他人のアセットアロケーションをそのまま参考にできないわけ (その1)

水瀬ケンイチ

僕はブログでアセットアロケーションを公開しています。
最近は、個人投資家のアセットアロケーションを取り上げるマネー誌も増えてきました。
さらに、アンケートによって、みんなの平均アセットアロケーションを求めてみようというブログ企画をやられているかたもいらっしゃいます。

アセットアロケーションが分かれば、期待リターンとリスクが計算できます。
そして、この人の期待リターンはけっこう高いなとか、低いなとか、これくらいなら自分に向いているとか、あれこれ思いをめぐらすこともあると思います。

でも、他人のアセットアロケーションをそのまま参考にする(有り体に言うとマネをする)ことは、かなり危険であると個人的には考えています。

それは何故か?


それは、自分にぴったりのアセットアロケーションは、期待リターンとリスクだけでは決められないからです。

自分にぴったりのアセットアロケーションを決めるには、投資の目的、投資可能な期間、仕事の状況、リスクに耐えられる性格かどうか、負債の状況など、様々な要素を勘案する必要があると思います。
それらをいっさい無視して、ブログや雑誌に載っているアセットアロケーションをマネしてしまうと、取り返しのつかない失敗をしてしまいかねません。
投資において、基本的な戦略レベル(アセットアロケーション)の失敗は、戦術レベル(投資商品選択・投資タイミングなど)では取り返しがつかないと言われています。
(参考記事)
ファンドの海さん「アセットアロケーションはどれほど重要か? 20年の議論の軌跡

なかでも、負債の状況については、特に重要な要素だと思います。
アセットアロケーションとともに負債が掲載されていることは殆どないだけに、特に気をつけなければいけない部分だと思います。

(次回に続く)
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Posted by水瀬ケンイチ