前回の記事「投資スタンス」に寄せられたご意見

前回の記事「投資スタンス」に対して、たくさんのコメントをいただきました。
たくさんいただき過ぎて(うれしい悲鳴です)、ひとりひとりにお返事することが厳しくなってしまったので、新たな記事としてお返事にかえさせていただきたいと思います。

この厳しい状況下において、いろいろな考え方があるのだと勉強させていただきました。
特に印象に残ったのが、以下のご意見でした。

・まだ暴落が終了したわけではないという冷静なご意見

→たしかにそのとおりだと思います。
日本では3連休ということもあり、なんとなく一段落感が漂っていますが、「相場は行き過ぎる」という格言もありますし、先の事は誰にも分かりません。
個人的には、何ができるわけではありませんが、更なる下落があっても感情的にならないよう、心構えくらいは持っていたいと思います。


・むしろ買いたい病だというアグレッシブなご意見

→同様のご意見を多数いただきました。
相場下落のたびにいただくご意見でもあります。皆さん元気ですね(^^)
個人的には、臨時投資用の流動性資金を常に一定量確保するようにしてはいますが、基本的に毎月のドルコスト投資をメインとしているので、買いたい病というほどの心境にはなっていません。
ちょっと投資心をくすぐるドルコスト平均法」の退屈対策でガス抜きをしているからでしょうか。


・高止まりしていたLIBORが低下してきているとの情報

→金曜夜のLIBORドル翌日物金利が2.47%(前日5.09%)まで低下しているとのこと。
意外なグッドニュースを教えてもらいました。金融危機とか信用収縮とか報道されることは多いですが、実際にLIBORが何%でどうなっているかはあまりニュースになっていないような気がします(僕が知らないだけかもしれませんが)。


・リスク管理・ポートフォリオ管理に尽きるが暴落局面において出口戦略というものの難しさを感じるとのご意見

→これも同様のご意見を複数いただきました。
今までも、リタイア寸前に暴落相場になったらどうするのかというご質問は何度かいただいていましたが、その度に、年齢とともに自分のリスク許容度に応じてアセットアロケーションを変えていくのではないでしょうかと答えてきました。
今回の暴落でも、国債中心のアセットアロケーションを組んでいたかたは、傷は浅かったのではないかと思います。


・同じ本の同じ言葉に着目

→「ファンドの海」のイーノさんが、同じ本の同じ言葉に着目された記事を書かれていました。
暴落に際して同じ本をひも解かれたかたも多いのではないでしょうか。長期投資のよりどころとなる文献はお互いに似てくるようです。
意外と海の向こうでも米国のかたが同じ本を読んで心の支えにしていたりして。

他にも今後の市場予測をいろいろいただきましたが、自分には今後どうなるかは分かりません。
自分のリスク許容度の範囲内で、自分が考えるとおりに市場に臨んでいくしかないと思っています。
たくさんのコメントありがとうございました。


※言わずもがなですが投資判断は自己責任でお願いしますね。
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コメント

水瀬さんのインデックス投資には
「ぶれない」強さがありますね。

ひとえに許容リスクをしっかりと把握しているからなんでしょう。
経済の先行きや相場心理を読むことよりも、
高度な金融工学を学ぶことよりも、
それが一番大事、ということは常に頭に入れておきたいです。

僕も今、買いたい病患者なので、たまに忘れてしまいそうになるんですよ^^;

takaさんのおっしゃることを上書きするようですが、
水瀬さんは「ぶれない」ですね。

僕はというと、暴落でパニックにはなっていないですが、
(むしろ唖然としています。)今後の投資スタンスはいろいろと微調整せざるを得ないと思っています。
とはいえ、インデックスに投資するのは変えないんですけど。
っていうか、もう怖くて個別株もFXも無理かも^^;

リタイア寸前の暴落相場。

20年、30年とバイ&ホールド戦略を積み重ねてきた場合に、都合の良い出口戦略などある訳ないだろうし、あったとしてもバイ&ホールド戦略を実践してきた投資家が心理的に実行出来るものではないと考えていました。

アセットアロケーション。納得です。

年金基金の世界でも今回の暴落は大きな影響をもたらしてます。
ただ、面白い(あまり好ましい表現ではないですが)と思ったのは、
こうした相場のときに戦略が真っ二つに分かれることです。

1つは「リスク資産の見直し」です。
株や外貨建資産の投資比率を減らし、リスクを減らそうというものです。この背景には水瀬さんが仰るところの「自分のリスク許容度に応じて」という考え方を一部持っている人も中にはいますが、どちらかと言えばパニック売りしているのが大半です。
公的年金運用に対しても、「株でもっと高いリターンを得るべきだ」という声がこれまであったのですが、足元の相場を受け「株なんてとんでもない、年金なんだから安全資産で運用するべきだ」という声が日増しに強くなっている気がします。
自分の要求する期待リターンをもとに資産配分を考え・メンテナンスすることが、パニック下ではより一層人間の感情が入りますから難しいのかもしれません。

2つ目は「資産比率をリバランスしよう」というものです。
足元では、外債・外株・内株の比率が低下し、国内債券の構成比率上昇が起きています。このときリバランスを考えると、相対的に割安になった外債・外株・内株に投資し、相対的に割高になった国内債券の比率を落とすという行動です。
もちろん、この先も株が低迷するのであれば、この行動は合理的とは言えないかもしれません。

個人的な意見としては、こういう荒れた環境下でも冷静に自分のポートフォリオを見つめ、管理することが重要だなとつくづく思います。正直、この先株がどうなるかは分かりませんので、リバランス&ドルコストを続けるだけです。
※この1年のコモディティ投信の騰落を見ても、ポートの投資比率を元に判断することの重要性が感じられます。

リタイヤ寸前の暴落(確実ではないですが)

これは難しい問題なのですが、年齢が上がってきたら個人向け国債を含めた円建て債券の比率を上げる方法があると思います(外債は為替リスクがあるので、通貨建てによっては為替が暴落の危険があります)。
ただ、普通の日本国債でもそんなに長期金利は動いていないので、普通の日本国債をかなりの比率で持っている人は配当利回りの高い株式ETFへのスイッチングが可能です。
通常は、株価が下落している時は債券価格は上昇している場合が多いからです。
こうなるとアセットアロケーションの債券比率が上昇し、株式比率は下がるから、リバランスする時に配当利回りの高い株式ETFへのスイッチングで配当を増やします。

最初から出口戦略として配当を受け取る戦略を採用している場合は、元本は取り崩さず配当のみを受け取って、長期的な配当成長にまかせるやり方もあると思います。
配当成長の過程を知る簡単な方法は米国ヤフーファイナンスやiSharesのHPを見れば分かると思います。

確実な正解は出せませんが年齢が上がってきたら、円建て債券を使う方法もあると思います。
※あくまでも自己責任でお願いします。

素人再認識

 あと少し株式が下落すればリバランス発動の比率を超えます。個人向け国債を中途解約するのは初めてのことになります。

 2003年の丁度今くらいの水準から分散投資を始めて、株式→債券のリバランスはあったのですが、逆は初めてです。(もっと前の段階で積立リバランスが発動するので大抵はそこで終わってました)

 ちょうど行って来いで元の水準に戻ってきた形ですが、最近長期ドルコストは退屈だなあ、少し相場観持ってアレンジしてみるか?なんて思い始めていました。
 しかし今回の暴落で、自分には将来は読めないということを再認識・痛感しました。これからの長期投資のいい事例になりました。自分で体験すると効き目が長そうです。

学ぶ時、考える時

確かに株の含み損とかは見るも無惨な状況だけど
腐っても純資産だからね。気はしっかり持たないと。
文無しや借金漬け、債務超過よりははるかにマシだ。

個人的には今回の高度金融派生商品完全崩壊が
まぁまぁ若い年齢で起こってくれた事はむしろラッキーだと思ってる。
運用期間はまだ十分に残ってるから。

その間に行き過ぎた規制緩和やレバレッジの見直しがされて
全く別の新しいグローバル資本主義が形成される事を期待する。
アメリカ主導大量消費型グローバル資本主義とは別の何か。
そして自身の運用スタイルも新生グローバル資本主義に
適合していかなければならない。十分な分析と考察が必要だ。

運用期間がさほど残ってない50代付近でリスク資産が残ってる人は
とても厳しい状況に立たされてるのは否定できない。
株価復活を待つにしてもぶん投げるにしても大きなプレッシャーが残る。

希望を持ちつつ

確かに大変な時です。
でも考えようによっては、例えばポートフォリオ総額が3分の1になっているなら、今は、これまでの3倍速で資産を増やせるということです。
過去平均3年分を今後の1年でおいしく積み上げる。

私は、長期保有主義者ですが、厳密なドルコスト主義者ではなく、タイミング投資色も、バリュー投資色もある、ぬえ投資家(笑)です。

インデックス長期分散投資家としては、よい時期にドルコストで投資している以上、悪い時期にも淡々とドルコストが安心投資。
よい時期に待機がないなら悪い時期に待機するのはドルコスト弱化。

タイミング投資家としては、今は投資好機。より好機があるかも知れませんが、今が好機なのは「たぶん」間違いない。
底値がどこかは誰にも分かりません。情報分析が仮に完璧でも、相場を形成するのは、それらの情報を聞いた人がどう行動するかという人間の心理と行動ですから。
イベントとその後の反発は有効指標ですが、2番底、3番底もありうるので要注意。
よって、借金してでもそこに賭け外れたら破滅というロシアンルーレット的大勝負は絶対回避。

バリュー投資家としては、超優良株が超安値ですので、破綻可能性を考えつつ、生き残ったらどこまで戻すかを考えて、リスク踏まえてギャンブル(汗)。

外貨分散主義者としては、先の見えない為替環境を踏まえつつ、どう転んでも、被害それなり戦略をベースに、自分なりの中長期の為替の読みに基づき、少しバイアスを掛ける。

以上の複合としての私なりの強化ドルコスト法(前ちょっと言った奴です)(汗)を基本に、忙しく、かつ、楽しく、実行しています^^;。
アセットアロケーションのリバランスについては、将来的な望ましいバランスをある程度目指しつつも、許容リスクMAXのため、あまり気にしていません。好況時に、今と正反対の態度で対応できれば、超長期的にはあまりバランス崩れないはずなのですが。。。

老後も長い

リタイア間近ですと確かにリスクの少ない運用と私もよく案内しますが、以前先生に『受け取り期間も現在の長寿日本は20年長もありますので、運用したほうがいい。資産の増減はその時期のインフレに対応しているので…』諭されました。こちらも是非頭の片隅において置いてくださいね。私も自分の人生で実践してみます。

>takeさん、マルキールさん

ぶれないというか、自分がいいと思った戦略で同じことをしているだけですよ(^^)


>ウーモンさん、タカちゃんさん

加齢とともにリスク許容度が小さくなってきたら、国債にシフトしていくというのは、僕が考え出した方法でもなんでもなく、ウォール街のランダム・ウォーカーなどの投資本によく出ている方法ですが、何かのお役に立ったのであれば幸いです。


>セルさん

年金さんにはドーンと構えて狼狽売りなどしないでいてほしいものです。


>小太郎さん

自分で実体験すると効き目が長い。たしかに!


>houdaiさん

僕も前向きに学んで、考えていけたらと思います。


>Bホールドさん

市場はなにしろ規模がデカいので、いろいろな方法で儲けることができると思います。
ご自身のスタイルを守っていかれるといいと思います。


>ユウキさん

そうですね。
どれだけリスク資産に回すかは、リスク資産の必要性とリスク許容度を勘案し、各自で判断するしかないと思います。

自分としては、書籍などにも記されているということよりも・・・
戦略Aを標榜しながら、入口はA´なのに過程や結果は日和見でbやB´を選択する投資家が多い中で、入口から出口まで戦略Aに沿った投資をキッチリされている事に、実務家としての水瀬さんに流石!と思った次第です。

自分自身は、玉石混淆・和洋折衷なんでもござれの日和見主義者ですけどね・・・

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