金融危機 分散投資の有効性は?

今日の日経新聞に、分散投資の有効性に関する良記事があったので、メモしておきたいと思います。
※長文になります。

【日経新聞 2008/10/20朝刊より引用】
金融危機 分散投資の有効性は?

国内外の株式や債券へ幅広く分散すれば、リスクを抑えながら資産を増やせる――。そんな“常識”が今回の金融危機では揺らいだ。あらゆる国の株式が大幅に下落し、一時は安全資産とされた国債まで売り込まれる場面もあったからだ。様々なデータで分散投資が本当に有効かどうかを探ってみた。

(中略)

photo_20081020.jpg
(クリックでグラフ拡大)

 次に日本株と日本債券、外国株と外国債券の四資産に分散投資した場合の結果をみよう(2008年は株価が急落した10月10日まで)。
 グラフBのように日本株だけの投資は年により変動が大きい。90年は約38%、08年は10日までで46%も下げた。
 四資産分散はどうか。グラフCのように単年度では下落の年が6年。「分散なら単年度でも下がらない」と思うのは過剰期待だと分かる。ただ下落率は日本株よりかなり縮小、今回も約26%だ。
 分散の効果が大きくなるのは長期投資と組み合わせた場合。四資産分散で10年間保有すると、どの年までの10年間でも、マイナスになることはなかった(グラフD)。08年を除くと、平均では年率約6.6%で資産は増え、10年で1.9倍になった。
 調査会社のイボットソン・アソシエイツ・ジャパンによると、対象期間を1970年代からとより長期にしても、10年保有ではほぼ同様の年率5-10%程度のリターンだったという。
 ただし10年保有でも今月10日の下落局面までに限ると、年率平均1.2%の小幅な上昇にとどまり、今回の暴落の大きさが分かる。ただそれほどの事態でもマイナスではなく、グラフにはないが10年の累計で資産は12%増えていた。
 一方で、日本株だけの保有なら10年保有でも10日までで14%の下落。相対的には有利だったともいえる。リスクを抑えながら資産を増やす有効な手段が他に見つけにくいなか「一時的な状況だけで分散の効果を否定しない方がいい」(木戸氏)との声が聞かれた。

【引用おわり】
個人的にポイントだと思うのは以下の二点です。

・「分散なら単年度でも下がらない」と思うのは過剰期待
・一時的な状況だけで分散の効果を否定しない方がいい

インデックス投資家のなかにも、「分散投資なら単年度でも下がらない」と思い込んでいて、相場下落局面のたびに「分散効果がなかった」と言い出すかたがいます。
でも、長く投資をしていれば、ある一時点で全アセットクラスが一斉に下がることがあっても何ら不思議ではありません。
一銘柄のみを保有しているよりも値動きがマイルドだったら、値上がり・値下がりにかかわらず、それが分散効果だと思われます。

また、「最近はアセットクラス間の相関が高まったので分散効果がなくなった」と言うかたもいます。
アセットクラスの相関が高まったかどうかは、1~2年程度で結論付けられるものではないと考えます。ましてや、1~2か月の値動きを見て相関が高まったと結論付けるのは性急すぎると思います。
仮に、本当に相関が高まったとしても、相関係数がキレイに1でない限り、分散効果がないということはないと思います。

平均分散アプローチによるリスク低減効果は、マーコビッツがノーベル賞を受賞した理論で、いまでも実用性があると考えられています。
ただし、各アセットクラス間の相関係数は時とともに変動しているようですので、ある時点の相関関係がずっと有効であると考えるのも問題はありそうです。
とはいえ、「分散効果がなくなった」というのは、よほどのこと(すべての投資対象の相関係数が1から動かないとか、北斗の拳の世界になるとか)がない限り、間違っていると思います。

この新聞記事のよいところは、分散投資にとって都合が良い検証期間だけを切り取って論じているのではなく、直近10月の大暴落までデータに含んで論じているところだと思います。
10年単位で見れば、たとえ今年10月の大暴落まで含めて計算したとしても、分散投資は有効という結論が出てくるのが興味深かったです。

ご興味のあるかたは、ぜひご一読ください。
図書館に行けば、日経新聞のバックナンバーは読めると思います。
長文失礼しました。


※投資判断は自己責任でお願いしますね。
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コメント

分散効果は・・・

分散効果はなくなっていないと思います。
でも、株式においては、効果が少なくなりつつあるのかなあ・・・。

昔に比べて世界の株式に投資することが簡単になったため、多くの人が、世界中の株式に投資するようになりました。
よって、何か株価下落要因があると、世界中の投資家が一斉慌てて、世界の株式を売り始め、同時に下落する・・・・。
実態経済も貿易取引が活発になるにつれて、世界経済の影響を受けやすくなってるんでしょうね。

今回の様な暴落の時ほど分散投資していて良かったと痛感させられました。たっぷり流動性資産を持っている方は、今はチャンスだと思います。私もゲームオーバーにならない様、コツコツと分散投資を続けていくつもりです(^^)本日、新興国株式投信を購入しました!

奇遇かな?

たった今、テレビ朝日系、”TVタックル”で民主党、原口一博、江田憲司両議員が(インデックス分散投資している)厚生年金運用基金が”5兆円”の損を出したと吠えてました(笑)。まず、%表示をしません!しかも、過去●、△年はどうで、年■%平均かも言ってませんでした。最近のサブプライム暴落、大騒ぎのマスメディアと同じレベルです。自民党、共産党、社民党、公明党の議員さん達も同じでしょうが。

但し、今回の件で学ぶべきこともあります。例えば、
①昔は個人のFXなんて無かった。この連中がレバレッジを掛けて思惑と逆方向に動いた場合、トンでもない、円キャリー巻き戻しで、急激な円高になることがあり、インデックス分散投資でも、バリュー株投資でも債券投資でも現物買い持ちではひとたまりもない。
②その巨大、大型レバレッジ・バージョンが噂の”ヘッジ・ファンド”。為替だけじゃなく、株、債券なんでもかんでも巻き戻しで投げ売り。
③金融工学発達のおかげで、流動性のある伝統的資産、株、債券以外のヘンテコリンな金融商品(サブプライム関連等)が出回り、流動性が無いため売るに売れず、流動性が長所の伝統的、シンプルな金融商品、株、債券が逆にアダとなり投げ売りの犠牲になってしまう。
④良くも悪くもITが普及して、ネットで世界中が繋がり、瞬時に、一方向に急激に動いてしまう。

①~④を今後、念頭に入れておくべきでしょうね。今までなら-2σを計算上、下げの目安にすれば良かったのでしょうが、①~④の撹乱要因が現れたため、-2~-3σになってしまうこともこれから先、頻発するのではないでしょうか。対処法はTAA(戦略的アセット・アロケーション)を少し、取り入れるくらいですかね。考えてみれば、話題のバフェット氏もポケットマネーが最近まで米国債で、売却して、今、株を購入?米国、自国民にとっては為替リスクの無いドルの現金みたいなもの?株が安くなったところで、買いに入った。株メイン→債券メイン→株メイン→債券メインと相場環境に合わせて、株:債券の比率を換えるTAAの一種というか、アセット・ローテーションとも言うべき運用をやっていた?
例えば、20代の人で日本株40%、外国株40%、外債20%の比率固定で株式多めで30年の長期、分散投資!仮に今、1989年、日本国債の金利は6%ならば?柔軟に比率を変えて、日本株を20%に減らして、日本国債20%組み入れても良い?
長期金利、PBR、PER、(配当利回り)VS(国債金利)、どれで株の割高、割安を判断するか難しいところではありますが。これが上手くできれば利食い売りをしながら、割高なものを大胆に減らして、リバランスになりますね。運良く日本株が暴落してきたら、バフェット氏のように日本国債を売却して、日本株を買い増すこともできます。なかなか口では言っても上手く行くか疑問ですが。

長々と書きましたが小生の持論です。因みに、今、株式のアセットを単純に買い増すだけじゃなく、例えば、すみしんマイセレクション50→75にスイッチングするとか、自分流のTAAを実行中です。

投資は自己判断、自己責任でお願いします!

結論はいいのですが

結論に異論はありませんが、株式の評価に配当が入っていない、分散投資の際に違うインデックスが使われている等、統計としてどうかと思います。かなり株式が過小評価されていると思います。

はじめまして。
投資を始める際に自分は何を求めているのかを確認しなければなりません。
困難と知りつつも短時間での利益の極大化を求めるのか、時間をかけてもいいから着実な資産の増加を求めるのかと言うことです。
利益を出すという点においては共通かもしれませんが、その方法、過程、もちろん投資対象や銘柄選びもまったく違ってきます。
こちらのブログにお越しの皆様は時間をかけて着実な資産の増加をお考えのようですので、目先の資産の増減を気にしてはいけないのです。
ちなみに時間をかける投資スタイルの方の目先とは3年以内(と私は思う)です。
10年に一度以上暴落は起きています。従って長期のバイアンドホールド型(リバランスや銘柄入れ替えをきちんとしても)は1~2年単位でのマイナスパフォーマンスは避けることはできません。
この時にあわてないことが肝心で(市場はオーバーシュートする)そのため投資に必要な優先順位が、メンタル→マネーマネジメント→メソッドになっています。
なお、レバレッジとシステム運用の影響でオーバーシュートは以前より大きくなっているのは事実です。

リスクは相関係数だけでは分からないのでは?

今回は日本債券を組み入れていた人は比較的パフォーマンスが高かったと思います。
そう言う意味では4資産分散で、ある程度効果はあったと思います。
ただ、もう一つの分散投資の理由は、国によってカントリーリスクの性質が大きく異なる点がある為、その影響を出来るだけ小さくする事もあると考えています。
例えば、日本の代表的なカントリーリスクは大震災リスク、火山現象リスクなどが有ります。
これらのリスクはテロとは比べ物にならないほど遥かに巨大なリスクです。
何故ならば、これが起きると日本株のみならず自分の生活レベルまでもが大きく脅かされるからです。
しかし、国際分散投資でこれを小さくする事が可能です。
これが起これば円相場は暴落の可能性があるからです。

今回のシステマティックリスクの大きさは1923年の関東大震災クラスの地震が起きない前提であれば、恐らく一生に1、2回程度ではないかな?って思います。

と言う訳で「最近はアセットクラス間の相関が高まったので分散効果がなくなった」と言うので有れば、やはりリスクをもっと研究して欲しいと思います。
カントリーリスクなどは単純にアセットクラスの相関係数だけで片付く問題では無い筈です。

つい数年前、株が下げたら債券が騰がり、ドルとユーロはシーソーゲーム・・・と雑誌で読みかじり、株と債券を同比率に、米国と欧州・新興国とに分散させるというポ-トフォリオを組んできました。
今回はそんな教科書どおりの手法もまったく通用せず、全てがペチャンコになりました。ただいま、新築の家一件分の含み損・・・・
それでも、配分に偏りがあつたら、今よりもっと悲惨なことになっていたかと思います。
10年で資産を倍に・・・という目論見が、このPFで正しいかどうか、投資してすでに四年ですのであと6年で答えがでるわけです。
そのとき、どんな結果になっていようと、「良い勉強になった」と
言える自分でいたいです。
個人的にはこの大惨事ですので、せめてそのときまでにプラスマイナスゼロの結果なら有難いと思うくらい、弱気です。
長期投資の欠点は、暴落時に、メンタルまで暴落!?することですね。
今回は市場の混乱予測は明確だったわけですから、事前に総手仕舞いして、今 全力買いしている人のメンタルは至極健康のままではないかなと思います。
少々 愚痴っぽくてごめんなさい。

質問させてください。
インデックスファンドTSPを購入されてますが、コストを安くするのであれば、TOPIX連動型上場投資信託の方がいいと思うのですが、どうしてTSPを選ばれてるのでしょうか?
これからインデックス投資を始めようと思っているので、よろしくお願いいたします。 

はじめまして。Kenと申します。いつも記事・コメントともに「勉強になるな」と思って読ませていただいています。

「一銘柄のみを保有しているよりも値動きがマイルドだったら、値上がり・値下がりにかかわらず、それが分散効果だと思われます。」

という件に私はとても共感します。分散効果の説明はそれで十分な気がしますね。

メディアでは、少し崩れると「もうすべてだめだ」と書いてしまう傾向が強いのではないでしょうか。

しかし一方で、10年単位で見ていくと分散投資に効果がある、というのは嬉しい報告です。

これからも大局を見失わず、地道に投資を続けていきたいですね(^^)。

ちょっと極端では。。。

> 仮に、本当に相関が高まったとしても、相関係数がキレイに1でない限り、分散効果がないということはないと思います。

これは極端なご意見ですね。
トヨタの株とホンダの株との相関係数はキレイに1ではないと思います。したがってリスクは低下しますが、一般的にはこのようなケースを分散投資とは言わないですね。

分散投資が注目される由縁は、リスクをコントロールしながらリターンを極大化するところにあると思っています。しかし、平均的な「リターン」「リスク」「相関係数」で算出されるが故に時間の概念が無く、長期保有すればそのうちに回復するとしか言いようがない所が弱点です。分散投資を信じて、去年の夏に大金を投じた場合は相当な損失が発生しているはずです。むしろ現金で持っておいて、今頃から少しずつ投資し始める方が良かったのでしょうね。分散投資といえどもタイミングは重要です。3年後の推定リターンの範囲、10年後の推定リターンの範囲、30年後の推定リターンの範囲などが計算できれば良いのでしょうが。。。

> アセットクラスの相関が高まったかどうかは、1~2年程度で結論付けられるものではないと考えます。ましてや、1~2か月の値動きを見て相関が高まったと結論付けるのは性急すぎると思います。

ダイワ・ファンド・コンサルティングに、2001年12月から2008年3月の分散効果についてのレポートがあります。これによると、2004年央以降分散効果は減少し続けているとのことです。ご参考まで。http://www.daiwa-fc.co.jp/report/NL0809-4.pdf

現状は分散投資する価値はほとんど無く、短期売買するか、現金保有が一番と思っています。

Sean.

リスクヘッジと分散はイコールではないと思います

経済のグローバル化とともに日本株と外国株の相関係数が
高くなってきたというのはもっともらしいですね。
日本株/債券と為替はどうでしょう?
最近の傾向として日本株安⇔円高の相関があるようです。
とすると日本株安⇔海外債券の相関もでてきますね。
これから数年どうなるかはわかりませんが。

あと、リスクヘッジですが、これは、そもそも買いオンリーであれば、
どこかで大震災がおこることのヘッジにはならないと思います。
そのときの大打撃を少し弱める程度でしょうか。
今回はプットオプションを買うでもしていなければ
真のヘッジにはならないでしょう。

外貨建てMMF

こんばわ
私は債券だけ分散を迷ったあげくドル・ユーロ・オーストラリアドルの
MMFに分散しています。直近の円高で その数字通りなるのかどうか?
よくわかりませんw ただ、長い目で見れば円安となる方向での投資で
円だけでなく通貨も分散させる意味で持っていますが、
日本人が先進国の債券を持つと為替リスクやコストから数字に近い
リターンになってるのか・・・と思うことあります。

先のことは誰にもわからないからリスク許容度の範囲内で極力分散投資
というが今のスタンスではあります。

>サラリーマンの蓄財日記の管理人さんへ

ちょうどサラリーマンの蓄財日記の管理人さんの疑問にドンズバで答えている囲み記事(イボットソン・アソシエイツ・ジャパン小松原氏)が、この新聞記事には並びで掲載されています。ご興味があれば見てみるのもいいかもしれません。


>としちゃんさんへ

僕もゲームオーバーにならないよう、こつこついきます(^^)


>Werder Bremenさんへ

株式⇔債券の乗り換えがいつもうまくいくといいのですが、TAAファンドの状況などを見ていると、プロでもなかなか苦戦されているようです。
うまくいかれることをお祈りしております。


>kackyさんへ

何故違う日本株インデックスを使うのか、そこは僕も疑問です。
なんなんでしょうね?


>江戸の隠居さんへ

僕もメンタルは重要だと思います。
長期投資を志向するなら、相場暴落時にもどーんと構えていたいものですね。
なかなか難しいですが(^^ゞ


>タカちゃんさんへ

「地震リスク」はタカちゃんさんの持論ですね。
先日の交流会でも勉強させていただきました。


>泣き豚さんへ

投資は自己責任ですので、僕もどんな結果になっていようと、「良い勉強になった」と言える自分でいたいです。


>りささんへ

ひとことで説明するのが難しいのですが、インデックスファンドTSPはETFへのリレー投資用に使っているだけで、適宜更に低コストのETFに乗り換えています。
ETFで先進国に国際分散投資するためには、IVV等(米国)+EFA(米国以外の先進国。含む日本)か、1306(日本)+TOK(日本以外の先進国)を組み合わせるのが簡単な方法ですが、僕はIVV+EFAで運用しているので、日本株のみの1306があると邪魔になってしまうのです。

なお、後から記事を読むかたのため、記事内容に関係のあるコメントをお願いしております。
次回からご協力お願いしますね(^^)


>田舎のKenさんへ

ありがとうございます。
僕も地道にいきたいと思います。


>Sean.さんへ

>>現状は分散投資する価値はほとんど無く、短期売買するか、現金保有が一番

それもひとつの戦略だと思います。
がんばってください(^^)b


>TOMさんへ

ヘッジするとは誰も書いていないような気が…。


>龍王さんへ

>>先のことは誰にもわからないからリスク許容度の範囲内で極力分散投資

まっとうなお考えだと思います(^^)

リバランスの罠

はじめまして。

ご紹介の日経記事を読みました。
私が注目したのは、水瀬さんがご紹介されていたグラフの上に載っていた、グラフAとその説明です。
「1929年の大恐慌後、S&P500指数が1929年のピークを回復するのに15年かかったのに対し、株式(S&P500)と債券(利息と価格変動の総合指数)への分散投資では6年強で回復している。」とあります。
現在の状況が大恐慌時と比較すべきものかどうかは別として、少なくとも「大恐慌時も株と債券の分散の有効性は失われなかった」点について、私は勇気づけられました。

でも、気になった点があります。グラフAにあった分散効果の数字は、それぞれのアセットの「毎年」の騰落率を元に計算されているのでしょうから、同じ結果を得るためには、毎年地道にリバランスをしなければなりません。そうだとすると、最近のように価格の触れ幅が大きいと、地道なインデックス投資においてさえも、リバランスの「タイミング」によって、運用成績に大きく差が出るような気がしています。

私の場合、これまで債権と株式を半々との方針で地道に「インデックス投資」を続けてきたつもりですが、ここ数週間で歪んでしまったアセット比率をリバランスするために、どのタイミングで資金を移動すべきかなどと考えると、結局「タイミング」を考える罠にハマリそうな気分です。
タイミングなどは考えずに、とのポリシーでここまでは来れたのですが、悩みをかかえてしまいました。

水瀬さんは、リバランスのタイミングとその影響についてどのようにお考えですか。

ヘッジと分散投資の関係

損益変動をマイルドにするという分散投資の目的は、
資産を守りつつも増やしたいというこの矛盾した欲求じゃないでしょうか?
リスク管理という目線から、分散投資、現金比率、ヘッジ
とくるのは、ヘッジにより損益がマイルドになることを考えれば自然な流れだと思います。
ましてや地震とくれば(笑)
主題の本流ではないようなのでこれ以上はやめます。

分散効果は有効

 こんにちは。記事ですが私も読みました。簡潔ですが
 私見を述べさせせていただきます。

 資産運用はあくまで割高と思われるアセットを売りその時点
 で割安にあると思われる資産を購入し、適正価格までその
 アセットを保有。そしてそのアセットが割高と思われる状況まで
 保有して割高傾向になり売却という循環の繰り返しだと
 思います。

 もし資産分散が否定されるのならば一つのアセットに資産を
 集中させる結果となります。こうした資産集中の運用が
 リスクを大きくさせ、今回のような暴落相場において、
 株式という一つの資産に集中させておいた場合どんな結末
 になっただろうかと考えると、依然、短期金融商品、株式ファンド
 債券ファンド、そして金などの異なるアセットに分散して運用を
 継続するのが大事だと痛感してますし今後もその方向性を変更する
 つもりはありません。

 まずは冷静になりあらためて資産分散で臨んでいきたいですね。

TOMさんへ

>資産を守りつつも増やしたいというこの矛盾した欲求じゃないでしょうか?

でも、数学的には正しいことが確認されているんですよ。現実の将来が理屈どおりに振舞ってくれるかどうかはともかく。
具体的な説明のために株式と債券だけに絞った場合だと、十分に相関が低ければ株式と債券をある一定の割合で保有することで債券100%の場合よりリターンが大きくなりリスクは小さくなることが。
リスクとリターンは単純な比例関係ではなく、組み合わせ方によってリターンとリスクの比をある程度はコントロールすることが可能だというのが分散投資の肝です。

とはいってもリスクをゼロにできるわけではないし、将来のリターンやリスクや相関係数などは推定に過ぎないので、その点は割り引かなきゃいけませんけどね。

>Wuさん

個人的には、儲けるためにリバランスするというより、取っているリスクが変わってしまったからリバランスするという感覚です。
よって、タイミングはアロケーションがズレてきたなと感じた時です。

あとは、年に1~2回、ボーナスで臨時投資する時にリバランスを多少意識するくらいです。
けっこう適当ですね(^^ゞ


>九州FPさん

仰るとおりだと思います。
分散投資を否定してみても、じゃあ集中投資するのか?と言われればしない人も多いのではないでしょうか。


>アルビレオ師匠

いつもながら、フォローありがとうございます(^^)

アルビレオさんへ

言葉足らずで誤解を受けているようですので。
そんなことは、ここの読者でなくとも誰でもわかっていますよ(笑)
相関係数を共分散マトリクスにいれると、ポートフォリオ全体の標準偏差が単一アセットクラスと比して小さくなり、リターン/リスク比もあがる。アセットクラスのリバランスにより同じリスクでもよりリターンを追及できる効率的フロンティアの話も。これらのアセット分散に加え、ドルコスト平均法で時間分散する話も。ちなみに分散投資の肝はこの2つですね。
すべてわかった上での意見です(笑)。
リスクとは、一定期間に原資産が変動した際にポートフォリオが被る最大損失である。(Varue at Risk)
リスクコントロールもヘッジも言葉が違うだけで、目的は標準偏差(VaR)を小さくすることと効率的フロンティアを追求すること。
であれば、アセット分散、時間分散以外に、リスクコントロールの方法と、本質的にリスクヘッジをする方法がありますね、というのが私の意見。アセット分散の相関が強くなっているのではないかという話はおいておいて、リスクコントロールの範疇としては、アセット分散、時間分散しながらただひたすら買うということ以外にもやり方がありますね、ということをいいたかったのです。関東大震災のヘッジが他の国への投資でできかすか?すみませんが、紙面の都合上、また、管理人さんにご迷惑かもしれませんので、本当にこれまでにします。

Wuさんへ:リバランスのご参考

日経新聞に掲載されていた趣旨と酷似した資料を某証券会社から少し前にもらいました。その資料ではリバランスせず持ち続けた場合となっていました。日経のケースが4資産に対しその資料は10資産なのですが、論旨は全く同じですので、参考までお知らせします。

また他の証券会社のファンドラップの説明では、「ポートフォリオに5%の差違が出たらリバランスする」と言ってました。「値上がりしているものを売って、値下がりしているものを買うと、パフォーマンスが低下するのでは?」との質問に対し、「その状態はリスクが高まった状態なので調整するようにしている。パフォーマンスを上げることよりも、リスクをコントロールすることを重点にしている」との回答でした。サブプライム問題が顕在化する前の時点でしたので、何となく納得していたのですが。。。今回のような1年以上の大幅なパフォーマンス悪化場面で、債券を売って株を買うリバランスを繰り返したら、益々リスクを増やす方向に行きますね。大きなトレンドを把握することは大事だと思います。

Sean.

円収入だと特に分散投資に不利?

タイトルのキーになるのは為替、そして外債です。

株式がどこの国も似たような値動きになるのはマネーがいとも簡単に国境を越えるこの時代だからもう仕方ない。どこの国にいたって株式の分散投資での分散効果はもう薄い。集中投資よりマシってレベル。

外債はちょっと事情が違う。ご存知円キャリートレードの活発化や巻き戻しの動きは世界株式に連動しちゃってるので、円を元手にして外債投資しても
「円安=為替差益=株高」or「円高=為替差損=株安」に運用結果が二分されてしまう。これは分散投資やる上で明らかなマイナスだ。

対してドルを元手にしたユーロ等の現物債権、ユーロを元手にしたドル等の現物債権という視点に変えてみると世界株式との相関係数はそれなりに低そうだ。(ちゃんと調べてません。誰かよろしかったら最近の相関係数調べて下さい。おおいに興味あります)

ちなみにFXでの外貨⇔外貨間取引で擬似的にできそうな気もするが、スワップが安定せず下手すりゃ長期にわたるマイナススワップもありえるので×。
あくまで現物債権による実体金利がベースになる。

結論としては円をはじめとするキャリー通貨にされがちな通貨が収入源での分散投資はかなり不利で当面キャリー通貨になりそうにない通貨が収入源になるよう仕事そのものを変えていくのが分散投資の第一歩なのでは?という考えを最近持つようになった。欲を言えば収入源の通貨もドルとユーロ、みたいに分散されてるとなお良い。可能なのかそんなことw

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