BGIグループが国内初の商品指数連動型ETFを投入、日本でのETF展開加速

水瀬ケンイチ

セクターインデックスや、コモディティインデックスに連動する海外ETF提供の準備が、進んでいるようです。

【REUTERS 2007/06/20より引用】
BGIグループが国内初の商品指数連動型ETFを投入、日本でのETF展開加速
 [東京 20日 ロイター] バークレイズ・グローバル・インべスターズ・グループ(BGIグループ)は、国内初となる商品先物指数連動型ETF(上場投資信託)の提供を開始する。このほか13本の外国籍ETFも同時に投入し、日本におけるETFの取り組みを加速する。
 新たに投入する「iシェアーズS&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト」(GSG.N: 株価, 企業情報, レポート)などについてBGIは18日付で金融庁への届出を完了した。14本はいずれも米国で上場し、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P社)社が公表しているコモディティ指数、グローバル・セクター指数などに連動するもので、日本ではメリルリンチ日本証券や楽天証券などが販売する。 

 今回の追加投入についてBGIは「個人投資家や機関投資家の需要を反映したもので、特に商品指数連動型のニーズが高いと認識している」(広報担当者)としている。

 BGIは4月に別の14本の外国籍ETFを日本に投入したばかりで、今回の追加により日本で提供する外国籍ETF「iシェアーズ」シリーズは40本に拡大する。BGIは「投資家にグローバル市場の様々なセグメントへの投資を低額な手数料で簡便に行う機会を提供するため、商品開発を継続的に進める」としている。

 以下が今回、BGIが投入するファンド。

1)コモディティ(1本)
・iシェアーズS&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト(GSG)

2)グローバル・セクター(10本)
・iシェアーズS&Pグローバル一般消費財セクター・インデックス・ファンド(RXI)
・iシェアーズS&Pグローバル生活必需品セクター・インデックス・ファンド(KXI)
・iシェアーズS&Pグローバル・エネルギー・セクター・インデックス・ファンド(IXC)
・iシェアーズS&Pグローバル金融セクター・インデックス・ファンド(IXG)
・iシェアーズS&Pグローバル・ヘルスケア・セクター・インデックス・ファンド(IXJ)
・iシェアーズS&Pグローバル資本財セクター・インデックス・ファンド(EXI)
・iシェアーズS&Pグローバル素材セクター・インデックス・ファンド(MXI)
・iシェアーズS&Pグローバル・テクノロジー・セクターインデックス・ファンド(IXN)
・iシェアーズS&Pグローバル電気通信セクター・インデックス・ファンド(IXP)
・iシェアーズS&Pグローバル公益事業セクター・インデックス・ファンド(JXI)

3)グローバル(1本)
・iシェアーズS&Pグローバル100インデックスファンド(IOO)

4)米国株規模別(2本)
・iシェアーズS&P MidCap 400インデックス・ファンド(IJH)
・iシェアーズS&P SmallCap 600インデックス・ファンド(IJR)
【引用終わり】

セクターインデックスがドーンと増えるようです。


春に話題になっていた、セクターインデックスの続報という形になりますでしょうか。
(関連記事)
2007/03/23 楽天証券、4月にもAMEXの海外ETF(セクターインデックス)取り扱いを開始
楽天証券では、6月19日から、バイオセクターの海外ETF「iSHARES NASDAQ BIOTECHNOLOGY(IBB)」が買えるようになっていますが、それ以外のいろいろなセクターがてんこ盛りです。
「セクター戦略」(上記関連記事参照)を採用したい投資家には、朗報だと思います。

それから、気になるのがグローバルインデックスの「iShares S&P Global 100 Index Fund (IOO) 」です。
アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、日本などの国々に分散されています。
Total Expense Ratioも0.4%と、海外ETFの中ではそこそこのレベルです。
IVV(Expense Ratio 0.09%)+EFA(Expense Ratio 0.35%)の組み合わせのほうが、運用コストをより抑えられますが、これ1本で、世界全体に投資できる、“楽ちん海外ETF”なのではないでしょうか。

今のところ、個人的にはコモディティに投資するつもりはないのですが(関連記事)、ロイターの記事によると、投資家のニーズが高いようですので、選択肢が増えることは良いことだと思います。

記事では、メリルリンチ日本証券(昔、日本から撤退した記憶が。いつの間に再参入したのでしょう?)や楽天証券で販売と報じられていますが、各社の正式発表を待ちたいと思います。

<ご参考>今回取り上げたネット証券会社は以下から口座開設できます。
(会社名をクリックしてください)
・楽天証券
関連記事
広告
Posted by水瀬ケンイチ