株式投信、資産増加額が過去最高に!でも…

水瀬ケンイチ

株式投信が、どんどん資産増加しているようです。
NIKKEI NETによると、増加理由として、「定期的に分配金を受け取れる投信が新規資金の受け皿となり、日本株相場上昇による運用増が寄与」とのこと。

【NIKKEI NET 2005.12.14より引用】
株式投信、11月の資産増加額が過去最高に 株式投資信託の残高が急拡大している。投資信託協会が13日発表した11月末の純資産残高は38兆4000億円となり、前月末に比べて7.4%増え、1990年7月以来の高水準となった。11月の資産増加額は2兆6500億円で過去最高となった。定期的に分配金を受け取れる投信が新規資金の受け皿となり、日本株相場上昇による運用増が寄与した。
 「株価上昇で運用成績が良く、日本株投信の売れ行きも回復してきた」(岡三証券)。高配当利回りが期待できる先進国株式や新興国株式で運用し、3カ月や1カ月ごとに分配金を出す投信の設定も相次いだ。
 公募投信は株式投信と、公社債だけで運用する公社債投信に大別される。公社債投信の純資産残高は10兆9700億円となり、前月末比で4.9%増えた。 (12/14)
【引用終わり】



相場の上昇とともに、株式投信の資産額が増加するという現象はよく見られます。
投資信託を買う時点では、近い将来、相場が上がるか下がるかは分かりませんから、相場の上昇基調を確認してから買いに出るという気持ちは良く分かります。
でも、そのような投資態度は、逆に、いわゆる「高値掴み」になる可能性を高めてしまいます

これから株式投信をまとめて購入しようと考えられている方、十分ご注意を!


それから、「毎月分配型」の株式投信の設定が相次いでいるとのことですが、僕は株式という資産クラスは毎月分配に不向きだと考えています。
株は、短期的には、大きくプラスにもなれば大きくマイナスにもなります。一番やってはいけないのが株価が安い時に売ってしまうことです。ただでさえ、「専門家によって運用された投資信託のほぼ90%は市場平均よりも効率が悪い」(「日本は金持ち。あなたは貧乏。なぜ?」より)なかで、株価に関係なく毎月一定額を売らなければいけないという縛りを背負った仕組みは、長期的に利益を出し続けられる仕組みとは到底思えません。

これから、毎月分配型の株式投信を購入しようと考えられている方、十分ご注意を!
関連記事


投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。また、当ブログ内容の無断転載を禁じます。

Posted by水瀬ケンイチ