ソニー銀行はインデックス投資には向かない

水瀬ケンイチ

僕は昔からソニー銀行口座保有者です。

しかし、ここへ来て、ソニー銀行はインデックス投資には向かない金融機関だと思うに至りました。そして、口座を閉じることを決めました。
それは何故か?

それは、この銀行はファンドの販売手数料の呪縛から逃れられないと判断したからです。



僕は、「Be Fair」(フェアであること)を掲げる設立の趣旨に共感してソニー銀行に口座を開設しました。
ぼくたちは、銀行を作った。―ソニー銀行インサイド・ストーリー」(十時裕樹著)にも感銘を受けたものです。
インデックスファンドの途中償還や取り扱い廃止が横行していた当時にしては、ソニー銀行は珍しく良いインデックスファンドを取り揃えていました。(当時のファンドをとりまく状況はこちらの記事参照)
もしかしたら、資産運用を任せられるネット銀行になるかと期待を寄せていました。

しかしながら、どのファンドも販売手数料が高く、ノーロードのインデックスファンドを求めている自分には、なかなか合わないなあと思っていました。
それでも、「Be Fair」(フェアであること)を掲げているソニー銀行なので、いつかは他のネット証券並み、あるいは米国証券並みにノーロードのインデックスファンドを取り揃えてくれるかもしれないと淡い期待を抱いていました。
しかし、新規発売されるファンドは販売手数料をガッツリ取るものばかり。
バークレイズと提携して作ったソニー銀行オリジナルのインデックスファンドシリーズも、あえなく途中償還されました。

そして、この度、STAMシリーズの「STAM 新興国株式インデックス・オープン」「STAM 新興国債券インデックス・オープン」を取り扱うとのニュースリリースを見て目を疑いました。
主要なネット証券で既にノーロードで提供している両ファンドから、なんと販売手数料を取るというのです。
ずいぶん後発にかかわらず、恥ずかしげもなく販売手数料を設定をするこの銀行は、もはやファンドの販売手数料の呪縛からは逃れられないんだなあと思いました。

ソニー銀行の名誉のためにフォローもしておくと、外貨預金や住宅ローンなどについては、他の金融機関よりも利用者に比較的有利な条件に設定されており、フェアであると思います。でも、それはインデックス投資家には当てはまらなかったということでしょう。

ずーっと待っていましたが、そろそろ口座を閉じようと思います。
バイバイ、ソニー銀行さん。


P.S
同じネット銀行でも、イーバンク銀行ジャパンネット銀行のSTAMシリーズはノーロードです(品揃えは違いますが)。
どうしてもネット銀行でインデックス投資をしたい方は、こちらのほうがまだおすすめです。
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Posted by水瀬ケンイチ