうのです。インデックス投資の割合を少しずつ増やすよう2007年4月から、心を入れ替えたところです。                           ちょっと味気ないけど大切な、インデックス投資の魅力を今回も紹介してください。(長いコメントですみません。)

インデックス投資派の人は、殆ど同じ考えだと思いますが...


以下、木村剛氏の本に書いてあったことの受け売りです。

長期的に見ると、資本主義は右肩上がりの成長をしてきた。
それは、資本主義が拡大再生産を要求するシステムだから。

だと思っています。

 長期的な右肩上がりの成長

というのは、

 長期的にみると市場平均が右肩あがり

ということなので、だったら、自分の資産も
市場平均に貼付けておけばいい。:)
それだけのこと。

個別銘柄に投資して、

 瞬間的に市場平均を超える

ことは、難しくないけれども、

 長期間に渡り、コンスタントに市場平均を超え続ける

のは、(不可能ではないが)難しい。

株式投資にはリスクがあり預貯金はリスクが無いという
けれども、インフレを考慮すると、逆に、リスクがある、と思う。
(5%のインフレが続くと15年で価値が半減する。)

リスクを下げるには、リスクを分散させればいい。
具体的には、異なる値動きをするカテゴリーに分散して
投資をすればいい。

投資のリターンは、どのカテゴリーにどのくらい投資
するかで、殆ど決まると言われている。


私の理解は、こんなところです。

インデックス放置

おっと、肝心なこと、忘れてました。

インデックス放置が有効なのは、コストを抑えることができる
からです。

あと、株式投資は、パフォーマンスが良い期間を逃すと、極端に
パフォーマンスが下がる、かつ、パフォーマンスの良い時期を予め
知ることはできないので、市場に居続ける必要がある。

といったところです。

究極の問題提起?

私も、水瀬さんの壮大な問題提起の行方が楽しみです。
以下、ちょっと恐縮しながらのコメントですが。
インデックス長期分散投資は、結局は世界の市場の成長を信じてそれに一票入れている行為だと思うのですが、成長を阻害する要因があるとすれば、戦争、エネルギー・資源危機、食料危機、地球温暖化危機、疾病危機など人類に決定的影響を与え、さらに解決への方向が見えない時と思います。逆に言うとそれら危機がまだ起こらないとの平和主義を信じれば、ご利益があるということかと思います。今はBRICsやアジアが成長過程にあり、まだエネルギー・資源の枯渇はなく、地球温暖化危機自体は当分経済へ悪影響しない範囲であり、また技術革新はまだまだ効果を発揮する余地があるという読みがあれば、買いだということですよね。インデックス長期分散投資は目先の商売でなく、別次元の投資であり、儲かるのは、楽観平和主義に一票入れた特権かと思います。

 色んな人々の行動結果にチャッカリ便乗
お金を使わず、何もしない、賢い投資法。

読みやすく、親しみやすい記事をいつもありがとうございます。
私も昨年より運用を始めましたが、IFAの方のアドバイスに従い、投信を2本(新興国株式と国際分散です)購入しただけです。で、何もしていませんが、ここまでのところの運用益には満足しています。3月の同時株安の時は、新興国が+20%から+1%まで急落しましたが、国際分散のほうはびくともしませんでした。その後、新興国も戻して、当初設定していた年間のリターンに4ヶ月前倒しで達しました。まあこれからも大きくぶれることがあると思いますが、のんびり放っておこうと思います。

>>ひろんさん

私も同じ考えのインデックス派ですが、

>資本主義が拡大再生産を要求するシステムだから。
これは本当に自明なのでしょうか。(ボードリヤール的な消費社会が続けば自明かもしれませんが)

> 長期的にみると市場平均が右肩あがり
これは過去の結果がそうであったということだと思います。

「過去の結果は将来の結果を保障しない」というのもインデックス投資の決まり文句だと思います。(だから計算可能なコストとリターンだけを比較対象とする)

経済が長期的には右肩上がりという一点だけを(根拠無く)信じることで、他の面倒な事を考える必要が無くなる投資法なのかなぁと思ったりしています。

>びのちゃんさんへ

そんな壮大なテーマのつもりはないのですが…(^^;;
しばらく続く予定ですので、よろしければ引き続きご覧いただければと思います。

>サラリーマンの蓄財日記の管理人さんへ

僕もインデックスがメインディッシュですね。
地味ですが、作るのが簡単で、食べ飽きないです。

>ひろんさんへ

ありがとうございます。
基本的には同じ考えです。

>もうすぐ年金世代さんへ

僕は必ずしもインデックス投資派は、楽観平和主義ともいえないような気がしています。

なぜなら、現在の株式インデックスの期待リターンは、二度の世界大戦や東西冷戦、イラク戦争など、世界的有事の影響をも包含したものになっているはずだからです。
良い面・悪い面の両方をふまえた、資本主義の歩みそのものの期待リターンであるように感じています。

もちろん、環境問題は、資本主義が未体験の試練だと思いますので、未来永劫このままの期待リターンでいけるのかどうかは分かりませんが…。

>satosiさんへ

そういう面は、多々あると僕も思います。

>Sさんへ

IFAのアドバイスを受けられたのですね。
僕はIFAやFPなどから有料のアドバイスを受けたことがないので、新鮮な印象を受けました。
でも、金融機関から独立した第三者機関の専門的なアドバイスであれば、有料でも受ける価値があるのではないかと思うようになってきています。
仕事が忙しくなってくると、何から何までひとりで勉強するのは、ちょっときついと感じることがあります。

強力な後ろ盾を受けた、Sさんの運用が、うまくいかれることをお祈りしております。

>通りすがりさんへ

「ボードリヤール的」とはどういう意味なのでしょうか。
初めてお聞きしたもので…(^^ゞ

 もうすぐ年金世代さんのおっしゃっていることに考えさせられました。イラク戦争のような小規模な紛争ではなくて、もうすこし規模の大きな「文明の衝突」的な戦争がもし起こったら、長期的にはともかく中短期的には世界経済への影響は不可避なんですよねえ。
 そうした世界経済の5-10年スパンの動揺期に、投資家には、心理的に落ち着いて従来通りの投資方針が貫けるかどうかが問われるような局面が来るかもしれませんね、

通りすがりさん wrote:
>>資本主義が拡大再生産を要求するシステムだから。
>これは本当に自明なのでしょうか。
>(ボードリヤール的な消費社会が続けば自明かもしれませんが)

自明ではないと思います。


通りすがりさん wrote:
>> 長期的にみると市場平均が右肩あがり
>これは過去の結果がそうであったということだと思います。

はい。agree


通りすがりさん wrote:
>「過去の結果は将来の結果を保障しない」というのも
>インデックス投資の決まり文句だと思います。
>(だから計算可能なコストとリターンだけを比較対象とする)

その通りだと思います。

ここまで読んでハタと気がつきましたが、:)

 過去の結果は将来の結果を保障しない

ということ前提にし投資しているのに、

 資本主義が拡大再生産を要求するシステムだというのは、
 過去がそうだったから、

言っているんですから、何か矛盾というか、前提が前提
になっていないですね。

うーん、正直、そこまで考えたこと無かったんですが。
でも、どうなんでしょう、大恐慌や第二次世界大戦を
超えて通用している考え方だと思っていたので、その
前提を疑ったことは無かったです。


通りすがりさん wrote:
>経済が長期的には右肩上がりという一点だけを(根拠無く)
>信じることで、他の面倒な事を考える必要が無くなる投資法
>なのかなぁと思ったりしています。

そうですね。インデックス投資は、もうすぐ年金世代さんの
以下の一言、

 結局は世界の市場の成長を信じてそれに一票入れている

に集約できるのではないかと思います。

ボードリヤール。
リンク貼ると長いので、googleあたりで検索してみていただければ。ウィキペディアが最初に出てきます。当方も始めて知りましたが、商品が記号ってあたりが肝なようで。

ブツを基盤とした経済だと「地球環境の限界」って奴にぶつかるので、いずれ経済は情報化されざるを得ない ってあたりを言いたいのかなーと勝手に推測。なにせマトリックスですし(いやそれは違うか)

もっとも情報化しようが何だろうが、対数的上昇が無限に続くとは考えにくいので、いずれ定常状態にはなるはずです。
例えばこー、一人当たりGDPで中国がアメちゃんを抜いたりするとさすがに上限近い気がします。今ではSFの範疇ですが、30年後くらいにはありそうなのが何とも :)

>ひろんさんへ

ひろんさんのまとめで、このシリーズ記事を完結にしてもいいくらいですね(^^)

>MAT.Nさんへ

ウィキペディア拝見しました。
マトリックスな感じなのですね(←分かってない)

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