ETF売買代金3倍に 昨年の世界市場 株から資金流入

水瀬ケンイチ

2008年は、世界中でよくETFが売買された年だったようです。

【日経新聞 2008/1/7朝刊より引用】
ETF売買代金3倍に 昨年の世界市場 株から資金流入

 世界の主要市場で上場投資信託(ETF)の売買代金が急増している。2008年の売買代金は前年比3倍程度のペースで伸び、過去最高になったもようだ。金融危機に伴う市場混乱を背景に、個別銘柄に投資するリスクを避け、市場全体の値動きに連動する「分かりやすさ」が人気につながっているようだ。
 (中略)
 取引が急増したのが米リーマン・ブラザーズの破綻を機に金融危機が深まった9、10月。それぞれ前年同月比5~6倍の規模となる1兆ドルの売買があった。投資家は株式から資金を引き揚げ、取引の厚みがあってリスクの分散効果が働くETFに資金を振り向けた。米国市場などで一時、金融株の空売りが禁止された影響で、代わりにETFを使った損失回避の取引が膨らんだ面もある。
【引用おわり】

昨年10月に、米国でETF取引が過去最高を記録しましたが、これは世界的な傾向だったようです。
(関連記事)
2008/11/17 米国で10月のETF取引高が過去最高。大丈夫か?

引用記事にある、空売り禁止の代わりのETFを使った損失回避取引というのは、なんなのでしょう。


ショートやウルトラショートといったETFのことかもしれません。
いろいろな国のいろいろなアセットクラスを、売ったり買ったりしたりしてたんでしょうね。
米国市場には、様々なラインナップのETFがひしめいていますから、機動的な運用を望む投資家は、自由自在な取引が可能だったことでしょう。
(結果的に儲かったかどうかは別として)

翻って、日本の市場ですが、ETFは相変わらず国内株式偏重の貧弱なラインナップしかありません。一時の上場ラッシュも、金融危機の影響か、今ではすっかり鳴りを潜めてしまっています。
国内市場上場ETFの拡充を、首を長くして待っています。

まあ、それまで指をくわえて見ているいるわけにはいきませんので、ネット証券経由の海外ETFでしっかりと運用は続けたいと思います。
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Posted by水瀬ケンイチ