08年は東証・大証の上場投信元年になるそうですが

水瀬ケンイチ

時事通信によると、08年は東証・大証の上場投信元年になるそうです。

【時事通信 2008/01/04より引用】
08年は「上場投信元年」に =規制緩和で金や債券連動型も=

 東京、大阪の両証券取引所が、投資初心者でも購入しやすい上場投資信託(ETF)の品ぞろえ拡充にしのぎを削っている。今年は海外の株価指数に連動する「新顔」が登場。来年は規制緩和により、貴金属や原油といった商品先物や債券に投資できるタイプも解禁される見込みで、国内で売買できるETFが一気に増えそうな勢いだ。

 ETFは、東証株価指数(TOPIX)などの指数に連動するよう設定されている投信。個別銘柄への投資に比べリスクが小さいとされ、一般の投信より手数料も安い。国内運用残高は2001年から6年間で7.5倍の5兆4800億円に膨らんだ。

 東証は今年11月、初の海外ETFとして韓国の株価指数連動型を上場。来年は、米国の優良銘柄で構成する指数やイスラム法に則したシャリア指数の連動型を導入する。大証も、10月に上場した上海株価指数連動型に加え、タイやベトナムなどアジアの株価指数連動型を準備中だ。

 ただ、両取引所が上場するETFは今年末時点でまだ18本。数百本が上場されている欧米の取引所に大きく水をあけられている。ETFの投資対象を株価指数に限定している現行法が、大きな壁となってきたためだ。

 しかし、金融庁は今月21日に策定した「金融・資本市場競争力強化プラン」で、投資対象を欧米並みに商品先物や債券まで広げる方針を明記。来年夏までの法改正を前提に、東証は金価格連動型、大証は債券、為替連動型の上場を検討中だ。東証の斉藤惇社長は規制緩和の流れを受け、「これから数10本のETFを上場させる」と意欲を見せている。(了)
【引用おわり】

東証が今年導入すると書いてある「米国の優良銘柄で構成する指数」というのは、S&P500かダウ平均のことでしょうか。
もしそうだとしたら、やっと、スタンダードなETFが1本登場となりますが…。



東証の社長さんは「これから数10本のETFを上場させる」と意欲を見せているそうですが、なんかこう、ピントがずれているような気がしてなりません。

タイもベトナムも為替連動もイスラム法に則ったシャリア指数も結構ですが、ニッチなものばかりで数を稼ぐのではなく、個人投資家の長期資産運用のコアになるような、ごくごくスタンダードなETF(先進国の株価指数・債券指数)をまずは数本上場させてほしいと思います。

例えて言うなら、今の東証・大証はトラックとスポーツカーしかないのに、トラックとスポーツカーのバリエーションをじゃんじゃん増やそうと躍起になっている状態に見えます。
まずは、カローラやシビックなどの大衆車をそろえてほしい。
トラックやスポーツカーなんかはそれからじゃないのかということです。

どうか個人投資家のほうを見て、お仕事をしてほしいと思います。
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Posted by水瀬ケンイチ