「いま債券投資が面白い!」(前川貢著)は貴重な外国債券投資の実践本

「いま債券投資が面白い!―資産運用の世界を変える債券投資のススメ」(前川貢著)を読みました。

世の中に株式投資本はたくさん出回っていますが、債券投資、特に外国債券投資の本は、あまり出回っていません。
本書は、貴重な外国債券投資の実践書でした。


既存の債券本を図書館などで探し出して何冊か過去に読んだことがあるのですが、そもそも日本国債に関するものが多く、外国債券に関する記載が少なかったように思います。
また、内容も金利とは?とか債券の種類とは?など、債券自体の概要にとどまるものが多く、実際の運用部分に踏み込んだものはあまりありませんでした。

本書は、「巻末データ」(全体の約三分の一を占めている!)に債券自体の概要が集約されていて、逆に言うと、それ以外の部分は、実際の運用に関する記載が中心となっています。
外国債券の運用について、実際に役に立ちそうなノウハウをいくつか見つけることが出来ました。
直接書くとネタバレとなってしまうので、それらの概要だけを書いておきます。

・外国債券投資につきものの為替リスクとどう付き合うか
・債券を株式投資のモノサシとする方法
・外国債券投資をする場合の金融機関の選び方
・債券を利用して将来の不安が解消した例

などです。
全体的に、手堅く保守的な内容になっており、実践書として好感が持てました。

僕は現在、外国債券クラスにはファンドを使っていますが、将来的には生債券を取り入れていきたいと考えています。
その際には本書が役立ちそうです。
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コメント

今年、1月初旬頃・・・

TV東京のクロージングベルに出演してました。元大和証券で債券運用してたみたいですね。日本株と米ドル外債勧めていましたね。米ドル外債のほうですが(今年、1月時点の話です)、

①米ドルに対して円高が進むだろうから、米ドルMMFを買え。

②暫くして、米ドル債の利回りが上昇してくるだろうから、そのとき、米ドルゼロクーポン債を米ドルMMFから買え。

複利運用で増えていくから、為替がかなり円高(米ドルに対して)に振れても、損益分岐点が下げられるのがミソみたいなこと、コメントしてました。このブログで最近のブログネタ、「相場が軟調になってくると・・・」で小生、米ドル・ゼロクーポン債の件、投稿しました。時間が経てば経つほど、一時的に含み損が出ても、複利運用で増えて、含み損が解消され、含み益に転じて、増えていくのが実感できます。これも、長期投資の効用ですね。短期の為替変動、金利変動には不向きで、短期ならFXのほうが機動的運用ができるでしょう。小生は、FXやってませんが(笑)。雑所得で重税ですから。

参考まで

お!良いですね。いつも有用な情報をありがとうございます。
私も生債券への投資をしたいけど、勉強するのに良いテキストがあまりないなと感じて積極的には行っていませんでした。

早速読んでみます。

ほー 債券の本とは

なかなか、債券の本って見ませんね。
私も、外国債券インデックスを買っていますが、実は余り知らないのでは?っと自問自答してしまいます。。それにしても、債券って手堅いです。。。

追加

>・債券を株式投資のモノサシとする方法

小生、この本を読んでいませんが恐らく、関係するのはイールド・カーブかと(↓)。その他、左サイドバーの「ボンドベーシックス」をクリックすれば債券に関連した有用な情報がいろいろ載っています。
http://japan.pimco.com/LeftNav/Bond+Basics/2004/yieldcurve.htm

独立系FP前川氏や澤上社長の言いたいことは恐らく、「TAA」的運用かな。低金利(債券高)なら株式有利。高金利(債券安)なら債券有利。
例えば、今、1989年だとすれば、日本の金利は6~8%?で日本株式不利。若手インデックスブロガーは運用期間が長いとは言え、日本株の比率は落して、日本債券の比率は増やしておいたら上手くいったことになりますね。逆に、定年退職者は債券を多めにとは言え、今の日本の低金利では、日本株の比率を少し増やしたほうが・・・。あくまで私見や結果論ですが。

若手投資家(20、30代)の場合は株式比率多めのアセットアロケーションでIVV、EFA、EEM等、ドル建ての株式ETFで運用している方が多いでしょうから、40~50代で債券を増やす運用に切り替えるとき、米ドルMMFではなく、ETF売却したドルを円転せずに、米ドルゼロクーポン債等を買いつければ良いのでは。その頃、楽天証券、SBI証券で既発債が多数、販売されていれば良いですね。

非課税特典を利用

個人的にはゼロクーポン債、BST(ボンドセレクトトラスト)のような条件によっては非課税になるのが好きです。
長期金利も長期では結構変動しますので、これを捕えて値上がりを狙うのも有りです。

FXと違って、うまくやれば非課税特典が生きるのが良さそうです。

追加です

読み返してみたら本とは関係ない事を書いていました。
>外国債券投資につきものの為替リスクとどう付き合うか
私だったら外国債券に限らず、外国株式、外国ETFまで範囲を広げて「円転しない」って言う答えを出します。
今度の「インデックス投資交流会」で時間が有ったら、その理由を答えてみたいです(スピーチが5分なので・・・無理かな?)。
さて、本書はどんな答えが書いてあるか???これは本屋さんで見てみたいです。

その他については本を読むことにしましょう。

生債券はデュレーションが長いのでちと怖いですよね。
MMF最強です。あとは為替スプレッドさえなければ…orz

コメントありがとうございます

>Werder Bremenさんへ

>> 元大和証券で債券運用

そう、そのかたの本です。
この本でも債券は基本的に償還まで持ち切りをすすめています。
ゼロクーポン債もすすめられていましたよ。


>ybさんへ

いままで債券投資本は良書がなかなか見つかりませんでした。
本書は良書とまで言っていいのかわかりませんが、貴重な一冊となったのは間違いありません。


>silencejokerさんへ

僕も債券については意外と知らないことに気付かされました。


>タカちゃんさんへ

現在の非課税制度は魅力的ですが、将来的には金融所得の一体課税の話もありますので、ちょっと注意が必要かもしれませんね。


>kackyさんへ

生債券にも短期から長期までいろいろありますよ。
また、MMFが有利なのは、主に金利上昇局面です。
金利下降局面では固定金利の債券のほうが有利となるようです。

ですね。
でも、銘柄数はそんなに多くないので残存期間の短い債券を選んで買うのは難しいです(私が知らないだけかも??)

今は資源高によるインフレが懸念されるのでどちらかというと金利上昇局面かなと思います。楽天なんて募集のたびに金利が上がってる気がします。

なんで証券会社はお勧めしないのかってくらいMMFは有利なファンドです。

ファンドもよいのでは

いつも拝見させていただいています。
生債券、MMFについての議論は参考にさせていただきました。

高格付けの債券で組成されているファンドでクーポン収入を主な原資とする(みなさまが大嫌いな)毎月分配型の投資信託もありですよね(一定の家計収入が欲しい場合は)

生債券よりは流動性も高いので(わたしはそう考えています)生債券との対比ではファンドの
方を選ぶこともありと考えます。

いい本のようですね。

ちょうど昨日、外国債券についての日記をFC2の方で書いたばかりでした(笑)
おっしゃるとおり、外国債券に関して言葉の説明とかの本はあっても、本当に知りたい活用方法や実践例などの本はあまりないですよね。
現実に、生債券に投資されている方も少ないし、経験談もなかなか探すのが大変です(^^♪

この本図書館に買ってもらうようにおねがいします(^^♪

生債券はH11に住友銀行と福岡銀行のドル建て債券で期間は4年、利率は6.25%でした。私の場合AAAでドル建ての債券しか購入した事がありません。満期近くなると、「満期前に売却した方が税制上有利ですよ」と証券会社の担当者から電話があります。現在はH18年に4.83%で4年ものドル建てを保有しております。株式が下がった時心の支えになってくれてます(^^)生債券はドル建てかユーロ建てのAAAで利率4%以上でないと購入しないと決めてます。

コメントありがとうございます

>kackyさんへ

ずいぶん入れ込んでおられますね(^^)
変な商品ではないと思いますので、MMFに存分に投資してください。


>muraさんへ

>> 毎月分配型の投資信託もありですよね

いいえ。残念ながら、ほとんどの場合ナシだと思います。
毎月分配型の債券ファンドが適切なのは、ごく限られた一部のかただけだと思います。
(例えば、既に十分に資産があり且つファンドの定期的な換金処理をコストをかけてでも自動化したいような余裕のある高齢者など)


>うさみみさんへ

図書館で読めるといいですね。

ブログ記事を拝見しましたが、うさみみさんの結論が、本書ととても似ていたのでびっくりしました。


>としちゃんさんへ

その基準、手堅くていいんじゃないでしょうか。
参考になります。ありがとうございました。

ファンドもよいのでは

水瀬さんのおっしゃる(意図している)こともわかっているつもりで少し追記しますね

リタイア世代でしかもリバースモーゲージも視野にいれているような人にはそれまで
形成した資産でいかにながーく収入を得るかの選択しとしては毎月分配型もありかと
思っています。生債券のデュレーションとこの世代の余命との対比で流動性は大事かなと
覆っているのですが。
わたしもまだ現役世代(資産形成中)なのでリタイア世代の本当の事(ニーズ)は分からないのですが。

そうなんですか

>ブログ記事を拝見しましたが、うさみみさんの結論が、本書ととても似ていたのでびっくりしました。

でしたら、読む必要がないのかも(笑)
外国債券投資ってのは、素直に体験していけばいいのかもしれませんね。
クーポンは外貨ベースで得られるわけですから、うさみみのように外貨を増やすことが好きな人なら受け入れやすいかもしれませんね。

俺が本を書こうかな・・・(笑)

>>ブログ記事を拝見しましたが、うさみみさんの結論が、
>>本書ととても似ていたのでびっくりしました。

>でしたら、読む必要がないのかも(笑)

その’うさみみ’さんに、債券取引の方法を伝授したら、「そのままコピペしたいくらいです。」と言われたくらいだから、俺が本を書いたほうが良いかな、激闘の記録と併せて(笑)。

コメントありがとうございます

>うさみみさんへ

外貨との付き合い方にはコツがありそうです。


>Werder Bremenさんへ

過激すぎて発禁になりませんように。。。(笑)

本格的に勉強する方はこちら

『新・債券運用と投資戦略』(野村證券金融経済研究所)。91年に出版された債券投資のバイブル本の改訂版です。

証券アナリストの最低1次レベルの知識がないと難しいかもしれませんが、この内容をマスターすれば間違いないです。

注:私は91年の方しか読んだことはありません。

コメントありがとうございます

>レバレッジ君さんへ

ご紹介ありがとうございます。
読んでみたいと思います。

早速読んでいます

はじめまして,水瀬さん。
いつも拝見しておりますが,コメントするのははじめてです。
個人的に債券投資については,前々から悩んでいただけに本書はとても自分の気持ちを楽にしてくれました。直接債券投資(ゼロクーポン債が良いかなと個人的には考えています)できるように戦略を立てて行動していきたいなと思っています。
良い本と出会わせていただいたので御礼まで。

追伸:水瀬さんがこれからバンガード・ウェルズリー・インカムファンドからどうリレー投資されていくのかも結構興味あります。

コメントありがとうございます

>denizさんへ

はじめまして、denizさん。
貴重な債券投資の良書だと思います。

今の自分の資産規模だと、分散の観点から、外国債券クラスを全て生債券にはまだできそうもありません。
おそらくインデックスファンドかETFを活用もしくは併用すると思います。

こんばんは。

この本が紹介されてから図書館にリクエストしてやっと購入して
もらいました。為替との付き合い方や債券をものさしとして使う
などとても新鮮で大いに参考になりました。

私も海外債券はインデックス投資をしていますが、今回、SBI証券
で既発債ゼロクーポン債を販売していたので購入してみました。金額的
には大したことありませんが何事も経験してみないと気がすまない
悪い癖が出てしまったようで・・・・・。

コメントありがとうございます

>モームさんへ

何事も経験ですよね。

SBI証券は8月25日から、新たな外貨建債券決済サービス(外貨建債券の買付、利金、償還金、途中売却金を当該債券の現地通貨で決済できるサービス)を開始して、利便性向上するようですね。

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